冬期講習に行かない

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6年生の冬休みは講習とその宿題、と復習、で終わってしまうかもしれません。

しかし、時間を作った方が良い場合があります。(つまり、それは塾に行かないということ。)
1 十分に受験校の過去問が終わっていない
2 素点と見込み点にまだ大きく乖離がある
3 どうしても、不安な分野がある(本人がこの分野はわからないと言っている)

これは、塾の講習で直せない。個人個人の課題になっているのです。

1 これは塾がいかん部分もあります。なかなか過去問をさせない。「今やってもできない」「自信を失うだけ」みたいな言葉が先行するが、実際に遅れてしまっている。(塾はなるべく全員を同じカリキュラムで動かしたいだけなのです。)だから全部終わらない。そういうと「終わらなくても大丈夫。それよりは塾の勉強をしてください。」って、「出ない問題」をやらされているのです。
もう、そういう状態とはオサラバしてください。まず、過去問をしっかりやる。

2 過去問をやったはいいが、素点と見込み点の乖離が大きい。(素点は最初の点数。見込み点は答えを見ずにやり直してとれる点数)。特に算数で、この乖離が大きい子は、失敗する可能性が高い。算数で点数をとれないと、中学受験はなかなか苦しいのです。だから、今の力で確実に点数を取ることを工夫してください。これは、実際に過去問をやる中で、できてくることなのです。ただ、その意識がないと身につかない。だから、過去問をやるときに素点と見込み点をつけ、正答率も出して、と、意識をさせる。式を書く、計算を書く、それを見直す、問題文を読み直す、そういうことをチェックしましょう。

3 ここへきて、「いやな分野」が残っている子がいます。例えば、電気がわからない。政治経済ができない。
そういう意識を持っているだけで、試験に対して消極的になります。だから、ここで一気に解消しておくべきです。まとめて時間をとって「これでわかった」というところまでは、勉強しましょう。塾でやってくれるとは限りません。できることをやったって意味がない。今は課題を克服しないといけない。だから、個々の対応がいる時期なんです。

風邪やインフルエンザに気をつけて、納得のいく冬休みにしてください。


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