元旦に子どもにかけてほしい言葉

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以前、私は塾で元旦模試をやっていました。12月31日に受験票を渡し、1月1日に模擬試験。その晩に採点して順位を出し、1月2日に合格発表。発表はすべて受験番号を使い、補欠まで決めて。

なぜ、ここまでやろうとしたのか、といえば、結果を恐れないためです。

受験番号で自分が合格しているかどうかを見るのはどきどきします。子どもたちの様子を見ていると

「やったー」と叫ぶ子。
静かに喜びをかみしめる子。
落ちた子は、「何もなかったかのように」自分の机に向かう子。

まあ、いろいろです。

でも結局、その試験がうまくいったかどうか、だけの話であって、それ以外は試験前と何も違いがないのです。

ここに気がついて欲しかった。合格しようと、残念だろうと、本人には変わりがないのです。

だから、結果を恐れない。残りの時間でしっかり準備する、そのことに集中する。

入試では自分の力を出し切ることが大事です。ない袖はふれない。ただ自分の力を出し切れないのはもったいない。だからそのために結果を怖れさせてはいけません。

本当は、試験を楽しむぐらいになってくれれば、いいのですが、なかなかそうはいかない。

でも少なくとも試験が怖くないように、力を出し切れるように、話してあげてください。

お父さん、お母さんはあなたがどの学校に行ってもうれしい。この後もしっかり応援してあげるからね

このことだけは子どもたちに伝えておいてください。

これは元旦がいい。1年の最初の日だから。

結局のところ、自分が「やりきった」と思える受験が、最高の受験だと私は思います。

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