進学校の説明会を聞いていると、成績管理の方法だったり、進学特別クラスの設置だったり、文系、理系の早期のクラス分け、だったり、という話をたくさん聞かされます。
あたかも学塾の説明を聞いているような印象を持つことが多いのですが、やはり大学受験に向けて「きっちり管理をします」というようなスタイルが保護者に受けがいい、と思われているようで、説明会でもそういう話が多くなっているのでしょう。
しかしながら・・・。
子どもたちが本気でこの方向に進もう、としたときのエネルギーは管理されているときのそれよりも数段大きい。ロケットをやる、遺伝子をやる、そういうことが決まってこの大学のこの学部に行くんだ、みたいな気持ちになった子どもたちは、それなりにしっかりと準備を進めるし、実際に体力もあるからかなり短期間に力をつけます。
逆に管理されていても、「いやいや」やっているような子どもたちはなかなか成績は上がらないものです。
では、そういう将来に対するモチベーションはどうやって作られていくのだろうか、といえば、やはりいろいろなことをやっているうちに思いつく、というのが一番多いパターンです。
文化祭でそういうテーマを扱った、という子もいれば、授業のレポートを書いているうちにその方面に興味を持った、という子もいる。
大学受験に向けて知識中心の授業よりも実験をやったり、制作物に力を入れたりしている方が、多くのことをやる機会が増える分、モチベーションも上がりやすい。
どうも最近の傾向を見ていると、後先が逆のような気がしてならないのです。
まずは子どもたちにいろいろなことをさせる機会を作る学校、というのが今の時代、良い教育をやる学校の典型ではなかろうかと思えるのですが。
=============================================================
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
朝型への挑戦
==============================================================
今日の慶應義塾進学情報
理科出題の視点
==============================================================
==============================================================
==============================================================
==============================================================