受験勉強をやるからには、これだけやればまあ、大丈夫だろうというような学習量があるように錯覚してしまいがちです。
ところがそんなものは実は存在しない。
例えばある子が算数の問題を1000題解いた、としましょうか。
それでもその子は合格しない場合もあるでしょう。一方で500題も解かないのに、なぜかもうできるようになっている子がいたりするのです。
ポイントは、その子の能力開発に十分な学習量であればいいという点です。一生懸命やっても終わらないという量は、十分な学習量ではなく、むしろ弊害の多い量といえるでしょう。
終わらせることに目がいけば、ひとつひとつの理解は十分でないので、当然結果は出ません。
一生懸命やって、よくわかると子どもが自信を持てる量
というのを考えていく必要があります。
それをどう決めていくか、によって無駄な時間がなくなるわけですが、案外無駄なことをやっている時間が長かったりするものです。
勉強はあくまで中身で勝負すべきであって、時間が長ければ良いとか、問題数が多いから良い、というわけではないのです。
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