毎月模擬試験の結果を見ていると、この通りに入試の結果が出そうな感じになってくるかもしれません。
しかし、やはり番狂わせ、というのは起こるものなのです。
つまり合格確実圏に全然届いていなかった子が合格し、合格圏にいた子が残念な結果になる場合。
これが起こりやすい一番のケースは問題がやさしくなったときです。
もともと、入試の日にはそれぞれの子どもたちがそれなりに準備を整えてきているわけだから、僅差の状態になっている。
そこへきて問題がいつもよりやさしい、ということになると「やさしい問題を間違えない」ことが合格の決め手になる。しかし、そういう状況になるとプレッシャーがかかるのはむしろできる子どもたちのようなのです。
彼らは今まで手応えのある問題も解けているわけだから、「これならみんなが解けるかもしれない」と思う可能性が高い。
一方手応えのある問題ができない、という経験が多かった子どもたちは「これなら何とかなる」という気になる。ここに微妙な心理的な違いが出てくる。まだ12歳、その状況を冷静に乗り越えられるかどうかはわからない。
結果として番狂わせは起きるのです。
手応えのない問題が出たら、さらに心して注意深く解いていくことが必要なのです。正答率がこういうところで物を言う、と言っても良いかもしれません。
受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
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