作業する力

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例えば場合の数で、「よし、全部書き出そう」とする子はかなりいたのですが、最近はそうでもなくなっているのだそうです。

やればいいじゃない?と言ってもそううまくはいかない。え、どうやるの?

つまり表を書いたり、図にしてみたり、ということがうまくできないらしい。

どうしてできないのだろうか? と考えてみると、実際にそういう経験が少ないことが多いようなのです。

学習をしていく過程で、例えば塾の場合は解き方を教えるから、早く、効率的に解ける方法ばかりを知っていることになる。そんな泥臭い作業は、非効率的だ、ということになって、あまりやらされない。

結果として経験することが少なくなって、やろうとしてもできない、ということになっている可能性があります。

そういえば、以前、ある塾の先生が「黒板に問題を書いて写させるなんて非効率だ」と言っていたことがありました。

でも、写さなければどうやってノートをとるか、図を描くか、練習できない。真似もできないわけです。問題を写せば、それはやらないといけない。プリントになっていないからこそ、できることでもあるのです。

効率を追い求めるばかりに、実は作業する力が身についていない可能性はあるわけで、そこはちょっとやり方を考えてみないといけないのではないでしょうか。

そういえば2015年の問題で、結構書き出す問題が出ていたのでは、そういう理由からなのかもしれない、と思いました。

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