視点の転換

多くの塾では毎月、組み分けテストが行われています。

しかし、もうそろそろその順位や偏差値から目線を変える必要があります。

むしろ考えないといけないのは、同じ志望校を目指す受験生との競争です。もちろん、同じ教室にもいるかもしれないが、実はその教室だけの話ではなくて、あちらこちらの塾の、いろいろな教室に同じ志望校を受験する子どもたちがいて、準備をしている。

したがって、そういう競争の中で、入試で良い成績をとるにはどうすればいいか、を考えていかなければなりません。

教室内偏差値や順位、クラスを気にかけるよりも、志望校にはどういう問題が出て、それができるために何をするか、ということに集中するべきです。

やらなければいけない勉強を端的に言えば

「良く出て、できないところ」

になりますから、それを見つけてつぶしていく。それは塾でやらなくとも、自分の机の上で問題集やテキストを使ってもできることですし、あるいは過去問をやりこむことで解決していく場合もあるでしょう。

つまり勉強が、もっと個の部分に寄らないといけない時期です。

中学入試はすべて独自入試ですから、入試傾向も違うし、もとより子どもたちができないところは個々にあるわけで、そのテーマ一つ一つを解決していくことに今後は力をいれていくべきでしょう。

この授業は受けなくてもいいな、と思ったら、それはその通り実行した方が良いと思います。




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自分で読んで理解する

今まで授業で先生に教えてもらう、というスタイルで子どもたちは勉強を進めてきました。

しかし、6年生の後半は本や解説を読んで理解することを中心に据えなければいけなくなるでしょう。

それぞれが受験する学校が違うので、例えば過去問を勉強すれば当然、解説を読んでできなかった問題を復習しなければいけない。

あるいは自分が不得意だと思う範囲は、もう一度テキストを読み直したり、参考書を読んだりすることになるでしょう。

つまり、自分で読んで勉強することが多くなるのです。

塾の授業が不要である、という話ではありません。もちろん、授業は効率的なのです。必要なもの、大事なものをピックアップして整理して、ポイントを説明してくれる。

しかし入試は文章で出されるのです。

文章に書かれていることを理解し、そこから情報を読み取って、自分の知っていること、考えていることを合わせて問題に答えていくわけですが、そのもとになるのは自分で読むということであって、その力が不足していると自分で勉強することもうまくいかなくなるのです。

集合授業や動画、個別指導などいろいろな指導の形態がありますが、やはりここに来て一番大事なのは自分で読んで勉強する、ということなのです。

だからわからない問題も、解説を読んで理解できるようにならないといけない。

忘れてしまった範囲は、もう一度テキストを読み直していかないといけない。

そういう勉強の仕方をしてください。そこから逃げ出してはいけない。

「だって、できないから」といって個別指導を頼んでも、その力はつかないのです。だって練習していないのだから。

時間がかかるのであれば、かければいいのです。良くわからなければ、複数のテキストや参考書をあたればいいのです。それをしなければ、なかなか力はつきません。



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中和に関する問題

2020年海城中学の問題です。

次の文章を読んで、各問いに答えなさい。

  塩酸と水酸化ナトリウム水溶液を用いて、次の実験をしました。
【実験】
 ある濃さの塩酸(A)と、別の濃さの水酸化ナトリウム水溶液(B)を合計で100gになるように、下の①~⑪の組み合わせで水溶液を混合した。よくかき混ぜたあと、混合溶液を加熱して、水分をすべて蒸発させた。その後、残った固体(C)の重さをはかって、表にまとめた。

問1 塩酸とは水に何という物質が溶けている水溶液ですか。その物質の名称を答えなさい。

問2 次の(1)~(6)にあげる水溶液の性質のうち、塩酸のみに当てはまるものは「ア」、水酸化ナトリウム水溶液のみに当てはまるものは「イ」、両方に当てはまるものは「ウ」、どちらにも当てはまらないものは「エ」で答えなさい。
(1)青色リトマス試験紙につけると、赤色に変化する。
(2)加熱して水を完全に蒸発させたときに、固体が残る。
(3)マグネシウムを加えたときに、気体が発生する。
(4)アルミニウムを加えたときに、気体が発生する。
(5)銅を加えたときに、気体が発生する。
(6)石灰石を加えたときに、気体が発生する。

問3 実験で用いた水酸化ナトリウム水溶液(B)の濃さは何%ですか。必要であれば四捨五入して小数第1位まで答えなさい。
問4 次の(1)~(4)に答えなさい。
(1)実験番号②のときに、残った固体は何ですか。
(2)実験番号⑩のときに、残った固体は何ですか。
(3)間1で答えた物質が完全に中和されずに残っている実験番号を①~⑪からすべて選びなさい。
(4)(3)で選んだ実験番号の混合水溶液にBTB溶液を加えたとしたら、何色になりますか。
問5 実験で用いたものと同じ濃さの塩酸(A)と水酸化ナトリウム水溶液(B)を、ちょうど中和させて、中性の水溶液をつくろうと思います。実験と同じように合計で100gになるようにするとき、塩酸(A)を何g用いればよいですか。必要であれば四捨五入して整数で答えなさい。

【解説と解答】

問1 塩酸は塩化水素が溶けています。
(答え) 塩化水素
問2 (1)は酸性ですからア。(2)は固体が残るのでイ。(3)は塩酸だけなのでア (4)は両方なのでウ (5)銅は両方とも反応しません。(6)は塩酸だけなのでア
(答え)(1)ア(2)イ(3)ア(4)ウ(5)エ(6)ア
問3 100gの水酸化ナトリウム水溶液に4.8gの水酸化ナトリウムが溶けているので4.8%。
(答え) 4.8
問4 B10gですから0.48gの水酸化ナトリウムが食塩0.72gに変わっているが、50gを超えたとことで変化率が変わりそれ以降0.22gずつ増えています。
②は食塩が残っているので、塩化ナトリウム。⑩は食塩と水酸化ナトリウムが残っています。塩化水素が残っているのは①~⑥までで、酸性になるので、BTBは黄色。
(答え)(1)塩化ナトリウム(2)塩化ナトリウムと水酸化ナトリウム(3)①,②,③,④,⑤,⑥ (4)黄
問5 ①から⑥まではCは0.72gずつ増えていますが、⑦から⑪は0.22gずつ増えています。
⑥から⑦で0.32g増えたので、0.32-0.22=0.1g 0.1÷(0.072-0.022)=2からBが52g、Aが48gのときに中和しました。
(答え)48




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