子どもの個性に合わせた受験準備を考える

日本は昔から言われるように「ムラ社会」なので、同調圧力が強い。だから、みんなと比較して同じことをやる方が無難だという意識になりやすいのです。

子どもたちもみんな同じような受験準備をする傾向にあります。コロナ禍であっても「塾に行かなければ」と思っているご家庭が多かったでしょう。

しかし、今の塾は基本的に競争の上に成り立っています。つまり子どもを勉強させる動機が「クラス分け」であり、「落ちたらいけない」という強迫観念を子どもに植え付けているところがある。

それをプラスにとらえて前向きに勉強する子もいるでしょう。それはそれで良いのです。

問題はそれに合わない子。もっとゆっくりならできるのに、とか。後からわかって、「これならできたのに」と思う子どもたちもいるでしょう。

すべての子どもたちが同じ受験準備で力をつけるわけはないのです。もっと成績が良くて当たり前なのに、今の学習法だから半分も力を出せていない子どもたちがいるとすれば、それは子どもの可能性を奪っているに他ならない。

もう一度、今のやり方が子どもに合っているのか、考えてみてください。

オンラインでも、オフラインでも、集合でも、個別でも、いろいろな選択肢が子どもたちの前にあるのだから、何が子どもに合うのかをしっかり考えてあげる必要があります。


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実力把握は公開模試で

フリーダムでもカリキュラムテストはあります。その月の学習内容をどのくらい理解したかは、しっかり把握する必要があるからです。

ただ、それは絶対評価で良いと思うのです。別に順位や偏差値で相対評価する必要はない。

ここまではわかっている、ここはまだ難しい、そういうことが分かっていればいい。

逆に範囲がなくなったときの実力テストは、自塾だけではだめです。ほかにもたくさんの受験生がいるわけだから、そういう中でどのくらいの力になるか測る必要はある。

だから公開模擬試験が便利なのです。最近は6年生の後半になると毎週模擬試験がどこかである、みたいな感じになるので、回数は申し分ありません。

それまでの間、組み分けに消耗されるのではなく、どのくらい理解できているかに注目して、最後は模擬試験で実力を測る、これで十分に入試対策はできるのです。

過度な負担を子どもたちに強いる必要はありません。


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第512回 合わない学習法で苦しむ必要はない

■ 最近、非常に早い学年から受験準備を始める子どもたちが増えてきました。これも受験加熱期の典型なのですが、しかし、小学生ですから、まだいろいろなことを器用にできるわけではない。

■ 例えば文章を読むのも、読みなれてから長いものを読むようにすると本を読むのが楽しくなる。しかし、難しいことが多くなると当然本を読むのは嫌いになる。

■ 子ども、子どもの成長によって、少しずつできることが変わってきます。だから本来はそれに合わせて受験勉強も組み立てた方が良い。ところが、最近はただ一律に早くしているだけなので、子どもの成長と合わない勉強の仕方を強いられている子どもたちが増えているのです。

■ さらに組分けでいろいろ競争させられるから、ダメージも増えてくる。

■ 本来、しかるべき時期にしかるべき内容を勉強させていけばもっと力をつけることができたはずの子どもたちが、ただ早くなった受験準備にやられてしまっているのはもったいない。

■ 学年が変わる時期です。

■ あと受験までの時間、今まで通りで良いのか、もう一度考えてみてください。合わない学習法で苦しむ必要はありません。


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