月別アーカイブ: 2022年9月

不得意分野は今のうちに手を打つ

ここまで来て、模擬試験のデータを見ている、どうしても上がらない科目がある場合があります。

それが算数であるかもしれないし、社会であるかもしれないが、他の科目に比べて明らかに悪い。

ただ、こういう子どもたちにはひとつ、大きな欠点があります。

それは「思い込み」。

自分は社会はできないと思い込んでしまう。算数が不得意だと思い込んでしまっているから、なかなか努力が続かない。

そういう場合は小さな目標を作ることです。

いろいろなことをやらせようと思っても、なかなかできないから、目標を小分けにします。

社会が嫌いでなかなか覚えられないのであれば、暗記テキストを細かく分けて、目標もまずは7割ぐらいから始める。そして少しずつできるようになったら、目標をあげていく。

算数がなかなか、という場合は、その中で何が不得意なのかを洗い出し、少なくとも基本的な問題だけはクリアできるようにする。

もはや全部が全部手を出すことはできないし、全部の問題を解決できないかもしれない。しかし、それは気にしない。入試までその準備を続けて、できるところまでやればいいのです。

ただ、決して諦めてはいけない。どうせ国語はできないから、と思ってしまうとできそうな問題まで棚に上げてしまう可能性がある。

実際には結構できる問題も多いのだから、「不得意だ」という意識だけはなるべくなくしてしまうと良いでしょう。

受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事
上の子の経験をあてにしてはいけない


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捨てるのではなく先にやるものを決める

良く捨て問、という言い方をします。

しかし、捨てる問題というのは、本当はない。捨てるかどうかを、実際に読んで判断しているわけで、結局のところで言えば、どの問題からさきにやるか?

ということになります。

ある程度解いたところで、もう一度見直す、という作業をする子もいますが、私はこれはあまり合理的ではないと思っています。

見直すのはその場がいい。

その場で一発で解くために、(もちろん間違えることもあるかもしれないが、一応、何回か見直して自分は正答だと確信できるところまで)慎重に進む。

そして、その問題とは決別して、次の問題に向かう。

その順番を決める、だけなのです。

試験時間はあるので、時間切れになれば、最終的にできなかった問題は「捨てた」ことになるかもしれません。

しかし、例えば大問で(1)~(3)まであったりすると、最初の(1)とか(2)とかは解ける場合が多い。ここまで当然捨てられない。

だから(1)から(2)に進み、(3)は難しそうだな、じゃ、他の問題をやろう、ということでなければなりません。

実際に解いていくうちに(3)もできてしまったりするわけだから、やる順番を決めるだけであって、最初から問題を捨ててはいけません。


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
目線を下げない


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模試の結果から次の策を打つ

模擬試験が帰ってきたところで、しっかり点検するのは答案です。合格可能性や偏差値は確かに気になるが、これはこの試験のデータを表しているだけなので、これから何を変えればいいのか、を考えるには、やはり答案をチェックする必要があります。

答案をチェックした段階で以下の項目を考えてみます。

□基本がわかっていない分野がないか。

□問題文をを読み飛ばしていないか。

□条件を勘違いしていないか。

□計算間違いをしていないか。

□捨て問に時間を費やしていないか。

それぞれの項目に該当するところがあったら、次に対策を考えていきます。

(1)基本がわかっていない分野がある。

早急に復習する必要がありますが、自分が受ける学校であまり出ないということになれば、それほど時間をかける必要はありません。塾はどうしてもいろいろな学校に対応する分、全部やらせる傾向にありますが、受験する学校で出ないと思われるところは思いきりカットしましょう。問題は出そうで「できない」ところです。そこだけはやはりしっかりまとめて復習する必要があります。その時間を確保してやり直すことが大事です。

(2)問題を読み飛ばした。

以下のルーティンを組み込む練習をします。
1 条件にしっかり下線を引くこと
2 それを使っているかどうかチェックすること
3 答えが出たと思ったら、もう一度問題を確認すること

急ぐから、これらのルーティンもぶっ飛ばすので、間違えることが圧倒的に多いのです。しかし、ひとつのルーティンは数秒しかかかりませんし、間違えて戻ることを考えたら、よほど時間の経済になります。

(3)条件を勘違いした

一番多いのは、自分が知っているパターン問題と勘違いすることです。算数の一行問題などは、割と形が決まっているので、「ああ、あれか」と思い込みやすい。しかし、良く問題を読んでみると若干条件や表現が違う場合があります。子どもは「できる!」と思ったときが一番間違いやすい。だから(2)のルーティンをしっかり実行することです。

(4)計算間違いをした

計算間違いもさることながら、式を書かないから起こることも多いのです。実際に式を書いていけば、防げるミスがたくさんあります。だからまず式を書くことです。例えば円周率をまとめる計算は式を書かなければなかなかうまくいきません。記述式の学校でなくとも式を書いて解く、というプロセスを必ず実行することです。その上で縦の計算をやったら、その場でもう一度見直すことを徹底します。日ごろから計算練習をしていると思いますが、このプロセスを実行せずに練習しても、ミスを防ぐ練習にはなりません。たくさんやるより「間違えない」ということを重視してください。

(5)捨て問に時間を使った

まだできる問題があったのに、難しい問題に手をつけて、とれる問題を落とした、という場合はこれはある意味仕方がありません。ただ、意地になって解くのはやめた方が良い。判断の基準はその1問にかけられる時間の半分程度です。
例えば50分の試験で8問でるとすれば1問は約6分。そのうち半分の3分で、先が見えなければ一度置く、ということは必要なことでしょう。まずは3分で片づけられる問題であるかどうかを見極める。上手に時計を見ることも大事です。この辺は過去問を解くとき、練習すると良いでしょう。だんだん慣れてくれば、勘所がわかってきます。大事なのは「できる問題」を「間違えない」こと。出来ない問題は基本的に合否には関係ない、と思ってかまいません

受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事
自分がコントロールできることに集中する


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