月別アーカイブ: 2022年7月

第540回 塾はシステム優位になる

■ 大きい塾になればなるほど、先生の数が必要になります。しかし、なかなかたくさんの先生を育てるということはできないので、先生の差が多少あっても大丈夫なようにシステムを作ります。

■ まずは教材、そしてテスト。

■ テストは内容もさることながら、子どもたちを競争させることに主眼があります。そのために組み分けをしたり、座席を成績順に決めたりする。その成績にみんなが必死になってくれることで、システムが活きるし、先生の差がぼけるところが出てくるわけです。

■ 一方、優秀な先生は、このシステムに飽き飽きしてくるところもあり、また自分なりの指導法を実践したいという気持ちで独立したり、個別指導や家庭教師の先生になったりすることもあるので、個人塾というのもそれなりにあるわけです。

■ 塾にもよりますが、非正規の先生の割合は7割近くになるところもある。だから実は同じ月謝でも先生の差はあるわけで、それをカバーするためにシステム優位になるようにできています。

■ だから大手塾の教材は利用した方が良いのですが、誰に教わるかはまた別の話で、良い先生を別に見つけているご家庭も少なくないのです。

受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事
「わかりません」がちゃんと言えるか


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教材に解説がない?

たまに、塾の教材に解説がない、という話を聞きます。

なぜ解説がないか。解説があれば塾に行く必要がなくなるから、です。

解説があれば、あとから解説を読めばいいから、別に行かなくても良い。塾は来てもらわないといけないから、教材は塾で配り、かつその教材には解説がない。ちゃんと授業を聞いてください、ということになるわけですが、しかし、じゃあ、塾で習ってきてわからないときはどうするの?という問題は残ります。

それで家庭教師をつけたり、個別指導塾に通ったり、ということでさらに費用がかかるようになってしまっているわけですが…。

大学受験の塾というのは、対面授業があまりありません。これは教える先生が多くないからです。だから、映像授業になることが多い。ただ、映像だけを家で見てもやらなかったり居眠りしたりしてしまうから、塾に行って管理してもらうような塾が出てきました。さらに、管理するなら、別に映像授業じゃなくても、参考書や問題集を勉強するのを管理すればいいじゃないか、ということになって、「授業をしない塾」というのもあります。

ただ小学生の場合は、まだそこまではいかない。

しかし、勉強の本質はカリキュラムを理解して、問題演習をして、できるようにする、ということになるから、まあ、結局は家でもできることが多い、というのは事実です。

中学受験は塾に行くということが中心になるから、勉強のやり方が非効率になり、負担がどんどん大きくなっているので、本当はもっと工夫が必要なのです。


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
結構できるようになっているのでは?


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加熱期こそ合理的に進まないといけない

中学受験の加熱期はこれまでも何回かありました。

そのたびに、「無理が通って道理が引っ込む」みたいなことが起きる。入塾期の前倒しや通塾日の増加は、その表れでしょう。

今回の中学受験の加熱は、少子化なのに起こっています。この原因は社会の分断にあるのだそうです。

派遣法の改正以降、非正規雇用の人数が増えて、社会は二極化してきています。そこに収入の差が歴然と生じているので、親としては我が子をなるべくならば、それなりに収入の得られる道に進ませたい。

そうなると有名大学に入れる必要があるから、そのために中学受験を、という道筋になるのだそうです。

その真偽はともかくとして、だったらやはり合格しないといけない。

そのために、長い期間受験勉強をしないといけない、わけではありません。むしろ加熱期だからこそ合理的に進まないといけない

子どもの成長に合わせて、やるべきことを決めていく。土台、すべての学校に対応できることなど考える必要はないのです。自分が入りたいという学校への道筋を決めればよい。

塾は全員に同じことをさせて、それこそ1位から順番や偏差値を付けるわけですが、本当はそれにあまり意味がない。開成を受けないのに、開成を受ける子と競争することはないからです。

加熱期だからこそ、お父さん、お母さんには冷静に対応してもらいたいと思うのです。最近、中学受験の撤退の話を聞くことが増えたのも、やはりいろいろな無理がたたっているから。

受験できてこそ合目的的なわけですから、やはり上手にわたっていかないといけないところがあるので、煽られすぎないようにしてください。

受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事
トップ校しか学校別対策がないのはおかしいじゃないか


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