月別アーカイブ: 2019年4月

第373回 管理型の限界

■ 大学受験体制が変わる中、学校を上げて大学受験体制を整えようとする学校と、これまでと変わらず子どもたちの自主性に任せながら、学校は学校、と言わんばかりに授業を進めている学校があります。

■ 一時、入っている子どもたちをきっちり管理して進学実績を上げていた学校も見られたのですが、だんだんそれでは変わらないということに気が付いてきた学校も増えてきています。

■ 御三家というのは、まずは学校を上げて何かをする、というのは文化祭とか体育祭に限られる。それとてももしかすると子どもが自主的にやるかどうかに任せているようなところがあるでしょう。それでいて大学受験の結果がいいのは、もちろん子どもたちの意識や能力が高い、というのもあるのだけれど、それ以上に「自分でやらないと力がつかない」ということを実証しているようなものなのです。

■ 受験勉強というのは、実際にはやるべき内容というのは大方決まっていて、このレベルまで達すれば合格できる、というのがはっきりしている。摸擬試験もあるからA判定が取れれば合格可能性は高くなるでしょう。しかし、世の中の勉強はそういうルートが決まっているものばかりではない。

■ 実際答えの出し方から自分で見つけないといけない、というようなことはたくさんある。だからこそ自分で決め、自分でやるということができなければ結果は得られないと感じているのです。

■ したがって中堅校は今、その動機を作ることの方に力をいれている。成績を管理するという手法はやや後ろに下げて、まずは子どもが大学に進むのはなぜかということを考えさせています。そのためにいろいろな体験もさせているし、似たような研究をさせるところもある。

■ この先何をやりたいのかをまず考えさせようという手法は今広がってきています。


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複数回入試の実情

2019年の首都圏入試では、いわゆる複数回入試の実態は以下のようになりました。

1回 25校 8.6%
2回 32校 11.0%
3回 44校 15.1%
4回以上 191校 65.4%

1回だけの入試はすでの25校しかありません。2回入試までを含めても20%行かない。4回以上の募集をする学校が全体の65.4%、と定員を分けての入試が行われているのです。

1回だけにすると、定員を満たせない、あるいは生徒のレベル低下を招く可能性がある、ということでこういう事態になっているわけで、実はここにも少子化の影響は出てきています。

その分、受験校選びは非常に複雑になっているところがあります。

例えば来年から田園調布学園が2020年から2月1日の午後に算数1科入試を加え、合計で4回のグループに入ることになりました。
田園調布学園2020年入試
定員を見ると
2月1日午前 80名
2月1日午後 20名
2月2日午前 70名
2月4日午前 30名
ということになり、1回入試でやれば200名の定員が細分化されています。例えば2月1日の午後入試はかなりの倍率になるだろうし、2月4日も同じ。
2月2日午前も2月1日に上位校を受験した子どもたちが、併願校として受験するとすれば本来第一志望としている子どもたちは2月1日を受験することになるわけですが、しかし、今回の処置で2月1日の定員が減少したわけで、そうなると併願校を含めどう受験するか、熱望組は全部の試験を受けるべきか、などいろいろ考えないといけないことが増えてくるわけです。

今の中学受験はこの意味でも複雑になってきています。

一方で2月1日から2月5日までの5日間でほぼすべての学校の受験が終わってしまう現状から考えれば、この5日間にどう受験させるか、ということは非常に難しい選択になる。

この辺はこれからしっかり研究をしていかないといけないところですが、まずは第一志望をしっかり決めて、そこに狙いを定めていくことが大事です。併願校は秋の摸擬試験でいろいろ変わっていくでしょうから、今はまずどこを狙うのか、しっかり絞り込んでいくことが大事だろうと思います。


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目が悪くなる理由

近視が進む子がいます。

最近は眼鏡の技術が上がっているので、そこまで分厚いレンズにはならないが、それでも明らかに目が悪いな、と思われる子がいる。

きっとすごく勉強したから、ということは残念ながらあまりない。

一番の原因は実は、夜の過ごし方にあります。

子どもたちはいろいろなことに夢中になる。マンガ、本、ゲーム。スマホ。しかし、夜遅くまでは当然やっちゃいけない。

「早く寝なさい。」と言われてベッドに追いやられるわけですが、そこでおいそれとはやめない。

結果として暗い照明か(あるいは懐中電灯をそっとつけて)まだ続けてやっていたりする。これが確実に目を悪くします。

スマホは特に悪いが、まだこれは持っている子が少ない。

やはり一番はマンガ、本、ゲームの類いでしょう。

なので、目の健康は気をつけておかないといけない。勉強中、眉間にしわが寄るようであれば、明らかに目が悪くなっていますから。


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