第373回 管理型の限界

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■ 大学受験体制が変わる中、学校を上げて大学受験体制を整えようとする学校と、これまでと変わらず子どもたちの自主性に任せながら、学校は学校、と言わんばかりに授業を進めている学校があります。

■ 一時、入っている子どもたちをきっちり管理して進学実績を上げていた学校も見られたのですが、だんだんそれでは変わらないということに気が付いてきた学校も増えてきています。

■ 御三家というのは、まずは学校を上げて何かをする、というのは文化祭とか体育祭に限られる。それとてももしかすると子どもが自主的にやるかどうかに任せているようなところがあるでしょう。それでいて大学受験の結果がいいのは、もちろん子どもたちの意識や能力が高い、というのもあるのだけれど、それ以上に「自分でやらないと力がつかない」ということを実証しているようなものなのです。

■ 受験勉強というのは、実際にはやるべき内容というのは大方決まっていて、このレベルまで達すれば合格できる、というのがはっきりしている。摸擬試験もあるからA判定が取れれば合格可能性は高くなるでしょう。しかし、世の中の勉強はそういうルートが決まっているものばかりではない。

■ 実際答えの出し方から自分で見つけないといけない、というようなことはたくさんある。だからこそ自分で決め、自分でやるということができなければ結果は得られないと感じているのです。

■ したがって中堅校は今、その動機を作ることの方に力をいれている。成績を管理するという手法はやや後ろに下げて、まずは子どもが大学に進むのはなぜかということを考えさせています。そのためにいろいろな体験もさせているし、似たような研究をさせるところもある。

■ この先何をやりたいのかをまず考えさせようという手法は今広がってきています。


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自分で勉強する子にどうすればなるのか(2)


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