月別アーカイブ: 2017年6月

人体に関する問題

2017年浦和明の星の問題です。


動物は食べたものを消化・吸収することで、からだを動かすために必要なエネルギーをとり出したり、自分の体をつくったりするための材料にしたりしています。次の図1~図3は、ヒトの体(図4)をあ~うのいずれかの部分で水平に切ったときにみられる代表的な臓器(①~⑦)を表したものです。これに関する次の各問いに答えなさい。

問1 図1、図2は、図4のどの部分で水平に切ったときの断面図ですか。次の中から正しい組み合わせのものをすべて選び、ア~力で答えなさい。
ア、図1-あ    イ、図1-い    ウ、図1-う
エ、図2-あ    オ、図2-い    力、図2-う

20170624t001

問2 代表的な臓器(①~⑦)のうち、食べ物や消化によって食べ物が変化したものが直接通る臓器はどれですか。すべて選び、①~⑦で答えなさい。

問3 だ液にはでんぷんの分解を助けるはたらきがあり、胃液にはタンパク質の分解を助けるはたらきがあります。だ液や胃液などの消化液のはたらきを調べるために、実験1と実験2を行いました。
 次のa~cに答えなさい。

[実験1]
1%のでんぷん溶液5mLを入れた試験管2本(A、B)と、カツオブシをうすくけずったもの(花ガツオ)をひと切れ入れ、水を加えて5mLにした試験管2本(C、D)を用意した。そしてAとCにだ液を1mLずつ加え、BとDには胃液をlmLずつ加えた。

[実験2]
1%のでんぷん溶液5mLとうすい塩酸1mLを入れた試験管2本(E、F)と、花ガツオをひと切れ入れ、水を加えて5mLにしたあと、うすい塩酸を1mLずつ加えた試験管2本(G、H)を用意した。そしてEとGにだ液を1mLずつ加え、FとHには胃液を1mLずつ加えた。

a.実験1について、じゅうぶんに時間が経ったあと、ヨウ素液を1mL入れたとき、溶液の色はどのようになると考えられますか。AとDについて、もっとも適当なものをそれぞれ選び、ア~キで答えなさい。
ア.青紫色になる   イ.線色になる     ウ.赤色になる     エ.変化しない
オ.白くにごる    カ.無色透明になる   キ.黄緑色に発光する

b.じゅうぶんに時間が経ったあと、E、Fにヨウ素液を1mL入れたところ、どちらもヨウ素液の色が変化しました。実験1、実験2から考えることができるだ液のとくちょうについて、もっとも適当なものを選び、ア~力で答えなさい。

ア.もっともはたらきやすい温度がある。
イ.どのような温度でもはたらくことができる。
ウ.酸性やアルカリ性の溶液の中ではよくはたらかない。
エ.酸性の溶液の中よりも中性の溶液の中のほうがよくはたらく。
オ.酸性でも中性でもアルカリ性でも、どのような性質の溶液の中でもはたらくことができる。
カ でんぷんだけでなく、花ガツオも分解するはたらきがある。

c じゅうぶんに時間が経ったあと、B、D、F、Hを観察したところ、D、Hの花ガツオが溶けてなくなっていました。この結果から、胃液には、花ガツオの分解を助けるはたらきを持った成分がふくまれていると考えました。そこで、胃液にふくまれている成分「ペプシン」を使って、実験3を行いました。

[実験3]
花ガツオをひと切れ入れた試験管に、ペプシンをうすい塩酸5mLに溶かした溶液を加えた。

[実験3の結果]
じゅうぶんに時間が経ったあと、観察したところ、花ガツオは溶けてなくなっていた。
この実験から、「ペプシンには花ガツオの分解を助けるはたらきがある」と、結論づけました。
 しかし、このように結論づけるためには、もう1つ別の実験を行い、比べる必要があります。このような実験を対照実験といいます。花ガツオをひと切れ入れた試験管に、何を(①)どれだけ(②)加えたものと比べれば、下線部のように結論づけることができますか。

【解説と解答】
問1 図1は肺がないので、一番下とわかります。図2は肺の間に心臓があると思われるので(あ)。
(解答)ウ,エ
問2 ⑥は食道、①が小腸、③が大腸
(答え) ①,③,⑥
問3
a だ液はでんぷんを糖にするので、ヨウ素反応がなくなります。花ガツオはでんぷんではないので、これも反応がありません。
(答え) A エ D エ

b でんぷんが反応しているので、糖にはなっていないということです。胃液と塩酸が入っているので、酸性の状態になっていると消化液が働きにくいということです。
(答え) エ

c 胃液に入れたところ、花ガツオが溶けています。問題はHに塩酸が入っているので塩酸との違いをはっきりさせる必要があります。したがって塩酸との対照実験をする必要があります。入れる量は実験3と同じ5mLです。
(答え) ① うすい塩酸 ② 5


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作業をする問題の増加

最近、作業する問題が増えています。

資料を読んでグラフにする。資料から平均を求める。あるいは場合の数でもかなりの数を書き出させてみる、などなど。

で、これは単に知識にとどまらずに、自分で考える力を試すことに目的があります。今塾で勉強している子どもたちは、いろいろな解き方を教えられます。ただ、すべてがそう簡単に解ける問題ばかりではない。だからちゃんと作業をして、地道に調べることもできるような力があるのかを試したいのです。

しかし、こういう問題はやはり解くのに面倒だし、時間がかかる。だから、つい練習するときは、避けがちでしょう。模擬試験だと最初から解かない子も多い。

で、こればかりは練習することで、効率的に作業ができる、という素養が生まれてくるものです。場合の数の書き出しでも、むやみに書き出しては、すべてを網羅したかどうかわからない。

その点、何らかのルールを決めて書き出せば書き漏らしは減らすことができる。

こういうものはやはり実際にやってみてできるようになってくるものだから、過去問をやるときは決して避けてはいけないことなのです。過去問を時間を計ってやると、こういう問題に対する対処の練習ができなくなる可能性がある。

だから時間を考えず、まずはしっかり解きあげる練習をしてください。

今後、この分野の問題は大学入試変更の流れを受けて、さらに増加する可能性があります。


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勉強する動機


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第277回 ネガティブな気持ちを振り払う

■ 6年生になると、データも出てくるし、入試までの時間もどんどん短くなる。「全部落ちたらどうしよう」とか。「今のうちに、志望校を変えようかしら」とか。「何か打つ手はないの?」と考え、塾を増やす、家庭教師を頼む、個別指導をいれる。まあ、いろいろなことが頭をよぎると思いますが、しかし、まずそれは振り切りましょう。

■ そういう不安感が強いから、家庭内バトルに発展する。つい、一言が多くなって、子どものやる気がどんどん萎えてしまうのです。
「うちの子だから、何とかする。」
と多少なりとも楽観的な考えでいる方が子どもたちにとってはいいのです。お母さんはあまり気づいていないことなのですが、子どもたちはお母さんを良く見ています。だから、お母さんが暗いと
「まずい、落ちるかも」
と本人がネガティブになってしまう。しかも、ネガティブになったからといって、前向きに勉強するようにはならない。かえって「どうせ、できないから」と開き直ってしまうのが普通でしょう。

■だから、まずこれから半年、お母さんは「明るく、元気に」ふるまってください。なに、決めればいいのです。気持ちを絶対にネガティブにしないと。決めてもネガティブになります。だから振り払う。「いけない、いけない。私がネガティブになれば、子どももネガティブになるんだった。」とそういい聞かせてください。その上で冷静に手を打ちましょう。

■これからの半年が、受験では最も大事な時期です。この半年で劇的に成績を上げてくる子が結構います。だからこそ、お母さんが気持ちをネガティブにしてはいけない。あくまで「積極的に」「そしてやや楽観的に」物事を考えてください。
(ややというところがミソです。楽観的になりすぎると、具体的な手が不足してしまうし、それはある意味親まで開き直ってしまうことになるので注意が必要です。)


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家での勉強時間


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