月別アーカイブ: 2017年6月

濃度に関する問題

2017年麻布中学の問題です。


2つの空の容器AとBに、1800gの水を分けて入れ、以下の操作を行って同じ濃さの砂糖水を作ります。ただし、砂糖水の渡さとは、砂糖水の重さに対する砂糖の重さの割合のことです。

【操作1】:Aに4gの角砂糖を1個、Bに3gの角砂糖を1個それぞれ入れて溶かす。
【操作2】:AとBの砂糖水の濃さを比べて、Aの方が濃いときはBに3gの角砂糖を1個入れて溶かし、Bの方が濃いときはAに4gの角砂糖を1個入れて溶かす。

 まず【操作1】を行い、その後はAとBの砂糖水の濃さが同じになるまで【操作2】をくり返し行います。砂糖水の濃さが同じになったら操作を終えるものとして、以下の問いに答えなさい。

(1)Aに入れる水の重さを1200gにすると、AとBの砂糖水の濃さが同じになるまでに、AとBに角砂糖をそれぞれ何個入れることになりますか。【操作1】で入れるものも合わせて答えなさい。

(答え)Aに(   )個、Bに(   )個

(2)Aに入れる水の重さを( ア )g、Bに入れる水の重さを( イ )gにすると、【操作1】の後【操作2】がちょうど10回行われ、AとBの砂糖水の濃さが同じになります。ただし、【操作1】で入れるものも合わせて、Aには角砂糖が2個以上入り、Aに入れる角砂糖の個数よりBに入れる角砂糖の個数の方が多くなります。このとき、( ア ):( イ )をできるだけ簡単な整数の比で表しなさい。

(答え)( ア ):( イ )=(    ):(    )

(3)Aに入れる水の重さを( ウ )g、Bに入れる水の重さを( エ )gにすると、【操作1】の後【操作2】が30回以上行われ、AとBの砂糖水の濃さがどちらも6.25%になります。このとき、( ウ ):( エ )をできるだけ簡単な整数の比で表しなさい。

(答え)( ウ ):( エ )=(    ):(    )


【解説と解答】
(1)Aに1200gの水が入れば、Bには600gになります。
AとBに入る砂糖の量がA:B=2:1になればいいので、以下の表のようになります。
20170627t002
(答え)A 3個 B 2個

(2)Aには8g以上の砂糖が入っています。個数は合わせて12個にならないといけないので、
(Aの個数、Bの個数)=(2、10)(3、9)(4、8)(5、7)
(Aの砂糖の重さ、Bの砂糖の重さ)=(8、30)(12、27)(16、24)(20、21)
になります。
このとき、砂糖の重さは互いに素でないと、10回に達する前に同じ比になってしまいます。
したがって条件に合う比は(20。21)だけなので、これが答えです。
(答え)20:21

(3)水の量は合わせて1800gです。濃さが6.25%ですから砂糖:水=6.25:93.75=1:15になるので、砂糖の重さは1800÷15=120gです。
Aには4g、Bには3gずつ入っていくので、4×A+3×B=120とすると、A、Bの組み合わせはA、Bの0をのぞくと
(A、B)=(27、4)(24、8)(21、12)(18、16)(15、20)(12、24)(9、28)(6、32)(3、36)
となり、互いに素になるのは
(27、4)(9、28)の2つですが、(27、4)は【操作2】の回数が30回を越えません。
したがって(36g、84g)となるのでウ;エ=36:84=3:7
(答え)3;7


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1問にかける時間

算数の過去問をやっているとき、最初は時間を計らずに一問一問ていねいに解くようにお話をします。

しかし、それもある程度限界はある。実際にわからないものはわからない、という場合もあるでしょう。1問の目安としてどのくらいの時間を考えれば良いでしょうか。

私はひとつの目安が15分だと思っています。難しい学校の入試問題でもだいたい1問15分で想定してあるので、それ以上時間をかけるということは入試ではあまり現実的ではないでしょう。

ただし、15分はやはり待ってあげたいと思います。その間にいろいろな試行錯誤があって子どもたちの思考が深まっている。だから一生懸命考えている限り、その時間は決して無駄にはならないのです。

問題は、それだけ時間をかけると予定の問題なり、宿題が終わらない、ということ。

しかし、ただ解き方を教えてもあまり、勉強にはならないでしょう。なぜなら、本人に発見がないからです。発見できれば、それは子どもたちの進歩につながります。解説を読んでも、苦労するから「なんだ、そういうことか」という発見になる。

勉強できる時間には限界がありますから、できる範囲で進めれば良い、と考えてください。


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本番はやり直すわけにはいかない

算数の問題を解いてもらい、○をつけていたときのこと。

「はいブー」(間違いという意味)
「えー、うそ!!どこが、あ、ここかあ・・・」(その場の壁で計算をやり直す。)
「こうでしょ?」
「ブー」
「え、またあ!」とまた壁でやろうとするので
「机に戻ってから落ち着いて考える」
といわれて、自分の机に戻り、数分後
「これでどうだ!」
「お、○!」
とまあ、正解になったわけですが、当然のことながら、入試では最初の段階で×です。

つまり、やり直しは利かない。だから一発で○をもらえないといけないのです。まだまだ、子どもたちはそこまでの厳しさを持って問題に向かっているわけではありませんが、そろそろそういう意識を持たせた方が良い時期になってきました。


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