月別アーカイブ: 2015年3月

平面図形の問題

2015年開成中学の問題です。


同じ大きさの正方形を直線や円で区切って、図のように図形ア、イ、ウ、エ、オ、カを作りました。そして、アの面積を(ア)、イの面積を(イ)、ウの面積を(ウ)、エの面積を(エ)、オの面積を(オ)、力の面積を(カ)と表し、正方形1つ分の面積を(キ)と表すことにします。これらの面積には、例えば
    (キ)=(ア)×1+(イ)×4+(ウ)×4
のような関係があります。

その他に、次のような関係を見つけました。【サ】~【ツ】にあてはまる整数や記号を答えなさい。【セ】には記号(ア)~(キ)のどれかがあてはまり、その他には整数があてはまります。
(1)(カ)=(オ)×【サ】-(エ)×1
(2)(ア)+(イ)=(オ)×【シ】-(エ)×【ス】
(3)(イ)+(ウ)+(オ)=【セ】
(4)(ア)=(キ)×1+(オ)×【ソ】-(エ)×【タ】
   (イ)=(エ)×【チ】+(オ)×1-(キ)×1
  (ウ)=(キ)×1-(エ)×1-(オ)×【ツ】


【解説と解答】
(1) 正方形の1辺の長さをaとすると、(カ)は半径a、中心角60°のおおぎ形から、1辺aの正三角形を引いたもので、(オ)は半径a 中心角が30°のおおぎ形ですから、【サ】は2になります。
(答え)【サ】=2

(2)
下図で緑色の部分はカ2つ分ですが、カはオ2つからエを1つひいたのと同じ。

で、黄色い部分はオですから、結局全体はオ5つからエを2つひいたのと同じになります。
(答え)【シ】=5 【ス】=2

(3)下図のように考えると(イ)+(ウ)+(オ)は(エ)の正三角形と同じになります。

Bは同じ形を動かしますが、Aは形は同じではありません。ただAの部分はB-Cとなるので、面積は同じになります。
(答え)【セ】=エ

(別解)
(イ)+(ウ)=(オ)-(カ)
(イ)+(ウ)+(オ)=(オ)+(オ)-(カ)=(エ)と考えることもできるでしょう。

(4)
(ア)は(キ)から(イ)と(ウ)を4つ引けばいいことになります。
(イ)+(ウ)は(オ)-(カ)に等しく、(カ)は(オ)の2倍から(エ)を引けばいいので、
(オ)-(カ)=(オ)-{(オ)×2-(エ)}=(エ)-(オ)です。したがって
(ア)=(キ)-{(イ)+(ウ)}×4=(キ)+(エ)×4-(オ)×4となります。
(答え)【ソ】=4 【タ】=4

(ウ)=(キ)-(エ)-(オ)×2
(イ)+(ウ)=(オ)-(カ)=(エ)-(オ)
したがって(イ)=(エ)-(オ)-{(キ)-(エ)-(オ)×2}=(エ)×2+(オ)×1-(キ)
(答え)【チ】=2

(ウ)=(キ)-(エ)-(オ)×2
(答え)【ツ】=2

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留年

受験校というのは、あまり留年はありません。特に中学は聞いたことがない。確かに不登校とか、いろいろあるが、それでもまあ、何とか学年は上げます。

ただ、中学から高校になるときに附属高校への推薦をするかどうかは、わかりません。中3の段階で「高校への推薦はできないので、他校を受験してください。」と言われるのは相当しんどい話ではあるものの、そういう生徒もいます。

しかし、これは留年ではなくて放校になるわけで、したがって留年は受験校ではあまり例がない。

ところが、付属校となるとこれは留年します。

多分に、大学で留年がある以上、高校や中学でも同じようにないとおかしい、ということになっているのです。付属校は順調にいけば、大学までそのままいけるわけですから、何でもかんでも上げてしまうと学校全体のレベルを維持、向上させることができない。

やはり多少なりとも歯止めをかけておかないと、子どもたちが怠けてしまうかもしれないので、しっかり留年があるのです。

ある付属校ではそれまで、いろいろと警告があった上で、3月のある1日に保護者同伴で呼び出される。

ここで呼び出されなければ無事進級。呼び出されれば留年です。

留年は同じ学年では1度しかできないという学校が多く、翌年進級できなければ放校になる。

だから次の年はがんばることになるから、まあ、これはこれでいいのでしょう。合格した後も、あまり気を抜いているとろくなことがおきないので、新中学1年生はそろそろ切り替えた方が良いでしょう。

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質問がプラスにならない場合

問題を一生懸命考えて、それでもわからないから聞く、という子の場合、説明を聞くときもやはりそう簡単に納得しません。

え、どうして?

なぜ、そうなるの?

みたいな反応をします。だから教えているこちらも、いったりもどったりすることが多い。

しかし、本当に自分が聞きたくてくるのではなく、お母さんに「聞いてらっしゃい」と言われた子は、すぐに納得する。

いや、納得してはいないのだろうが、とにかく「聞いた」という実績が作れたことで、本人は満足しているところがあるわけです。

「聞いたの?」

「聞いた」

「で、わかったの」

「うん・・・」

ぐらいの返事をしている限りは多分、わかっていないのです。だから、本当はトコトン考えてから、聞くのが良いと思います。解答も見て、ああでもない、こうでもない、と考えているところが一番力がつく過程なので、それをすっ飛ばして聞いてしまうと、案外プラスにならないものです。

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