月別アーカイブ: 2014年12月

第165回 子どもの力を信じる

■ まだ子どもたちは12才ですから、なかなか期待通りにいろいろなことができる、というわけではないでしょう。しかしながら、結構すごいことができるようになった、という事実も厳然としてあるのです。

■ ついこの間までできなかったことがどんどんできるようになっているし、いろいろなことを覚えている。親が知らないことも結構知っているでしょう。それなりに本人たちはがんばっているのです。

■ 子どもたちにはたくましい部分とあやうい部分の両面があります。これは12才ですから当たり前の話。で、親としてどっちにスポットライトを当てればいいかといえば、それは自明であって、本人のたくましい部分を見ていればいいのです。

■ あやういところを見ていれば、何もかもあやうく見えてきます。しかし、親は入試会場に入っていけるわけではありません。本人たちが問題を読み、問題を解いてこなければならない。だとすれば、本人たちに任せる部分がもう大きくなっていなければならないのではないでしょうか。

■ この時期、よくお母さんたちに「『ウチの子だから、何とかする』とまず親が思わなければいけない」というお話をしていました。そういう気持ちで子どもたちに接していれば子どもはやはりしっかりするものです。

■ 振り返ってみて、元気なお母さんの子どもはどちらかといえばおとなしい。おとなしいお母さんの子どもは結構元気である、という法則がありました。「私が何とかしなきゃ」と思えば。当然子どもは「お母さんが何とかしてくれる」と思うもの。逆に「これはボクがしっかりしないと」と思う子は自分でがんばるものなのです。

■ 以前、親が手を引かないと行けない、場面もあるとお話をしましたが、本当はそうならない方が良いに決まっているのです。もし、子どもががんばれそうだと思うのであれば、ここは子どもの力を信じましょう。

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条件を整理する問題

2014年豊島岡第2回の問題です。


ある遊園地の小学生、中学生、高校生の1人あたりの入場料はそれぞれ、中学生が小学生の1.6倍で、高校生は中学生より120円高くなっています。
また高校生の1人あたりの入場料は、小学生、中学生、高校生の1人あたりの入場料の平均より140円高くなっています。

次の問いに答えなさい。
(1)小学生の1人あたりの入場料はいくらですか。

(2)小学生、中学生、高校生の入場者は合わせて30人でした。小学生と中学生の入場者は同じで、その合計は高校生の入場者数より多くなりました。小学生と中学生の入場料の合計が、高校生の入場料の合計より少なかったとき、考えられる高校生の入場者数をすべて求めなさい。


【解説と解答】
(1)
小学生の入場料を【5】とすると、中学生は【8】、高校生は【8】+120 になりますから、平均は(【21】+120)÷3=【7】+40

したがって【8】+120=【7】+40+140より【1】=60

小学生の入場料は60×5=300円です。

(答え)300円

(2)
小学生の入場料が300円、中学生が480円、高校生が600円になります。
小学生の人数が【1】だったとき、高校生の人数は30-【2】
小学生と中学生の人数の和が高校生の人数よりも多いので、小学生は8人以上になります。
小学生8人、中学生8人だと高校生は14人 入場料は小中学生が780×8=6240円 高校生は600×14=8400円 なので条件に当てはまります。
小学生9人、中学生9人だと高校生は12人 入場料は小中学生が780×9=7020円 高校生は600×12=7200円 これも条件に当てはまります。
小学生10人、中学生10人だと高校生は10人 入場料は小中学生が780×10=7800円 高校生は600×10=6000円でこれから先は条件に当てはまりません。

したがって考えられる高校生の数は12人と14人になります。

(答え)12人、14人

「映像教材、これでわかる数の問題」(田中貴)

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塾の教材が多すぎる理由

最近は子どもたちが持って帰ってくる塾のプリントがすごいことになっているでしょう。

問題演習が多くなっているので、問題文も長くなるから必然、プリントの量は大分分厚くなっているし、実際に全部終わらないことも多いと思います。

これは6年生ばかりではない。5年生も、4年生も大量のプリントやテキストをもらってくる。

最近の塾はクラス別になっているわけですが、カリキュラムに対して基礎から応用まで幅広く対応する必要があるから、自ずと問題の量が増えるわけです。

で、基礎クラスでは基礎の問題を集中的にやるから、応用の問題は使わない。応用のクラスでは基礎の問題はあまりやらずに応用問題をやる。いずれにしてもやらない問題、つかわない問題はあるわけですが、それにしぼるわけにもいかない。基礎クラスの子でも応用の教材が欲しいと言われれば、やはりそれに対応する必要があるからでしょう。

結果として全員にすべての教材を配るという途方もないことがおき、しかし、先生たちは「全部やらなくてもいいですよ。」と言っている。

じゃあ、くれなくてもいいじゃないか、と思うわけですが、しかし「やはりほしい」と思われる方もいるわけです。いつかは使うだろうと思うかもしれないが、大方使う時間はないだろうと思いますが。

したがって塾の教材は多いものであり、その中から我が子に必要なものを選ばなければならない。

当然先生はこれだけをやれ、というのだから、それを信じて、それ以外のことは手をつけなくていいのです。

それを全部やろうとするから、一気に破綻するわけで、そういう勉強法をやってはいけません。

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