月別アーカイブ: 2014年9月

速さの問題

2014年横浜雙葉中学の問題です。


AさんとBさんがP町から20km維れたQ町まで歩いて出かけることになりました。
先にBさんが出発し、午前8時にAさんが出発しました。P町から4kmのところでAさんがBさんを追いこし、途中2人とも45分の休憩をとり、午後3時にはP町から13kmの地点をBさんが通過しました。AさんがQ町に着いたときBさんはQ町から2km手前にいました。ただし、2人が歩いているときはそれぞれ一定の速さであるものとします。
 下の図は時刻と2人のP町からの距離を表したグラフです。次の各問いに答えなさい。

(1)AさんとBさんの歩く速さの比を求めなさい(できるだけ簡単な整数の比で表しなさい)。
(2)Aさんが出発したとき、Bさんは何m先を歩いていますか。
(3)Bさんの歩く速さは時速何kmですか。
(4)AさんがQ町に着いたのは午後何時何分ですか(途中の式や考え方も書きなさい)。


(1)AさんがBさんを追い抜いたところから、Aさんが20㎞にやってくるときまで、二人は休憩時間が同じなので、同じ時間歩いています。このときAさんは20-4=16km、Bさんは18-4=14kmですから、二人の速さの比は16:14=8:7です。

(答え)8:7

(2)速さの比が8:7ですからAさんが4km動くとき、Bさんは4÷8×7=3.5km動きます。したがってAさんが出発したとき、Bさんは4-35=0.5km先にいます。

(答え)0.5km

(3)Bさんは午前8時から午後3時までの間に13-0.5=12.5km移動しました。
この間に45分休んでいますから、15時-8時-45分=6時間15分=$$\frac{25}{4}$$時間かかっているので、
12.5÷$$\frac{25}{4}$$=2kmが時速になります。

(答え)2km

(4)Aさんの時速は2×$$\frac{8}{7}$$=$$\frac{16}{7}$$kmです。
20÷$$\frac{16}{7}$$=8$$\frac{3}{4}$$時間=8時間45分
これに45分の休憩時間が加わるので9時間30分ですから、8時+9時間30分=17時30分

(答え)午後5時30分

「映像教材、これでわかる比と速さ」(田中貴)

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模試か、文化祭か

9月に入って模擬試験が始まると同時に、いろいろな学校でイベントが始まりました。

学校説明会の他、文化祭も秋が盛りですが、このイベントが模擬試験や特別授業とよくぶつかります。

文化祭は5年生の時にも行ったから、ここは模擬試験に、という方は多いかもしれませんが、私は文化祭に行くべきだと思っています。

子どもたちの学校に対するモチベーションをしっかり固めることは非常に大事なことです。5年生の時は、何となくおもしろかった、で終わりかもしれませんが、今、こうやって受験勉強をやっていきながら見れば、「あの部活に入りたい」とか「ああいう活動をしてみたい」みたいなことも具体的にわかってきて、それがまた自分のやりたいことに加われば、勉強には明らかにプラスになります。

それに、こういう息抜きは絶対に必要なのです。

模擬試験よりは子どもの経験が広がる、という意味において断固として文化祭、と思います。

お父さん、お母さんも子どもたちと楽しい時間を過ごしてください。

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学校別対策で応用の枝葉を広げる

学校別対策に反対する塾の先生はあまり多くはなくなったように思うのですが、それでも「どんな問題が出ても対応できる」姿をめざしている教室もまだあるかもしれません。

実際にいろいろな知識を持ち、読解力や理解力がある子、というのはいます。で、そういう子はまあ、間違いなく、どこを受けても入るだろうなあ、と思います。

それでもご家庭は心配になることはあるようですが、どこを受けても大丈夫ですよ、といってその通りになります。

ただ…。

それはもったいなかったかもしれない、とは思うのです。もともと頭が良くて、そんなに勉強してなくてもその位になってくれれば何も問題がないが、しかしかなりの時間を費やしてそうなったとすれば、行く学校は1つだからその学校に合格する力をつけて、後はほかのことをやっても良かったのかもしれないのです。

中学受験の範囲は途方もなく広いものです。学校の教科書で見ると中学3年生まで広がっています。だからそれをすべてマスターすること自体が途方もないことのように思うのです。だったら基礎だけしっかり固めて、必要な応用力は受験するであろう学校の対策でつければいいのではないか、と思います。

一番行きたい学校の入試に沿って応用力ができればいいわけで、それ以外は本当のことを言えば不要なのです。

だから受験カリキュラムが早めになっていますが、そこは基礎がしっかりしていればいい、とまず切り捨ててしまいましょう。つまり、あまり難しいことが4年生や5年生のうちにできなくたっていいのです。それよりは基本問題ができることに注力する。

そして早めに第一志望を絞り込んでいくことです。むしろ学校別の対策を早めに始められるようにする方が良いのです。

例えば国語の読解問題はどこの塾のテキストでも、だいたいはどこかの学校の入試問題なのです。だったら、他の学校をやるよりは自分が受ける学校の入試問題をさっさと解き始めた方がよほど効率が良いはずです。でも塾ではそんなことはおきない。当たり前ですが、みんな違う志望校なのだから、みんながそれぞれの志望校の過去問を解き始めたら授業になりません。

だから共通な話題を持つ題材を選ぶわけだけれど、それが自分が受ける学校の出題に沿うかどうかわからないわけです。だったら、基礎だけがんばって、後は自分の受ける学校の勉強対策をした方がよほど良いということになります。

今4年生、5年生のご家庭はもしかすると大変な想いをされているかもしれませんが、応用まで行かない、と思うのであればとっとと切り捨ててしまうと良いでしょう。基礎まで中途半端になることの方が怖い。むしろそこに集中して、そこまでできたらもうOKを出してあげていいのではないでしょうか。

後は6年生になって、学校別対策で応用の枝葉を広げていきましょう。

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