月別アーカイブ: 2014年6月

抑えを選ぶのは今ではない

どこを受けていくかを決めるのにあたって、挑戦校とか、実力相応校とか、安全校とか、メリハリをつけて考えていきましょう、というお話はよくします。

実際に挑戦校ばかりを受けても勝負としては厳しいので、抑えるべきところは抑えた方が良いのですが、しかし安全校を選ぶのは今の時期ではありません。

これはもっと押し迫って、秋の模擬試験のデータもそこそこ揃って、どの辺なら大丈夫そうかというラインが出てからの話。それまでは、第一志望と、第二志望ぐらいまでが決まっていれば十分でしょう。

何校合格しても行ける学校は1校だけですから、できるならば一番行きたい学校に合格するのが理想です。

だから、まずはその学校に合格するための準備を優先するべきなのです。いや、その学校はなかなか難しいから…というような考えがあるかもしれませんが、学校別の対策は始まったばかりですから、そう簡単にあきらめるべきではありません。

また、それでも、と思う気持ちが強いのであれば、もう一度第一志望を考え直す必要があるかもしれません。ただ、子どもたちが、その学校に行きたいと強く思っているのであれば、まず狙うべきでしょう。

いろいろながまんをして勉強を続けているのは子どもたちですから、その意思は大切にしてあげるべきだし、それが努力の源になるわけですから、そう簡単に妥協してはいけない部分です。

ということで、この時期は第一志望に的を絞って準備を考えていきましょう。

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第139回 これまでとこれから

■ 多くの受験生が小学校4年生の春から受験勉強を始めてきたとすると、これまでに2年半ぐらいの時間が経過していることになります。そして、受験まであと半年。これまで組み分けテストだ、実力判定テストだ、と受けてきて、あまり芳しくない成績だった、とするとそれが2年半もあるのだから、残りの半年でそう上がるものではない、と考える方が多いのではないかと思います。

■ この議論は一理あるとは思うのです。確かに2年半もやってきてなかなか上のクラスに上がれないのだとすれば、それはその塾の、その教室の順位としてはそうかもしれない。しかし、実はそんな競争は、入試にはないのです。

■ 例えば東京、神奈川のの場合、2月1日の午前中に受ける学校はみんな1校です。で、その1校の受験生との競争になるのであって、全員が一括で受ける試験ではないのです。だからこれまでのクラス順位は、もうそろそろ卒業してもいいのではないでしょうか。

■ 大事なのは志望校における順位なのです。そして、それはある意味本番一発勝負。いろいろ学校別の試験はあるけれど、受験生がみんな同じ模擬試験を受けるわけではないので、そこは大まかな合格可能性しかわからない。だからその一発に向けて準備をすればいい。

■ そして、これからの半年で合格圏内に入っていく子どもたちがたくさんいるのです。ようやく志望校が決まり、過去問を勉強できるようになり、そしてその対策が進んでいくと、子どもたちの目の色が変わってきます。これまでと違うのは、入試がリアリティを持って子どもたちの目に映ってくるからです。

■ だから今までの成績がまだまだだからといって、あきらめていはいけない。むしろこれからようやく伸びるステージがやってくると考えてください。

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推理する問題

2014年渋谷幕張中学の問題です。


真一くんとたけしくんは、2人で次のような数あてゲームをすることになりました。
ゲームの準備とルールは、次の通りです。このとき、次の各問いに答えなさい。

<準備>
真一くんは、0から9までの数字が1つずつかかれた10個の玉の中から、たけしくんに見られないように、3個選んで取り出して、それを、A、B、Cの3種類の箱に1個ずつ入れます。

<ルール>
1) たけしくんは、真一くんがどの箱に何番の数字がかかれた玉を入れたかを予想して、A・B・Cの順番にその数字を言います。
 (例:Aの箱に3、Bの箱に7、Cの箱に2を入れたと予想したときは、「3.7・2」と言います。)

2) 真一くんは、その予想がどれくらいあたっているかを、次のようなヒントとして伝えます。
・選んだ数字と入れた箱の場所がずばりあたっている場合は、「ボックス」

・選んだ数字はあたっているが、入っている箱がちがう場合は、「ナンバー」

  たとえば、真一くんがAの箱に3、Bの箱に7、Cの箱に2を入れ、たけしくんが「4・7・3」と予想したとき、7は、数字も入れた箱もぴたりとあたっていて、3は数字はあたっているが、入れた箱がちがうので、「1ボックス・1ナンバー」というヒントを伝えます。
3) 1)と2)の予想とヒントを交互にくり返して、たけしくんが、3つとも数字と入れた箱をあてることができたら終了です。

(1)たけしくんが下のように3回予想を言ったとき、真一くんは、それぞれの予想に対して、下のようなヒントをくれました。この3回のやりとりをした時点で、真一くんの玉の入れ方として考えられるのは、何通りありますか。

 1回目 予想「0・1・2」→ ヒント「0ボックス 1ナンバー」
 2回目 予想「3・4・5」→ ヒント「1ボックス  Oナンバー」
 3回目 予想「6・7・8」→ ヒント「0ボックス 0ナンバー」

(2)(1)の3回のやりとりに続いて、4回目にたけしくんが「9・4・1」と予想すると、真一くんは、それに対して「0ボックス・1ナンバー」というヒントをくれました。この時点で、真一くんの玉の入れ方として考えられる数字の組は4通りあります。この4通りの数字の組を「A・B・C」の順番で答えなさい。

(3)(1)、(2)の4回のやりとりに続いて、5回目にたけしくんは(2)の4通りのうちの1組の数字を予想しました。すると、真一くんは「1ボックス・1ナンバー」というヒントと、さらに「Cの箱には奇数の数字がかかれた玉が入っているよ」というサービスヒントをくれました。この時点で、真一くんの玉の入れ方として考えられる数字の組は1通りになりました。真一くんの玉の入れ方を、「A・B・C」の順番で答えなさい。


(1)フジテレビで深夜にやっているヌメロンだあ、と思いましたが、ヌメロンとちょっと呼び方を変えていました。

さて、たけし君は第1回から第3回まで0から8の数字を言いましたが、ここで012で0ボックス1ナンバー、345で1ボックス Oナンバー、678で0ボックス0ナンバーなので9が使われていることがわかります。
残りの2つは012の1つ、345の1つは位置もあっています。
3が合っている場合3□□で、ひとつの□が9、ひとつの資格が0、1、2ですから309、390、319、391、329、392。このうち319と392は1回目でボックスとコールされないといけないので、残るのは309、390、391、329
4が合っている場合は□4□で、同様に940、149、941、249の4通り。
5が合っている場合は□□5で、同様に905、195、295、925の4通り。

ということで合計12通りになります。
(答え)12通り

(2)「9・4・1」として0ボックス1ナンバーなので、9は必ず使われていますから、4と1は使われていないということになります。しかも9は最初の位置に来ないので、候補は
309、390、329、295になります。
(答え)309、390、329、295

(3)たけし君が指定する数字は4通りあるので、それで
309と言って390が答えであれば1ボックス2ナンバー、329で2ボックス0ナンバー、295で0ボックス1ナンバーです。
390と言って309が答えであれば1ボックス2ナンバー、329で1ボックス1ナンバー、295で1ボックス0ナンバーです。
329と言って309が答えであれば2ボックス0ナンバー、390は1ボックス1ナンバー、295で0ボックス2ナンバーです。
295と言って309が答えであれば0ボックス1ナンバー、390は1ボックス0ナンバー、329であれば0ボックス2ナンバーです。

したがって1ボックス1ナンバーは390と言った時の329か、329と言った時の390になりCが奇数なので、329が答えになります。

(答え)329

「映像教材、これでわかる数の問題」(田中貴)

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