月別アーカイブ: 2014年2月

中和の問題

2014年ラ・サール中学の問題です。
塩酸と水酸化ナトリウム水溶液を混ぜ合わせて、下の4つの水溶液A~Dを作り、実験1、2を行いました。  A 塩酸100mLと水酸化ナトリウム水溶液100mLを混ぜた水溶液  B 塩酸100mLと水酸化ナトリウム水溶液150mLを混ぜた水溶液  C 塩酸100mLと水酸化ナトリウム水溶液200mLを混ぜた水溶液  D 塩酸100mLと水酸化ナトリウム水溶液400mLを混ぜた水溶液 〔実験1〕水溶液A~Dに、ある1 金属を加えたところA、C、Dからは2 気体が発生したが、Bだけは気体が発生しなかった。 〔実験2〕新たに用意した水溶液A~Dを加熱して蒸発させたところ、Aでは6g、Bでは9g、Cでは( 3 )g、Dでは19gの固体が出てきた。 (1)下線部1の金属と2の気体の名前を書きなさい。 (2)水溶液A~Dにフェノールフタレイン液を加えたとき赤色に変化するものをA~Dよりすべて選びなさい。 (3)水酸化ナトリウム水溶液100mLに溶けている水酸化ナトリウムは何gですか。 (4)3に当てはまる数値を書きなさい。 (5)水溶液A200mLを中性にするためには、水溶液Dを何mL混ぜればよいですか。
【解説と解答】 (1)A、C、Dは気体が発生して、Bは発生しなかったということはBが中和をしていて、それ以外は塩酸、水酸化ナトリウム水溶液、どちらかが残ったということです。どちらも反応する金属は亜鉛、アルミニウムがあります。発生する気体はいずれも水素です。 【答え】 1 アルミニウム(亜鉛) 2 水素 (2)フェノールフタレインはアルカリ性に反応します。中和させた段階で、Aは水酸化ナトリウムが足りず、固体はすべて食塩。Bは過不足なく中和してすべてが食塩。CとDは水酸化ナトリウムが多く、食塩と水酸化ナトリウムがまざっています。ですからCとD。 【答え】CとD (3)BとDの差からDの19gのうち9gが食塩、10gが水酸化ナトリウムとわかります。DはBに比べて250mL多いので、 10÷(250÷100)=4gになります。 【答え】 4g (4)CはBに比べて50mL多いので、Cに含まれる水酸化ナトリウムはDの50÷250=$$\frac{1}{5}$$になるので、10×$$\frac{1}{5}$$=2g したがってCの重さは9+2=11gです。 【答え】 11g (5)塩酸:水酸化ナトリウム水溶液=100:150=2:3ですから塩酸200mLには水酸化ナトリウム水溶液が200÷2×3=300mLが必要です。しかし、100mLしか入っていないので300-100=200mL加える必要があります。 【答え】200mL 「映像教材、これでわかる水溶液」(田中貴) ============================================================== 中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は 復習ノートを作る ============================================================== 中学受験 算数オンライン塾 2月22日の問題 ============================================================== ============================================================== ============================================================== にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(塾・指導・勉強法)へ にほんブログ村

どうも、変だ

ここのところ、何人かの私立中学の先生から、
「ここ数年、入学する生徒のレベルが下がってきた。」
という話を聞きました。

で、今年の入試になってからは
「歩留まりが悪いんだよね。」
という話も聞かされました。

歩留まりというのは合格した生徒に対して入学する生徒の割合を言います。つまり、合格したけれど入学しなかった数が増えている、ということになるのです。

これが一つの学校だけならば、まあ、その学校の問題だ、ということになるのですが、何人かから聞くようになった、というのはやはり何か変だ。

実はこの2つは同じ原因だと思うのです。

それは受験率の低下。

で、学校の先生はここ数年、非常に高いレベルの競争を経験してきています。先の森上先生の資料で見れば、一番難しかったのが、平成20年の14.8%。いまからもう6年も前の話なのです。そこからずっと下がっている。下がっているということは受験生が減少している。減少しているから、競争が厳しくなくなった。だから、入学する生徒のレベルがそのときに比べれば下がったと、感じられることになる。

歩留まりが悪いということは、複数の合格を持つ生徒が増えたということです。だから、繰り上がる。繰り上がるけれど、他からもまた繰上りが来るから、また繰り上がる、みたいな話になっている学校がある。(すべてがそうではないでしょう。)
これも学校関係者はここ6年間減少を経験しているから、だんだん明確に違いが意識されるようになってきた、ということだと思うのです。

子どもたちはカリキュラムを前倒しされ、さらに通塾回数も増やされているが、本当にそんなことをしなければいけないほど、なのだろうか?

確かに厳しい学校もあるかもしれませんが、マクロで見るとそうではないのは間違いない。だから塾が創り出している「厳しい競争」というのはやや違うのではないかと思います。

一度塾の合格実績をぜーんぶ足してみて、経年変化をみるとその事実が明確になるかもしれません。各塾が増加、躍進、といっているのは、実は繰上りが増えて、元が増えているからではないか?とも思えるのですが。
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通塾回数

新6年生の授業が開始されてはや2週間ですが、もう日曜日の特訓が始まったと聞いて、ちょっとびっくりしています。

よくよく聞けば、今から週5日、塾に行くということらしい。

まだ1年もあるのに、この時期から日曜日も塾?というのはなかなかの負担感ですが、これには理由があるらしい。

つまり、家で勉強しないので、塾に出してしまいたいと思われるご家庭が多いから、ということのようなのです。うちにいるとだらだらして、「つい勉強しなさい」という小言が多くなってしまう。最近は一人っ子も多いので、お子さんとお母さんが1対1で向き合うことになるから、これがなかなか苦痛になる。

でも塾に行くのであれば、あとは塾任せにできるから、というのですが、でも、これは塾が考えた理由です。本当にそうなのか、だれも知らない。

そんなことをしたら、自分で勉強する力がまったくつかなくなってしまう。とにかく塾に行く、ということしかないわけだから、例えば中学に合格したらその先また塾?ということになりかねない。

私はこの時期はまだそんなに塾に行く必要はないと思っています。むしろ、ここで自分で勉強できる力をつけなかったら、この先成績は伸びない。

というのも、生徒それぞれは目標が違うし、欠点も違います。したがってそれをひとつひとつ埋めていかないといけない。だから、自分で勉強しないと課題が解決しないわけです。それを塾でやろうとすれば個別指導、に頼ることになるのだろうけれど、そうなるとさらに塾の回数が増えるだけで、本当は「自分で勉強して力をつける」ということがさらにしずらくなるのです。

新6年生の今はせいぜい週3回、がいいのではないかと思います。3回だと4日残るから、1日を復習に充ててもまだ1日余る。しかし、4日にしたら、もう復習の日が足りなくなるのです。

勉強というのは、結局自分がするから力が付く、ということなので、早くから「やらされる勉強」に慣れてしまわないことだと思います。

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