月別アーカイブ: 2012年11月

英語はできるようになったのか?(2)

先日、英語ができるようになったのか?という記事を書きました。

その後、渡部昇一先生の本を読んでいたところ、こんな著述がありました。

「英語は二つの顔を持っている」ということが英語教育を難しくしていると思う。ふたつの顔とは、「漢文のような顔」と「韓国語のような顔」である。例えば漢文といわれるものは、普通の中国人には読めないから、漢文を学ぶなら、日本人の漢学者に習うのが、最も正確で緻密な実力がつく。しかし韓国語を習うなら教養のある韓国人から習うのが良い。ハングルを覚えて発音を正しくしてもらうのだ。ハングルで書かれた古典はないから、読むための特別の訓練、書くための特別の訓練は重視しなくてもよい。
(「知的余生の方法」渡部昇一 新潮新書)

つまり英語を正確に読み取る、あるいは正確に表現する、という文法を中心とした英語、もうひとつがコミュニケーションを中心として通じる英語、ということでしょうか。明治維新後、前者の英語教育はかなり積み重なってきたが、それでも英語はしゃべれない、というので日本の英語教育は「だめだ」という烙印をおされてしまい、その後、混迷を深めているのかもしれません。

確かに昔のやり方でも正確に読めたり、論文を書くことはできたわけですが、今はそれもままならない、という話になっているのだそうです。

どうせ日本に暮らしている以上、そんなに英語でコミュニケーションをする機会もないのだから、そこはすっぱりあきらめて、むしろ正確に読む、正確に書く、ということだけでもできるように積み重ねた方が良いのかもしれません。二兎追ってしまったがために、どっちつかずになってしまっている可能性はあるのです。

ちゃんとした英書を正しく読め、手紙やレポートも書けるような英語をEnglishと私は呼ぶ。札びらを切って買い物ができるぐらいの英語は、「円」という通貨の力を借りているのだからそれはYenglishである。今の学校の教室ではEnglishではなく、Yenglishを教えようとしているのである。
(「知的余生の方法」渡部昇一 新潮新書)

というのですが。

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ばねの問題

2009年豊島岡中学の問題です。


強さの違うバネが3本とも重さの違うおもりが3個あります。3本のバネは強さの違いによって、伸びやすいものからバネ【1】、バネ【2】、バネ【3】とし、3個のおもりは軽いものからおもりA、おもりB、おもりCとします。
 図1のようにバネ1本におもり1個をつり下げると、バネとおもりの組み合わせ方によってバネの伸びは違い、伸びが最も小さい組み合わせで1cm、伸びが最も大きい組み合わせで12cmとなりました。
 図2のようにバネ2本におもり1個をつり下げると、2本のバネの伸びの合計は、伸びの合計が最も小さい組み合わせで3cm、伸びの合計が最も大きい組み合わせで20cmとなりました。ただし、バネの重さは考えないものとし、バネの伸びはその下のおもりの重さで決まるものとします。

 以下の問いに答えなさい。

(1)バネ1本におもり1個をつり下げたとき、バネの伸びが最も大きくなるのは、どのバネにどのおもりをつり下げたときでしょうか。バネとおもりの組み合わせを、バネ【1】~【3】と、おもりA~Cからそれぞれ一つずつ選び、記号で答えなさい。

(2)バネ【2】におもりCをつり下げたとき、バネ【2】の伸びは何cmになるか答えなさい。

(3)図3のようにバネ3本におもり1個をつり下げ、3本のバネの伸びの合計が最も小さくなるようにしました。このとき3本のバネの伸びの合計は何cmになるか答えなさい。

(4)図4のようにバネ【2】におもり3個をつり下げたとき、バネ【2】は14cm伸びました。このことから、おもりA、おもりB、おもりCの重さの比を最も簡単な整数の比で答えなさい。

(5)図5のようにバネ3本におもり3個をつり下げ、3本のバネの伸びの合計が最も小さくなるようにしました。このとき3本のバネの伸びの合計は何cmになるか答えなさい。


(1)ばね1本、おもり1個であれば、伸びの一番少ないばねに一番軽いおもりをつければ、のびは一番小さくなり、伸びの一番大きいばねに一番重いおもりをつければ伸びは最大になります。

したがってのびを最大にするにはばね【1】におもりCをつるせばよいことになります。

(答え)ばね 【1】 おもり C

(2)
図1の場合から、ばね【1】とおもりCで伸びは12cm、
図2の場合から、ばね【1】とばね【2】でおもりCで、伸びは20cm、

したがってばね【2】でおもりCのときの伸びは20-12=8cm

(答え)8cm

(3)ばねは【1】【2】【3】と同じですから、伸びを一番小さくするにはおもりAを下げたときになります。

図1の場合から、ばね【3】とおもりAで伸びは1cmです。
図2の場合から、ばね【2】と【3】、おもりAで伸びは3cm です。
ばね【2】でおもりAだと3ー1=2cmです。
(2)からばね【1】とばね【2】の伸びの比は12:8=3:2ですから
ばね【2】でおもりAが2cmならば、ばね【1】でおもりAは3cmの伸びになります。

したがって3本にAをつるしたときは1+2+3=6cmの伸びになります。

(答え)6cm

(4)ばね【2】にABCをつるすと伸びは14㎝です。
(2)からばね【2】にCをつるすと伸びは8cmです。
(3)からばね【2】にAをつるすと伸びは2cmです。
したがってばね【2】にBをつるすと伸びは14-8-2=4より
A:B:C=2:4:8=1:2:4
(答え)1:2:4

(5)
整理すると各ばねの伸びとおもりの関係は以下の通りになります。

ばねは下にいくほど、重さをかけないことになりますから、ばねの順番は上から【3】、【2】、【1】になります。
【3】のばねにはおもりABC全部、【2】のばねにはAとB 【1】のばねにはAをかければいちばん伸びは小さくすることができるので、
7+6+3=16cmが答えになります。(表の黄色の部分がそれぞれの長さになります。)
(答え)16cm


「映像教材、これでわかる力のつりあい」(田中貴)

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5年生は第一志望を考える時期です。

そろそろ5年生は第一志望を決めていくと良い時期です。

こんな時期に決めるの?と思われる方がいるかもしれませんが、実際に子どもたちはこれから大変な勉強をします。ということは、やはりモチベーションをしっかり持っていないといけない。この中学に進んでこういうことをやろう、とか、部活でこんな活躍をしよう、とか、そういう夢がないとなかなか大変です。

これまでもいろいろ我慢をしなければならなかったでしょうが、休みとなれば講習があり、その講習も今までとは全然長さが違う。宿題も多いし、模擬試験もある。何かにつけて「受験生でしょ?」と言われることが多いのです。だからこそ、「この学校に行くためにやるんだ」という気持ちを強く持っていないとなかなか続かない。

で、その第一志望について、一応成績は棚上げしておく。

今の成績で入れる学校を選んではいけません。むしろ子どもとしても、親としても、こういう学校に行って、充実した中高生活を送れる、と思えるような学校を選んでください。成績は上げるものです。大事なのはスクールカラー。最近は、管理型の学校が保護者には人気がありますが、中高6年間の生活で大事なのは子どもの可能性を広げることです。何を好きになり、何を得意になるか、を見つける6年間といってもいいかもしれない。日本の大学は学部単位で入試があるので、途中で変えるのは難しい。その分、中高でじっくりどの分野に進むのかを見つけていくべきなのです。

しかし、管理型の学校ではそれこそ塾のように成績が管理される。そうなると「数学ができないから文系にしよう」とか「国語が嫌いだから、理系にしよう」などという選択が生まれてしまう。そういう科目別の得意、不得意を考えるよりも、実際に何が好きなのか、何がやりたいのか、ということを考えるべきなのです。そのためには、中高でいろいろなことができるといい。そういうチャンスが多い学校が本当は子どもの可能性を伸ばしてくれる学校だと私は思います。

文化祭も後半にさしかかってきましたが、説明会もあるので、お子さんの夢になるような学校をいっしょに考えてあげてください。

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