月別アーカイブ: 2009年9月

第25回 勉強するのは当たり前。

    とかく1年生は、遊べばいい、という考え方はあるように思うのです。
    もちろん、遊んでほしいし、友だちもたくさん作ってほしい。しかし、勉強もしっかりやってほしいと私は思います。
    小学校1年生、2年生というのは、習慣をつくる絶好のチャンスなのです。「勉強するのは当たり前」という感覚が身につくのか、「勉強は面倒でいやだ」という感覚が身につくのか、実はこの1年生、2年生のときが大事なのです。
    ところが、学校の勉強は比較的簡単になっている。頭のいい子ならば、特に問題がないでしょう。だから遊ぶ。勉強をしない、というのは感心しない。遊んでもいいが、勉強もするというのが大事だと思います。
    学童保育は、遊ぶことに関してはまったく問題がない。最近は学校の施設や運動場が使えるので、思い切り遊べます。しかし、残念ながら勉強はなかなかしづらい面がある。そして、勉強がそれほど大変でない時期は、何も問題が起こらないのです。
    ただ、勉強するのは当たり前だという感覚が身につかない可能性がある。
    そうすると、中学受験の準備を始めるころになって、勉強させるのが大変になるわけです。特にお母さんが家にいないと、子どもの自由は利くから、ここで差がうまれることになります。
    だから、漢字でも、ドリルでも、計算でも、通信教育でもいいから自分で勉強する習慣をつけてください。それもなるべく早い方がいい。そして、お母さんが帰ってきたとき、見せてもらうようにするのです。もちろん、「ほめて」ください。そうすると、小学校1年生、2年生の子どもたちにとってはとてもうれしい。だからがんばるようになるのです。勉強するのが当たり前になる。
    ここができれば、中学受験の準備はまず合格でしょう。「受験までまだ時間があるから」その通りです。何も5・6年生みたいに塾に通わなくてもいい。ただ、「勉強するのは当たり前だ」という感覚を身につけることが大事なのです。

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第70回 併願校の考え方(2)

    まず第二志望について
    (1)第一志望に比べれば実力相応校であること。
    (2)入学後の生活に本人が憧れを持てること。
    (3)入試傾向ができれば第一志望と似ていること。
    というのが要件でしょう。
    滑り止めについては
    (1)特に学校別対策をしなくても合格できること。
    (2)日程的になるべく早く合格が決まること。
    (3)何か子どもが楽しみにできる要素が学校生活の中にあること。
    ということになるでしょうか。
    基本的に学校別対策は第一志望と第二志望に限られると思います。2校に絞ったとしても、傾向が違えばやることは自然と増える。だからなるべくならば、第一志望と第二志望については入試傾向が似ていることが望ましい。第一志望に記述が出るなら、第二志望も記述が出る学校を選んだほうが、対策は容易になるはずです。
    で、第二志望は案外決まりやすいのですが、滑り止めがなかなか決まらない。
    というのは、やはり名前に影響されるからでしょう。そこにいくくらいなら、という感覚があるのであれば、むしろ高校受験を前提にした方がいいかもしれません。ただ、私はよくこんなお話をします。
    「偏差値が高くて悪い学校があり、偏差値が低いが良い学校がある」
    何が悪いかといえば、子どもに合うか合わないかという意味です。偏差値が高くても、お子さんの性格に合わない学校はいい学校とはいえない。むしろ、低くても環境がのびのびしていたり、いろいろな活動が盛んだったりということがあるわけで、それが子どもの力を引き出す環境にはなり得るのです。
    滑り止めは、対策をしなくても合格するレベルであってほしい。だから、逆に何かに目をつぶる必要はあるわけです。しかし、私はいろいろな学校を訪ねていますが、今の私立はどこもしっかり努力をしている。教育の質を上げることも、環境を良くすることも、本当に力をいれています。だから、見るべきものはある。それを単に名前だけ見て判断してしまうのは危険があります。
    まだ、今のうちは冷静に見ることができる。試験に落ちて、あわててこれから試験をやる学校を探すなどということのないように、プランニングは今のうちに考えておかなければなりません。その意味で滑り止めは「親がしっかり決める」必要があります。
    「あなたは第一志望ど第二志望のことだけ考えなさい。滑り止めはお母さんに任せない」
    が良いのではないでしょうか。

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第69回 併願校の考え方(1)

    第一志望はすでに決まっている方が多いと思いますが、併願校についてはこれからという方も多いと思います。
    第二志望というのは、第一志望は難しいとしても第二志望には入りたいという意味で、実力相応校を選ばれるのが賢明でしょう。たまに第一志望、第二志望ともなかなか難しいという方がいらっしゃいます。だめなら高校受験と決めておられるのならもちろん、かまいませんが、やはり何とか私立へという戦略であるならば、これはあまり感心しない。
    第一志望は子どもたちの勉強をひっぱるエンジンでもあります。ここに入れたらいい、という意味で夢でもあり、目標でもある。ただ、これまでの傾向で見ればやはり高望みになりやすい。倍率も3倍から5倍ぐらいありますから、当然、不合格の可能性が高い。その意味で第二志望は実質的な実力相応校である必要がある。
    そしてあとは滑り止めです。滑り止めには2つの要素があり、ひとつはもちろん滑り止め。もし第一志望、第二志望がだめだった場合、ここに行こうというもの。もうひとつは入試の流れの中で勢いをつけるという役割があります。
    したがって滑り止めはなるべく早い方がいい。小学生ですから、やはり入試本番は緊張する。まず行くところができた、という心理状態の方が力を出すことはできるでしょう。千葉や埼玉の学校に通える地域であるならば、滑り止めはすでにそこで決まっているといいですね。2月は本当に受けたいところだけを受けられる。
    前に帰国の女の子がいて、12月に第二志望の合格が決まりました。だからあとは2月の第一志望1校だけ。だから本当に的が絞れていたし、なかなか本人の力からすると大変かなあと思っていた学校に合格していきましたね。だから理想は2月前に滑り止めが決まっていることが望ましい。
    しかし、神奈川の皆さんはまずムリでしょう。千葉や埼玉へ東京を越えて通うことはできませんからね。
    千葉、埼玉を使えないということになれば、必然2月1日か、2月2日になるでしょう。
    この場合2月1日が第一志望であることが多いので、2月2日が滑り止めということになります。

    ながれとしては第一志望→滑り止め→第二志望

    というのがいい。第一志望が残念であっても、滑り止めで止まったから、さあ、第二志望へ。というのはいい流れですね。

    ところが、そういかない場合も多い。2日第一志望がある方も多いでしょう。そうなると2月1日はやはり下げる必要があるわけです。ところがこれが下がらない。
    1日は受けたい学校が多いですからね。
    ここでみなさん悩むわけです。しかし結果として、滑り止めが後ろにくると、2日続けて失敗しているので、滑り止めに入らないという事態が起こりやすくなるのです。
    そこで、どう考えていけばいいのか、次回は併願校選択の要件を整理してみましょう。

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