月別アーカイブ: 2009年8月

第20回 ママと競争よ

    国語の読解は、子どもたちにとってなかなか厳しい課題です。
    というのも特に説明文や論説文は、子供向けに書かれるものはほとんどない。ですから、採録されている問題文は、高校受験と変わりがありません。ということは、子どもたちにとってことばが難しい。
    私は横で、どんどん言葉を教えてあげることをお勧めしていますが、ワーキングマザーのみなさんにとっては、なかなかお子さんにことばを教えてあげる機会は少ないでしょう。そこで、
    せっかくの夏休み、お子さんと国語の問題をいっしょに解いてあげるといいのではないでしょうか。
    「ママと競争よ」
    というのは、なかなかいいと思うのです。今の子どもたちがどんな問題を解いているか、を知るのにもいい機会ですし、同じ文章を読んだわけですから、ことばも教えやすい。
    もしお子さんの方ができたら、「すごいわねえ」とほめてあげればいい。これだけでも子どもたちにとってはうれしい時間でしょう。
    特に男の子は女の子に比べて精神年齢が低いので、ボキャブラリーが少ない。ですから、ここはママの出番。いっしょに解いて、どんどん言葉を教えてあげてください。

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過去問特別授業2日目

    2日目は1日目を繰り返すのと同時に、実際の試験時間の差を意識しながら解いていくという課題を課しました。
    意識するだけで、最後まで解ききるというのは1日目といっしょ。何時何分にはじめ、何時何分に終わり、何分オーバーしたか?を記録していきます。
    各科目の採点、復習をして、その後自分の問題点を書き出すというのは、やるわけですが、時間を意識するというだけで、実は違いが出てきます。
    1日目、最後までやりきるということにかかった時間を100とすると、ほとんどの生徒が80から70の時間でできるようになりました。
    ひとつには慣れがあります。
    やりきった後、私が採点して、その後やり直しをする。それでも間違えた問題は、まず解説を読む。それでもわからなければ質問にくる、というステップを繰り返すわけですが、やはり慣れてくると時間が短くなってきます。
    制限時間内に最後までやりきれる子も出てきました。つまり、練習することによって、最後までやりきる時間を短縮することは可能なのです。
    これを間違う方が塾の先生でも多い。つまり、最初から時間を制限してしまう。だって試験時間が45分だから。その通りでしょう。
    ただし、最後までやりきった経験から、どこを短くすればいいのか、という方法は子ども本人が自分で体得しなければいけないものです。ということは、まず最後までやりきるという経験が必要で、そこからどう短くしていけばいいのか、考えていく、工夫していく、そういうステップが必要になります。
    2日目は、別に時間を切ったわけではありません。ただ、記録する。何分オーバーしたか、最後に意識するだけです。それでも1日目とは違ってくる、これが学習効果ですね。
    さて3日目は理科、社会についてできない知識をどうまとめるか、の練習です。このブログでもご紹介した暗記ノートを作っていきます。問題を解き、やり直しをして、何ができなかったかを理解した後、ではその対策をどうするの?という課題をやってもらうわけです。覚えていないものは覚えればいい。まずは入試に出る問題をしっかり覚える、ということがポイントになります。塾や出版社が出してくれている知識のまとめはあくまで最大公約数。そこからはみ出す問題はいくつもあるわけで、志望校にあわせたオリジナルの暗記ノートを作る必要があるわけですね。

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見抜く力

    石灰石を塩酸に溶かして二酸化炭素を発生させる実験です。
    発生した気体は以下の表のようになりました。

    問題 この実験で使った塩酸100ミリリットルには、石灰石が何gまでとけると考えられますか。
    質問をいただいた問題なのですが、いい問題なので、ご紹介しましょう。

    塩酸50、石灰石5のとき二酸化炭素が100出てきている。・・・(1)
    塩酸100、石灰石5のとき二酸化炭素は125しか出ていない。・・・(2)
    もし石灰石が(1)のとき完全にとけているのであれば、(2)の気体は100でなければいけないので、(1)のとき、石灰石はとけ残っているということがわかります。
    ということは逆に(1)では塩酸が全部使われたということになりますから、塩酸50を全部使うと気体は100できることになります。

    (2)で気体は125できていますから、(2)では50×1.25=62.5の塩酸しか使われなかった。つまり(2)では今度は塩酸が余っている状態になるのです。
    ということは
    塩酸62.5ミリリットル+石灰石5g=二酸化炭素125ミリリットルというのがこの問題の定量ということになるのです。

    これを塩酸100ミリリットルに換算すると
    塩酸100ミリリットル+石灰石8g=二酸化炭素200ミリリットルということになるので、答えは8gになります。

    (1)では石灰石があまり、(2)では塩酸が余っているということに着目することができるか、まさに見抜けるか?というところが鍵なので、こういうことはしっかり問題を解いていかないとなかなか身につきません。
    といってここまでのレベルの問題は出る学校と出ない学校がはっきりしている。
    だから過去問をしっかり解きながら、出る問題を通して見抜く力、考える力を養っていかなければいけないのです。

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