日別アーカイブ: 2008年9月5日

第31回 秋の勉強法

夏休みを終えて、ほっとする9月。しかし、この時期は非常に難しい時期なのです。
学校が始まったので、新たにペースを作らなければいけない。しかも授業内容が秋になると変わります。おおむね、どこの塾でも入試に向けて実戦的な練習が始まるでしょう。したがって、自宅の勉強の内容も当然変わっていかなければならないのですが、それがうまくいかない場合が少なくありません。

かつ、模擬試験が始まります。夏休みに勉強をしたのだから、成績が多少は上向くだろうと親は期待しますが、存外、そううまくはいきません。もしかすると下がってしまうかもしれません。これは、夏に勉強した内容がまだ十分に定着しないために、混乱をきたしているからです。知識が増えたりすれば、迷う内容も増えてきますから、間違う可能性も増えるわけですね。

秋の学習のポイントは
(1)過去問
(2)復習
(3)暗記
の3点です。

過去問は第一志望、第二志望を中心に時間をはかって練習を始めましょう。夏に一通りやれていれば、ある程度点数はとれるでしょう。初めて練習する場合は苦戦する場合もありますが、その場合は解答、解説をみながら、ていねいに復習していくことです。点数はあまり気にせず、理解することを重点においてください。

復習は授業の復習。塾にせっかく行くのですから、その復習をしっかりやり、理解を深めましょう。特に算数はできなかった問題を解きなおしてみることです。解きなおしてできれば問題はありませんが、できなかった場合はやはり十分に理解できていないわけですから、解説を読むなり、先生に質問をして理解を深めてください。

暗記は暗記用のテキストや以前にご紹介した知識ノートを使って、知識を覚えましょう。これは一回やったらOKということにはなりません。何回も繰り返していくことをおすすめします。

以上の内容をまた1週間のスケジュールに落とし、かつ11月末までにいったい何を仕上げるのか、具体的な目標を持つといいでしょう。

(1)第一志望、第二志望の過去問を過去10年間仕上げる。
(2)暗記テキストを3回繰り返す。

などの具体的な目標を決めて、スケジュールをつくってください。途中、模擬試験の結果が返ってきますから、その内容によってまた勉強の中身を検討する必要があります。分野的によくわかっていない部分が明確になってくるでしょうから、その範囲を集中的に勉強することも大事なことです。

第16回 偏差値

みなさんが模擬試験や大きなテストを受けると、成績表に偏差値がついてきます。偏差値はみなさんが全体のどの位置にいるかを示す数値です。試験は問題によって難度が変わったり、受ける人数も違うので、点数や順位で比較するのが難しい場合もあります。そこで偏差値を出して全体の中でどの位置にいるかを示すのです。もしみなさんが平均点をとれば偏差値は50です。偏差値がそこから上下10違うと、それぞれ全体の34.1%がいます。つまり偏差値40~60の間に全体の68.2%いるわけです。偏差値60以上には全体の15.9%、40以下にも同じだけの数が分布します。ただ、この値は当然、試験の出来で変わります。試験の成績がよくなれば、偏差値もよくなるのです。志望校を決めるのに偏差値を使いますが、これは6年生の秋に行われる複数の模擬試験の成績で考えます。各塾で発表している合格可能偏差値は、これまでのデーターの集積からこのくらいの偏差値をとっていれば合格できるだろうという目標です。今、みなさんの第一志望の学校があるとして、その合格偏差値が今の自分の偏差値よりも上回っている場合は、やはりがんばらなければいけません。ただこれはあくまでも目安ですから、一度試験で合格可能性偏差値を上回ったからといって安心できるものでもありませんし、不足しているからといってあきらめるものでもないのです。要は、現在の位置を知る道具であって、絶対的なものではないのです。偏差値を変えることができるのもみなさんの力です。だから努力することが大事なのです。