月別アーカイブ: 2008年4月

第2回 自分で勉強する(2)

 自分で勉強するためには目標を作らなければなりません。中学受験の目標となれば、やはり志望校ということになります。どこに合格したいのか?というのがはっきりしないとなかなか自分で勉強する気にならないものです。
 とはいっても、みなさんは多くの学校を知っているわけではありませんから、やはり保護者の方と相談をするのがいいでしょう。そして実際にその学校を見に行くことが大事です。ゴールデンウィークにはいくつかの学校で文化祭が行われますし、体育祭や学校説明会、オープンキャンパスなどみなさんが学校を体験することができる機会はたくさんあります。ですから、こういう機会を利用して、自分の行きたい学校を絞っていくことが大事です。
 また、自分のやりたいクラブ活動などを決めていくのも大事な方法の一つです。たとえばこれまでサッカーをやっていた人は中学に入ってもサッカーやりたいと思うでしょう。だとすれば、やはりサッカー部のある学校を候補にあげていく必要があります。
 成績はどうでしょうか?自分の成績に比べてあまり難しい学校を選んでしまうと大変だと思う人がいるかもしれませんが、それは間違い。やる気になって勉強すれば、成績は伸ばせるものです。問題は自分で勉強できるかどうかにかかっていますから、目標を定めて「絶対に合格するぞ」という強い意思を持ってほしいと思います。

第21回 志望校をどう選ぶか(2)

受験校か、付属校かが決まれば、次に共学か、男子校、女子校かを選ぶ必要があります。男の子は比較的かまわないことの方が多いですが、女の子はどうしてもこだわる可能性が高いので、本人の話をよく聞いてあげることでしょう。

その方向が決まれば、自宅からほぼ1時間以内でいける学校をリストアップします。これが第一次候補。その中で、第一志望を選んでいくわけですが、次に考えないといけないのがスクールカラーになります。

スクールカラーは大きく分けて
(1)放任型
(2)管理型
になります。放任型は、子どもの自主性を尊重するため、学校での大学受験指導にはそれほど熱心ではない。むしろ、子どものやりたい勉強をしっかり見つけさせていくために、いろいろな場を提供してくれますが、やらせっぱなしということが多い。宿題も多くはない分、子どもの意識がないと勉強が進みません。

管理型はその逆で、成績管理をしっかりし、宿題も多い。大学受験の指導も熱心ですが、ついていけないとなると放り出される学校も少なくないので、管理型で親が安心できるかどうかといえば、気をつけておかないといけない部分があるでしょう。

子どもがどちらの学校のスクールカラーに合うかどうかを考えると、さらに候補が絞り込まれてきます。後は、その学校の説明会やホームページ、あるいは文化祭などを通じて第一志望を絞り込んでいくという過程になるでしょう。

ただ、説明会は秋以降に多いので、それまでにある程度絞り込んでおく必要があろうかと思います。

第20回 志望校をどう選ぶか(1)

子どもたちのモチベーションを強くするためにはやはり第一志望を決めるというのは効果があります。
子どもがその学校に行きたいと強く思えば、やはり勉強に対する意欲もわいてくるでしょう。しかし、その志望校をどうやって決めるのか?という問題になると、なかなか難しい問題になってきます。

例えばお父さん、お母さんが自分の卒業した学校に入れたいと思う場合、これはイメージがわくでしょう。どういう学校であるかも良くご存知ですから、子どもにそういうことをアピールすることも容易かもしれません。しかし、実際にどんな学校なのか、よくわからないケースもあるでしょう。これまで、ずいぶん学校の選び方についてお話してきましたが、大学受験の情勢がまた少し変わりつつあることも考えてお話したいと思います。

まず、大学受験校を選ぶか、それとも付属校を選ぶかという問題です。

早稲田や慶應に関して言えば、大学受験でこれらの大学に入るより、内部から進学した方が楽であることは明らかです。慶應はほぼ全員が大学に進学できますし、早稲田の割合も上がってきました。他の大学付属校でも比較的内部からの進学の方が簡単でしょう。ただ、付属校は行く大学が最初から決まるので、その大学にいかせることが親としてよいか?ということになりますね。

では、受験校は?ということになるのですが、例えば中堅の私立男子受験校を考えてみましょう。
この学校は1学年約200名、東大が3名、早稲田慶應が70名前後の合格ということになっています。早稲田慶應の70名は合格者ということですから、まあ一人2学部か3学部合格すると考えると、20名~30名が早慶に合格するレベルだったということになるでしょう。この学校の2月1日の合格偏差値がだいたい58~60です。

大学受験はやはり全国レベルですから、なかなか大変ですね。結果として早稲田慶應ならば、付属校は悪くない選択肢でしょう。でも、いろいろな可能性を考えると、大変ではありますが、やはり受験校が良いということになると思います。

このどちらかを選ぶということが、まず志望校を考える上での大きな分かれ道です。

女の子の場合は、早稲田慶應がなかなか大変ですが、やはり受験校を選ぶのか、付属校を選ぶのかを考えておく必要があるでしょう。ただし、ここに推薦枠というのがあって、受験校であっても付属のような大学の進み方ができる学校もあります。香蘭も立教大学の推薦枠が増えてここのところ人気が出てきています。この情報は、しっかり集めておいた方が良いでしょう。

これが決まることによって、学校はかなり絞られることになります。