月別アーカイブ: 2005年11月

第41回 なぜ計算間違いをするのか

■算数のテストをやり直してみると、結構計算間違いが原因で答えが違っている場合が多いものです。もちろん、みなさんは計算のやり方は良く知っています。でも間違えるのです、なぜでしょうか。

■実は手の動きと頭の動きがばらばらになるから、間違いが起こりやすいのです。例えば計算をしている、手で筆算を書いているでしょう。しかし、頭はその先へ進もうと思っています。次にこうやって、というようにプロセスを追いかけているわけですが、手はまだ文字を書き終わっていません。結果として頭に出た数字を書いて次にいってしまうことがおきてしまうのです。あとから考えるとなぜこんな数字を書いたんだろうと思うかもしれませんが、要はあせりが原因なのです。

■本来計算は、自分が書いている文字を見て、それを確認しながら進んでいくことが大事なのです。それさえきちんとやれれば、計算問題をたくさんこなさなくても、計算力はつきます。一日5題程度の問題を絶対に間違えないという気持ちで練習することが大事なのです。

■入試では、いったん提出した答案を変えることはできません。したがってやり直しはききませんから、一発で正しい答えを出す必要があるのです。だから計算は絶対に間違えない方法で解いてください。つまりひとつひとつ確認しながら、進めましょう。そしてここがポイントですが手が先です。

■頭が先にいってしまうと、本来書かなければいけない数字を間違えます。しかし手が先なら手が書いた文字をそこでもう一度確認することができます。だから間違えにくくはなるのです。ついでにいえば、その場でもう一度検算すれば、完璧でしょう。

■1問の計算違いで、合格を落とすことだってあるもの。ですから、ていねいに、ていねいに解いていくくせをつけてください。

(平成17年11月6日)

第29回 過去問を中心にした学習法

■入試に向けて、そろそろ志望校が絞られてきたのではないかと思います。この時期からは過去問を中心にした学習が必要になります。実際にこの段階で第一志望、第二志望を絞り込んでいった方が入試対策は効率が良くなるのです。

■入試問題にはやはり各学校で傾向があります。例えば算数で言えば、それほど難しくない問題をたくさん出題する学校もあれば、難しい応用問題だけを4題出題する学校もあるのです。ですから、その傾向に即した対策をしていかなければなりません。

■過去問をやっていくと、子どもがどこが不得意なのか、はっきりしてくるでしょう。例えば社会の知識が十分でないとか、理科の天体が得意でないなど、特別に対策を組まなければならないかもしれません。しかしその対策も、あくまで入試傾向に沿う形が一番効率よくなります。例えば水溶液の問題が得意でなくても、あまり計算問題が出ないのであれば、むずかしい問題を追いかけるよりも基本的な知識を充実させたほうが良いということになります。

■ある程度過去問をやったところで、一度その内容を整理し、具体的にどういう対策をするか考えましょう。ただし、あれもこれもというのでは、時間は足りません。したがって優先順位を決めてスケジュール化することが望ましいのです。

■対策をした後、また過去問をやり直し、対策が十分であるかをチェックしていきます。試験前にはどの年度をやっても過去問は8割以上とれる、というようになれば、子どもたちの自信もつき、合格可能性はさらに高くなっているでしょう。

(田中 貴)

(2005年11月6日)