月別アーカイブ: 2005年10月

第38回 できないと決めているのは君だ!

■14回で「自分を変えることができるのは自分だけ」というお話をしました。その通りなのですが、この逆もありえるのです。

■ある生徒は算数ができるのですが、図形の問題はできないといいます。でも、これは明らかにおかしい。だって他の問題ができるのなら、図形の問題だってできるはずです。でもできないと決めている、それは本人が決めているからそうなるのです。

■漢字を覚えられない、という人もいます。でも、書ける漢字が0なのでしょうか?そんなことは絶対にないはずです。自分の名前を漢字で書けるでしょう。たくさんは覚えられないと自分が決めているだけなのです。覚えられない、難しい、先に言い訳をいっているだけ。その結果として自分が考えた言い訳通りの人間になってしまっている可能性があるのです。

■本当にできないか、もう一度よーく考えてみてください。ほんとに、デキマセンカ?

■そうです。わかってきましたか?できないと決めているのは君だ!!塾の先生でもお母さんでもなく、君がそう決めてしまっているのです。でも本当にできないかといえば、絶対に違います。確かに得意ではないでしょう。でも「まったくできない」というのはまずありえない。いくらかはできるはずです。

■いくらか、できるのであれば、もう少し努力をすれば、できる範囲は広がります。確かにどんな範囲でも満点を取るのは大変です。でも6割とか7割とかできるようにはなるはずです。完璧でなくてもいいから、少しでもできるように努力してください。できないと決めているのは自分自身であることに気がついてください。どうせ決めるのなら「ある程度は何でもできるよ、ボク」と決めてください。そうすれば残りの時間が相当有効に使えるようになるでしょう。

(平成17年10月12日)

第25回 集団型個別指導というか・・・?

■最近、6年生の子供たちに勉強を教えるのは、ほとんど個別指導に近くなってきました。クラスには10人くらいの生徒がいるのですが、彼らのレベルも志望校もいろいろなので、ひとまとめにすることはそれぞれの子供たちにとって効率がよくないのです。

■そこで本人たちにそれぞれ必要なものを、個別に決めて勉強します。わからなければ聞きにきて教えます。私の机の前にオープンスペースで教室が2つあります。壁がありませんので、子供たちが何を勉強しているのかはすぐにわかります。授業中はきわめて静かに勉強が進みます。自分の課題を達成しないと、なかなか休みにならないからです。自分の課題を確実に解決すること、これが受験ではまず必要です。できることを集団の中でやってもあまり意味はない。今、やらなければいけないのは不足していることです。それは子供たちひとりひとりに違いがあるわけですから集中して解決するべきなのです。

■この方式を始めたもうひとつの理由は子供たちの組分けテストのプレッシャーをなくすことでした。人数が多くなくてもレベルが違えば、当然やることが違います。したがって集団方式では必ずクラスを変えなければなりません。しかし、このクラスでは毎週テストがあってその成績は本人と私しか知りません。で、そのテストの結果にしたがって次の学習内容を決めればいいのです。クラスが上がればいいが、クラスが下がるというプレッシャーはやはり毒があるので、気をつけておかなければならないのです。だからといってチェックはされていますから、ほめられたり、注意されたりするのは毎週あるのです。

■この方式を始めてから、まず、子供たちが自分で勉強するという姿勢が身につきました。何をしなければならないか、何を解決しなければならないかということが、ひとつひとつはっきりしたからモチベーションも明確です。そしてそれが受験校に対する姿勢にもつながっています。ただ、他の子供が何をやっているのかは、見させておきたいのでクラスは相変わらず10人程度は入れる教室にいます。となりがいるから迷惑をかけずに自分のことをやるという意識も大事だと思っています。

■デメリットは、私が忙しいことと、たくさんの生徒をみれないこと。まあ、それは仕方がないとすればあとは特に問題はなさそうです。特に秋以降、子供たちの成績がジワジワながら上がってきたことを考えるとこの方式にはメリットが多くあるようです。滞在型を始めたことで、彼らが塾を利用する時間も長くなり、私やスタッフと勉強する時間も増えたので、家庭での負担はだいぶ減少したと思います。このやり方に多少なりとも自信が出てきたので、私はエルフィーキッズにもこの指導方法を応用しようと思っています。締め切った教室の中で先生が主体的に教えるというスタイルは、そろそろ古いのではないかと思うのですがどうでしょうか?

(田中 貴)

(2005年10月10日)

試験度胸

普段の試験はそこそことれるのに、大きな会場テスト
や模擬試験になると点数がのびないと言う子がいます。

今日、そういう女の子と話をしていました。
「あがるの?」
「はい。」
「結果が気になる?」
「はい。解けなかったらいやだなあと思うから。」
「試験が楽しくない?」
「楽しいはず、ないでしょう。」
「でも、必ずいい点取れたら楽しくない?」
「そんなこと、ないから。」
「いや、そういう人はいるよ」
「私は違います」
「そうかなあ」
「え?」
「なれないことはないんじゃない?」
「・・・・」

自分ができないと思えば、自信はなくなるのです。

そういえば、昔、ある学校の前で入試応援をしていたら、
大声で「受かってくるからな!」と私の背中をどついて
入試会場に入っていった男の子がいました。彼はその学
校だけ合格しましたが、でも、そのときは「入ってやる」
という自信が彼の不安なんか叩きつぶしていたのかもし
れません。そのくらいの気持ちで入試に立ち向かわない
となかなか力がでないのではないでしょうか。中学入試
はそのくら小学校6年生にとっては難儀なことだと思い
ます。