2022年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

負担増が生み出した付属校人気

ここのところ、従来に比べかなり付属校人気が大きくなっています。

この分析で、「大学入試のやり方が不透明なので、付属校への流れが生み出された」という考え方が主流だったと思うのですが、実はその理由は中学受験の過度の負担にあるようです。

付属校を受ける子どもたちの受験理由に「これで受験は終わらせたい」というのが、結構あるのです。

まあ、確かにそういう気持ちになることはわからないわけではない。

こんなに大変な受験、またやりたくない。

長い間中学受験に携わってきましたが、今の子どもたちがやっている勉強は過去最も負担が大きいのです。これは、やはり年々問題が蓄積されてきて、中学受験の範囲がジワジワ広がってきた。最早全部やるというのはなかなか大変なところにまできているのです。

だから、子どもたちがそういう気持ちになるのは当然だし、お父さん、お母さんももういいかな、という気になりやすい。

しかし、この先まだまだいろいろな可能性もあるので、たとえ付属校に行ってもいろいろな選択肢を残しておくことは必要だと思います。

例えば付属校に行って大学受験をする子どもたちはいるし、また受験校に行って高校受験をして付属校に入る子もいる。

それはそれで子どもたちがいろいろ考えた結果として、自分の道筋を創っていく大事なプロセスです。

だからその余裕は取っておかないといけない。

そのためには今の子どもたちの負担増を野放しにしてはいけない。

いかに効率よくやって力をつけるか、がこれから最も必要なことだと思います。子どもたちの体力も時間も決して無限ではありませんから。


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公平、不公平

集合塾ではクラス分けが行われます。

そのクラスに合わせて教材が変わるのか、といえば多くの塾では変わらない。

算数のテキストについていえば、基本問題から始まって練習レベル、応用レベル、難問レベル全部載っているテキストが全員に配られることが多いでしょう。

で、クラスによって基本、練習で終わるところもあれば、応用から始まる、というところもある。問題はやらない問題です。

上のクラスの子が基本をやることはまずないが、組み分けテストには応用レベルぐらいまでは出る。そうなると、下のクラスの子はそこまでいかないといけないわけですが、なかなか難しい。

で、「クラスによってテキストを変えるべきか」というのがひとつ問題になる。負担感が大きすぎる、という考え方があるからです。

しかし、結局全員に同じものを出す、ということが続いています。これが公平、不公平という議論。集合塾になると、つねにこの公平、不公平がつきまとう。

が、個別指導は関係ない。その子に必要なものをシンプルに切り出せばよいだけなのです。WEBワークスにはいろいろな種類の問題が入っていますが、そこから切り出すから、やり切れないことは見えないようになっている。

でも、必要になればやれるようにもなるのです。

公平、不公平にとらわれて、本当に必要なことに絞り切れていないと、効率的な勉強にならないので、まずは今必要なことは何かをしっかり考えて進めてください。


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できなくてよいことはたくさんある

例えば歴史の知識レベルというのは
1)中学受験 2)高校受験 3)大学受験
とそれぞれあって、細かさも当然違います。

だから、覚えることも当然違うし、中学受験ではできなくてよいということはたくさんあります。

また同じ中学受験であっても、まあ、それはいらないか、というものはたくさんある。

学校によって、採りたい子どもたちの層というのはある程度決まってきているので、それに合わせて入試問題は作られる。

例えば大学付属校は基本的に大学入試を受けません。自分の大学に推薦すれば済むことですから、したがって理科の難しい計算問題は基本的に出さない。

しかし、医学部受験を考えるような子どもたちを集めたければ、それなりにちゃんとできてもらいたいから、やはり理科の計算問題はしっかり出すのです。

ということが、問題にはちゃんと書いてある。

だから、そこを読まずに勉強を組み立てることは基本的に無駄が多くなるのです。

この夏、まずはしっかり志望校に求められていることをつかんで、対策してください。



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