2015年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

スランプ

この時期に来て、急に成績が下がる子がいます。

模擬試験の結果が悪い。で、過去問のできもいまひとつ。さらに塾の演習プリントの○がつかない。

こうなってくると、本人も自分が書いている答えが正しいのか、だんだん不安になってくる。勢いがあるときというのは、「これが間違っているわけがない」ぐらいの感じで答えを書いていくのですが、スランプになると書いている答えが合っているような気がしなくなってくるものです。

しかしながら、本当は考える力や、これまでの勉強が消えたわけではない。

迷いがあるから、間違える。そしてさらに自信をなくす、という悪循環になっていくわけです。

そういうときは、しばらくテストというものから離れてみる。

そして、できるんだ、ということを確認させるようにします。やさしい学校の問題を何問かずつ出していきながら、できるということを確認する。「ほら、また間違えた」なんて言わない。なるべく○がつくように、つくように仕向けていく。

これは勉強ではありません。どちらかといえば治療。

たった12年間しか生きていない子が、自分を信じられなくなったら、そこから出てくるのには相当なエネルギーが必要になってくる。だから、多少大げさでも、ミエミエでも良いからできるんだ、ということを繰り返し言う。

「でも、ミスが多いんだけどね」

なんて言ってはいけません。ミエミエだと思っても「できるんだ」と言い続ける。言い続けることで、もしかするとできるかも、と思えるようになれば、スランプは脱します。ただ、人間、悪い方に考えるのは簡単だからなかなか切り替わらない。

これは大人もそうですが、ネガティブな考え方の方が常識的なのです。「成績が下がってきたら、やはり本当に力がついていないんだから、これは落ちるねえ」と普通考えるでしょう。

だからマイナス方向に加速度的に進むようになってしまうのです。これにストップをかけるのはなかなか容易ではないが、本来、できたことなのだから、できたのだ、と言い続けるしかない。そして実際にできることを何度も確認させていくことで、自信を取り戻すしかないのです。

自信を取り戻す治療をしないといけない、と思って対処してください。

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中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

正しいものを選ぶのか、間違っているものを選ぶのか
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ダブル出願は考えものかも

ダブル出願というのは、同じ入試日に2つの学校の出願をしておくことです。

まあ、1日に受かれば2日はここで、残念だったら2日はこっち、みたいな使われ方をするわけで、最近の受験では良く見かけることなのですが、しかし、出願してあるからかえって迷うことになる部分もある。

例えば1日に残念だったが、2日にもう一度上の学校を受けたい、と子どもに言われたときに?

出願していると、このチャンスは活かしたいと子どもたちは考えるかもしれない。しかし、本当はここは確実に安全校だったはずであり・・・。

2つの選択肢を残している、ということはそういう意味では、かえって迷うことが増える部分でもあります。

だから、よくよく考えて本当はもう、こっち、と決めていた方がさっぱりしているのかもしれない。

でも、やはりいろいろなことが起こるのが入試だから、親としては準備もしておきたいところは当然ある。

なので、あまり多用しないことをお薦めしています。まあ、せいぜいダブル出願は1回にしておいた方が良いのかもしれません。

そういえば、以前トリプル出願をされている方がいました。

トリプルになると、今度は本当に決められなくなるから、まあ、やらない方が無難でしょう。

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どこまでが誤字になるか

子どもたちの答案を採点していると、明らかに字が流れているときがあります。

本当はここは止めなければいけないが、急いで書いているので止まっていない。あるいははねなければいけないところをはねていない。

で、間違いといえば間違いではないか、と思うのだが、とはいっても解答としては合っているのだから×もかわいそうじゃないの?という意見もあります。

これは学校によって違います。多少、まあ、いいか、と大目に見る学校もあれば、×にしてしまう学校もある。

しかもその学校の違いは、受験前にはわかりません。もちろん学校はすべての受験生に対して同じ態度で臨むわけだからそこに差がつくわけではないが、ということはやはりていねいに書いた方が確実に得点できる、ということなのです。

これからも模擬試験が続きますが、案外、採点は甘いところがある。良く見てみると、字が違うということはあるものです。でも、まあ、何となく合っているように見えるから○がついている。

これはラッキーではなくて、実はアンラッキーなのです。

×がついていれば、そこを注意するようになるが、○がついているとこんなもんでもいいんだろう、という気になってくる。

でも学校が厳しく採点してしまえば、「とれる点数がとれなかった」という結果になってしまいます。

子どもたちには「誰がなんと言おうとこれはこうだ、とわかる字を書く」ということをこれから徹底していきましょう。さじ加減は判断できないのだから、「誰がどう見てもこうだ」とわかる字で書く以外に確実に得点する方法はありません。

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遠くから通う子
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