2013年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

苦しんだ分だけよくわかる

例えば算数の問題を解いているとしましょう。

結構複雑で面倒な問題。図を描いたり、グラフを書いたり本人は手を尽くしているが、なかなか答えが出ない。

「そろそろ答えを見たら?」

と声をかけるが、

「もうちょっと、」

といって聞かない。それでも結局は、よくわからず、

「だめだー!」

となって、いざ解説を読んだり、あるいは説明を聞いたりする。

これがよくわかる。よくわかるというのは、その解説が良くできているからということだけではないのです。それだけ苦しんだから良くわかる。

「なーんだ、そういうことか」

という場合もあるだろうけど、

「え、これはなぜ?」

という場合もある。でも、それを考えていくうちに、理解が深まるのです。こういう勉強をしている限りは、どこでもできる。つまり教わらなくてもできる部分があるのです。

むしろそういう時間が足りないから、教えてもらってもわからない、というところがある。良い問題が並んでいて、解説が詳しくとも、本人がしっかり考えないとそれは意味がない。いくら良い説明を聞いたからといってしみてこないと力にはならないのです。

最初はたくさんはできないだろう。進みも遅いかもしれない。でも確実に理解が進んでいけば、ペースは上がっていくものなのですが、最初からペースが上がっていてはまったく追いつくチャンスがなくなってしまうのではないでしょうか。

==============================================================
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

子どもの受験ですから
==============================================================
今日の慶應義塾進学情報

調味料の問題
==============================================================


次号は8月12日正午ごろ配信の予定です。

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(塾・指導・勉強法)へ
にほんブログ村


暗記のテキストとともに

そろそろ秋に向けて、知識を増やしていかなければいけない時期です。

暗記テキストを決めて、今、一生懸命繰り返し勉強している受験生が多いと思いますが、暗記テキストは1種類で良いものの、やはり問題演習は必要なことです。

ある知識を覚えたときに、それはひとつの方向の問いから覚えていることが多い。

しかし、問題になると別の方向から尋ねられる場合が出てくるわけで、せっかく覚えていたのにそれが使えない、ということがおこります。

したがって、暗記テキストのほかにやはり問題の演習は必要なことなのです。

例えば平安時代のことを覚えたら、平安時代のテキストの問題をやってみる。そして違う形で問われて、答えられなければ、やはり知識の深さが不足していることがわかりますから、それを修正することができます。

私は今まで使ったテキストの演習問題や電話帳(単年度の各校の入試問題を集めた問題集)から数問、問題をやってみると良いと思います。
これからの学習はこの繰り返しでよい。

暗記テキスト→過去問や問題演習→確認→暗記テキスト

のローテーション。

それを繰り返していくことで、知識に深みが増していきます。

暗記テキストは1種類で良いが、問題を上手に選び出してあげてください。せっかく覚えた知識を上手に使うコツをつかんでほしいと思います。

==============================================================
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

計画通り進まない子
==============================================================
中学受験 算数オンライン塾

8月13日の問題
==============================================================

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(塾・指導・勉強法)へ
にほんブログ村


お盆休みに苦手をひとつ克服する

お盆休みにすでに勉強の計画は決まっているとは思うのですが、せっかく塾がないので、ここでひとつ苦手を克服する経験をしてみるのは良いのではないかと思います。

子どもたちが苦手とする分野は、算数では場合の数、立体、規則性、速さなどがあり、理科ではやはり電気や浮力が問題になるでしょう。

そういうものを一気に克服するためには、やはりまとまった時間が必要です。

しかし、普段はなかなかそれだけの時間を作るのが難しい。やはり少しずつ進んでいかないといけない。だから「解決した!」という実感を得にくいのです。

でもまとまった時間でやりきってみると、「わかった!」という経験が積み重なっていくので、「克服した!」という気持ちを持ちやすい。

他にもやることがあるので、たくさんはできないでしょうが、それでも1つ何か「苦手を克服する」という経験を積むことで、「前向きに努力すればできないことはない」という気持ちになってくれれば良いのではないでしょうか。

うちの娘は「場合の数」が苦手で、最後まで場合の数をさけて通りました。たまたま入試では一問も出なかったので良かったですが、それはラッキーなだけで、逆に出ていたら・・・。

やはり苦手な分野はなるべく残さない方が良いので、良い機会ですから集中して克服してしまいましょう。

==============================================================
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

秋の模擬試験のスケジュールを考える
==============================================================
今日の慶應義塾進学情報

食塩水の問題
==============================================================


次号は8月12日正午ごろ配信の予定です。

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(塾・指導・勉強法)へ
にほんブログ村