2013年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

過去問が終わりません!

確かに計画を立てました。1週間にこの時間は過去問をやろうと。

実際にやってみたときもありますが、その時間に終わらなかったし。あるいは解けない問題の復習に時間がかかったし。

あるいは、塾の宿題でそんな時間はとれなくなり、塾の先生に相談すると

「過去問は出ませんから」

と言われたり。

過去問はもうそろそろ終わりにならないと、なんて話を聞いてしまうと、また焦る気持ちが強くなり、え、どうしよう?

別に気にしなくていいです。

過去問は全部の問題をやりきることがテーマではありません。

過去問をやる意味をあげるならば

1 入試傾向を知り、それに慣れる

2 自分なりの解き方を練習する。

3 ミスを防ぐルーティンを練習する。

4 できないところを復習する。

ということです。つまり、終わりがない!

みなさんのお持ちになっている過去問集は最長でも10年分が収録されていると思いますが、さかのぼれば20年でも遡れます。ただ、もう社会の時事問題なんて、クイズみたいなものになってしまいますし、統計も全然違ってきてしまいますが。

だから、やれることを最大やって、終わりにすればいいのです。いずれにしもて入試は来るので、そこまでにできる準備をしっかりやる。できないものは考えても仕方がない。

先日、本屋の店先で受験参考書を見ていたら、また新しいものがいっぱい出てました。いやあ、不安につけこまれて、またつい買っちゃいそうなタイトルばかりでしたが、買ったってできる時間がもうないんです。

この時期からは、むしろ片づける。

これからやるものをだけを残して、使わないな、と思ったらブックオフに持って行ってもいいぐらい。残していると「あれもやってない」、「これもやってない」になってしまいます。

残りの時間で、これだけをやりきろう、でいいのです。それをやりきって受験準備終了。あとは子どもの勝負ですから、しっかり見守ってあげましょう。

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配点の妙?

日本女子大附属が2013年度より、一般入試(第1回・第2回)の各科目の配点を変更しました。

日本女子大附属中学校 配点の変更

 国語・算数   各50点  →  各60点
 理科・社会   各50点  →  各40点    合計 200点

時間配分に合わせた変更で、入試傾向に大きな変化はないそうですが、各校で学校別傾向と同じように違うのが配点です。

麻布は算数と国語が60点満点 理科と社会が40点満点  
栄光は算数と国語が70点満点 理科と社会が50点満点  
開成は算数と国語が85点満点 理科と社会が70点満点  
桜蔭は算数と国語が100点満点 理科と社会が60点満点 
慶應中等部は算数と国語が100点満点 理科と社会は50点満点
女子学院や慶應普通部は4教科が100点満点 

世田谷学園のように算数が120点 国語が100点 理科社会が各65点という傾斜配点の学校もあります。

この配点の違いは、なかなか微妙なところがあって、算数が得意で理科社会があまり、という場合はやはり算数と国語の傾斜が強い学校の方が多少有利な面はあります。

過去問をやり続けていくと、だんだん、学校の試験に慣れてくるので、途中で模擬試験を受けたりすると、逆に違和感を感じる場合もあるかもしれません。なんか、やりにくいなあ、みたいなこともあるでしょう。

しかし、これだけいろいろ違うと、やはり学校に合わせた対策は必須なのです。これだけ違うのは、それぞれの学校がやはり長い間に培ってきた経験の中から固まってきたシステム。例えば総合点が少ないということは出題問数が少ないということが多く、それだけじっくりと問題を解いてもらいたいという考えでしょう。また逆にたくさんの問題を出して、いろいろな側面の力を試し、差も広げたいということであれば、総点は増える傾向にあります。

しっかり過去問をやりこんで、その傾向を身につけてほしと思います。
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出願書類の変化

以前は、願書にはいろいろ書きこむことがありました。

家族構成、親の勤務先、兄弟姉妹の学校など。しかし、近年、個人情報をあまり学校がとらないようになってきました。

これは、ひとつには個人情報を学校がなるべく持たないようにしておこうという配慮。

そしてもうひとつが、合否は成績で決まる、ということを明確にすることでしょう。

いろいろ書けば、当然、そのことが合否を決める要素になると、勘違いされることになる。

お父さん、お母さんの出身校を書けば、当然、「OBでないと受からない」みたいな話になってしまう。

そんなことはないのに、そう思われるのは心外であるから、学校は願書をシンプルにしようとしています。

もし、受験前にいろいろ気になることがあるのであれば、一度学校に直接聞いて見られてもいいかもしれません。

こんなこともありました。

手に障害のある子どもがいました。面接があるので、その障害で不利になってしまうのではないかとお母さんは心配されていました。そこで私は学校に問い合わせていただくことにしました。

その学校では試験前に、校長先生がその子とお母さんに会ってくださいました。

「笛は吹けるのですか?」

「はい、特別な笛を作っていただいていたので、大丈夫です」

「そうですか」

 それからその校長先生は、その女の子の手をとって、いくつか質問をなさいましたが、最後ににこっと笑って、

「大丈夫ですよ。この手が不利になることは一切ありません。ぜひがんばって受験してください」

と声をかけてくださったそうです。隣でお母さんは本当に涙が出るほどうれしかったとおっしゃっていました。

親としては何か不安になると、その不安がだんだん強くなってしまう場合があります。そうすると、子どもにも影響を与えます。それであるならば、ちゃんと話を聞いた方が良い。最近の学校は事前であれば、良く話を聞いてくれますから、気になるようであれば相談してみてください。

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