2013年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

ダブル出願

ダブル出願とは、同日に違う学校に出願をすることです。

例えば2月1日の結果によって、2日の受験校を変える場合、2校に出願してその準備をします。受験期間は短いので、こういう手法は良く使われるのですが、デメリットもあります。つまり、本人が受けたい学校が明確にあって、そうでない学校を受ける場合は明らかに、やる気が違ってきます。

この学校に合格しても行きたくない、とか、最悪、受験したくない、と言い出す場合もあるかもしれません。最初から良く話してはあっても、子どもは落ちた後だと冷静な判断にはなりにくいことがあるから、その場で選択するというのはなかなか難しい面があるのです。

で、なぜダブル出願になったのか、経緯を考えてみると安全校の選び方が中途半端であるからです。Aという学校で止まると思っていたが、そうでないからBを選ぶ、という流れになってくるわけで、止めるべき学校は最初からしっかり下げておいた方が良いのです。

もうひとつ、出願数によって学校を変える、という場合がありますが、これもあまりお勧めできません。例えばAとBという2つの中学校で悩んでいたので、両方だして倍率の小さい方を受けよう、というようなアイデアがあるかもしれませんが、しかし、これだと結局学校別対策を最後まで中途半端に進めることになるので、対策が充分でない場合があります。

ダブル出願は、かえっていろいろ悩みが増える場合がありますから、慎重に考えた方が良いでしょう。

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映像教材のメリット

インターネットが始まったころから、映像やインターネットを使った教育についていろいろな調査や効果測定が行われてきました。

1 短時間に集中して勉強するということでは動画教材には教育効果がある。
2 長時間画面を見ると、疲労する。
3 モチベーションが高ければ、動画教材は時間的な効率を上げる。
4 あくまで自主的に勉強することが必要で、映像教材から勉強の動機を引き出すことは難しい。

ということが、現時点までの結論と言えます。

いろいろなインターネットの教育システムが作られてきましたが、現状、それなりに運営されているものは、資格試験や社内昇進試験のようないわゆる社会人教育が多くなっています。社会人は忙しいので、学校に行く時間がないし、一定の時間をつくることも難しい。しかし、インターネットであれば時間の自由が利くし、何度も見直すことができるから便利で、それなりに利用者も多いのです。

この年齢の境目はだいたい15歳程度と言われていて、したがって大学受験の場合は、衛星予備校をはじめ動画教材がかなり使われます。ただ、大学受験の場合、自宅で勉強するというよりは塾に来て勉強する。塾といってもブースが並んでいて、そのブースで映像を見て勉強をするのです。なんだ、それなら自宅でやればいいじゃないか、と考えがちですが、それは4に問題があるからです。つまり動画教材はモチベーションを引き出すものではない。あくまで学習教材として効率化するものであるから、充分に動機が高い段階では効果を発揮するが、効果を継続的に出そうとすれば、それなりに管理しなければなりません。だから、塾のようなシステムを作って、そこで生徒の進捗状況をface to faceで管理するわけです。

ただ、映像教材自体は短時間で、内容を理解するという意味では小学生にも充分効果があります。特に子どもに「学びたい」「理解したい」という欲求が強ければ、その効果が上がります。

というので、作ったのが、「これでわかるシリーズ」で、テーマ別に分けたのも「ここだけ勉強したい」という気持ちがあると効果があるからです。だから子どもたちが苦手だ、と思うテーマだけに特化しています。

以上、まわりくどい宣伝でした。

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中学進学後、なぜ凧の糸は切れるのか?

入学試験がだんだん迫ってきましたが、1年前受験が迫っていた受験生は、もはや中学に進んで半年以上経過しました。

で、その中にはすでに凧の糸が切れたように、野放図にやっている子どもたちがいるでしょう。特に自由な雰囲気の学校ではそういう子が多くなりがちで、部活や遊びで忙しく、まあ、試験の成績は低空飛行、あるいはしっかり呼び出しモードに入っているかもしれません。

進学後、このようになる理由。それは受験直前に原因があります。

つまり、この時期。

これだけがんばっているわけでしょう? 週末は土日ともに模擬試験か塾か。平日だって塾だ。家にいれば過去問だ、暗記だと忙しい。

受験生だから当たり前です。

そう、でも当たり前でも負担が大きい分、進学後はそこから解き放たれるから「解放感が強くなる」のです。

まして入学試験が終わったら卒業式までは、もうイベント満載。ディズニーランドだって行きたいし、みんなとだって遊びたい。その解放感は実は「親もひたって」しまいやすい。

「あれだけがんばったんだから、いいわよね。」という気持ちになりやすいのです。

受験生だから当たり前なのと同じように、中学生は勉強するのが当たり前、です。

だから受験が終わったから、といって解放感に過度に浸ってはいけない。むしろ、解放感が出てくる分、「勉強するのが当たり前」を貫く流れを今から考えておいた方が良いのです。

せっかく今勉強しているんだから、さすがに受験勉強ほどではないにしろ、そのまま勉強するペースを続ける。受験が終われば、次は英語でもいいし、数学でもいい。つまり勉強するのは当たり前なんだ、という流れを切らさないことです。

それと逆に今、あまりにストレスをかけすぎないようにすることも大事。ここのストレスが大きい分、解放感が大きくなる。受験生だから当たり前に勉強する、でも小学生だから当たり前に早く寝る、ということも忘れないでください。そこのストレスが過度でなければ、解放感が少ない分、「勉強するのが当たり前」になってきます。

試験が近づいている分、どうしても見方は近視眼的になりやすいが、子どもの成長はまだまだ続きます。来年の今頃「凧の糸が切れちゃったみたい」と嘆かないように、少しは考えておきましょう。

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