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第24回 太陽に関する問題

■下の図を見てください。これは太陽の一年の動きを示しています。

■夏至は太陽が一番北側からあがり、一番北側に沈みます。したがって南中高度が高くなっています。春分や秋分は太陽が真東から出て真西に沈みます。冬至では一番南側から太陽が出て、一番南側に沈むため太陽の南中高度が一番低くなっています。さて、今図で人のたっているところにぼうをたてて、冬至の日、春分の日、夏至の日にぼうのかげの動きを記録しました。

■では図のア、イ、ウはいつの記録でしょうか。

■ アは影が東西の線を切っています。ということは太陽も東西の線をまたいだはずですから、これは夏至になります。春分、秋分は真東から出て真西に落ちるので、影は直線になります。冬至は太陽の南中高度一番低いのですから、影の長さが一番長くなるはずで、これがウです。一番影が短いのは夏至ですから、これだけでもすべてがわかりますね。

(平成18年4月19日)

第23回 慣用句に関する問題

■慣用句には手や足など人間の部首を使ったことばがたくさんあります。中学入試でもよく出題される問題です。覚えているか、確認してみてください。

■次の(   )にあてはまることばを答えなさい。

(1)(   )を乗り出して話を聞く。
(2)(   )から手が出るほどほしい。
(3)親の(    )をかじって生活する。
(4)(   )に入れても痛くないほどかわいい。
(5)(   )をふるって料理を作る。

■答えは(1)ひざ(膝) (2)のど (3)すね (4)目 (5)腕

■ちょっとむずかしいレベルではこんな問題はどうでしょうか。

(1)「そんな、ばかな、(   )を疑うような話だ。」
(2)「彼がやったのでは?」という疑問が(   )をもたげた。
(3)希望に(   )をふくらます。
(4)彼の(   )を持つね。
(5)そんなことに(    )をつっこまなくてもいいよ。

■ (1)耳 (2)頭 (3)胸 (4)肩 (5)首ということになります。ずいぶんたくさんの表現がありますから、たまに頭の体操をしてみると良いでしょう。

(平成18年4月18日)

第22回 角度に関する問題

■下の図を見てください。

■三角形ABCがあります。角Bと角Cをそれぞれ2等分してそれぞれ点EとDを作りました。角ADFは81度、角AEFは75度です。このとき図のxの角度を求めなさい。

■外角から●●▲の合計が81度になります。同様に▲▲●の合計が75度になります。これを合計すると●●●▲▲▲=81+75=156度です。したがって3で割ると156÷3=52度となります。Xは三角形の内角の和180度から●▲をひけばいいのですから、求める答えは180ー52=128度になります。

■ この問題では●と▲をそれぞれ求めることはできません。しかし答えを求めるために、●+▲の合計がわかればいいのですから、上のように求めることができるわけです。

(平成18年4月17日)