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第27回 熟語に関する問題

■次の1~10の□に「不・無・非・未」いずれか打ち消しの意味をもつ漢字をつけて熟語を完成させてください。

(1)□職 (2)□来 (3)□平 (4)□完 (5)□幸
(6)□練 (7)□和 (8)□作 (9)□開 (10)□凡

■ 割と中学入試では出題されるパターンの問題ですが、結構難しいものです。いちがいにこういうパターンで決まっているわけではありませんが、不は形容詞を否定することが多く、無は名詞、未は動詞、非は名詞、形容詞という場合が多いようです。ただ、そういうルールがすべてあてはまるわけではないので、結果としてそれぞれ覚えなければならないでしょう。

■答えは(1)無職 (2)未来 (3)不平 (4)未完 (5)不幸
(6)未練 (7)不和 (8)不作 (9)未開 (10)非凡となります。ただ答えがひとつとは限らない熟語もあります。例えば□道は非道もあれば無道もありますし、□常は非常もあれば無常もあります。この辺が日本語の難しいところといえるでしょう。

(平成18年4月22日)

第26回 数の性質に関する問題

■自動車のナンバープレートの番号を1番から順に9999番まで発行することにしました。ただし4という数字をいやがる人が多いので、数字の4がはいった番号は一切使わないことにしてナンバープレートを発行することにしました。このとき100番目のナンバープレートにはどういう番号がついているでしょうか。

■1から100までの間に4が使われている番号がいくつあるかを考えてみましょう。まず4、次が14、次が24というように40台を除くと9個あります。40台はすべてダメですから、ここには10個の数字がありますから、合計19個の番号がなくなっているということになります。

■ したがって101から19番目の数ということになります。まず100番台が8個。110番台が9個ですから、これで17個。あと2個ということになるので120、121で答えは121ということになります。

(平成18年4月21日)

第25回 気候に関する問題

■日本は南北に長いので、国土の面積の割には、地域によってだいぶ気候が違います。今日は日本の気候区分についての問題です。下の図を見てください。

■左の日本地図で①~⑥までの地域に分けました。右のア~カのどのグラフが当てはまりますか?

①は沖縄ですから、平均気温が一番高くなります。したがってカがあてはまります。②は瀬戸内式気候です。瀬戸内海の沿岸は中国山地、四国山地に囲まれているために季節風が夏、冬ともさえぎられます。ただ気温は温暖ですのでアがあてはまります。③は中央高地ですから、気温が低く降水量もそれほど多くはありません。しかし、北海道ほど寒いわけではありませんからイがあてはまります。④は日本海側ですので当然冬降水量が多くなります。したがってオになります。⑤はさしている→があまり良い位置にないのですが、これは太平洋側の気候を示しています。したがってウになります。最後⑥は北海道ですからエを選べばよいことになります。

■答えは①カ②ア③イ④オ⑤ウ⑥エとなりました。

■ 気候区分としては①南西諸島気候 ②瀬戸内式気候 ③内陸性気候 ④日本海式気候 ⑤太平洋式気候 ⑥北海道気候などとも呼ばれています。

(平成18年4月20日)