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第25回 出願準備

ここのところのご相談で、出願準備についてのお尋ねが増えてきました。

(1)志望理由

いくつかのポイントがあります。

■本人が志望していることを明記すること。
■本人が何を気に入ったのか、確認すること。(これは面接のある学校では再び聞かれることがありますので、保護者だけで決めていいというものではありません。)
■保護者はその本人の気持ちに対して、どういう理由で賛同したか。
(校風が気に入った、環境がいい、指導のシステムがいいなど。)

以上3点を含んでいればいいでしょう。1文は長くならず、欄にちょうど入る程度、逆にあまり空白をあけずに書いてみてください。

(2)受験番号
もちろん、受験番号は何番でもいっしょです。ただ、午後に面接がある場合、早い番号ほど早く終わる可能性はあります。(そうだといっている学校もあるでしょう。)
また、そうでない学校もあります。つまりほぼ一斉に帰す場合があるということです。これは学校に確認してください。その上で、午後受験を予定しているならば、やはり早く行かなければならないということになるでしょう。ただ、午後受験の学校はそれなりに後ろで構えているわけですから、ある程度融通はきくでしょう。これもしっかり学校に問い合わせてみてください。

(3)兄弟姉妹の学校名を書くか?
指定がなければ、書かないのがいいでしょうが、もし兄姉が同じ学校に行っているので、妹もよろしくという場合は書いてもいいでしょう。(それが利くかどうかは別にして、まあ、しないよりはした方がいいという意味ですね。)ただし、指示が「学校名不要」の場合は書いてはいけません。

(4)片親は不利?
そういう時代ではなくなりました。心配せずに記入してください。下手な小細工は不要です。

(5)緊急連絡先
書類に不備があった、補欠の繰上げをする、という場合、学校はまずご自宅に電話をします。しかしつながらない。では次にどこにかければいいですか?というのが緊急連絡先です。したがって保護者の携帯電話が一番ということになるでしょう。あるいは保護者の勤務先でもいいかもしれません。まちがっても田舎のおじいちゃん、おばあちゃんの電話番号を書かないようにしてください。

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第24回 直前の学習法

東京、神奈川の入試まで1ヶ月を切りました。関西はもう直前です。

直前の学習法を列挙してみましょう。

(1)過去問、類題演習

実際に試験問題にあたり、時間内に自分のできる問題を正確に解くという練習をしてください。特に重要なのは算数。全体を見回して、自分の出来る問題を確実に解答することが、合格の必須条件です。ですから、過去問にしても類題にしても、時間を決めてしっかり解く練習をしましょう。

(2)暗記

知識の暗記は繰り返しましょう。自分がこれまで学習してきたテキストを繰り返す、ということが大事です。この本に出ていることは全部覚えたという自信ができるまで、繰り返して勉強してください。

(3)不得意なところは集中的に

「ここがどうしてもできないんだ」と思うところがあれば、もう一度挑戦してみましょう。これまでどうしてもできなかった問題も、案外、もう解けるようになっているかもしれません。自分で「克服してやろう」という強い意思を持って、やり直しをしてみましょう。

(4)授業の復習

直前の学習では先生たちも出そうなところを集中して学習するように授業を組み立てていると思います。学校別特訓の授業を中心に、しっかり復習してください。

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第23回 やさしい問題を見くびるな

子どもたちの様子を見ていると、ミスが出る問題は圧倒的にやさしい問題が多いものです。

一行問題など、「見たことがある」とか「やったことがある」と思った瞬間に、もう問題の条件を読み飛ばしている。

だから後から答え合わせをしてみると、「ギャー」と頭を抱え込むことになるわけです。しかし、ここで差がつく。

合否を分けるのはやさしい問題なのです。

問題を解くとき、条件に下線を引く、答えが出たと思ったら、もう一度見直す。この2つをやるだけで、ミスはだいぶ減ってくるもの。この冬休みにとにかく徹底的に実行させるようにしましょう。ここで直せなければ、入試会場ではうまくやることができません。なにせ、なかなか平常心で解けないから。

普段からていねいに解くという練習をしていないと、やさしい問題ではまりますから要注意です。

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