それでも母親講座」カテゴリーアーカイブ

第62回 6年生なのに、クラブの合宿?

    「何を考えてるんですか、この大事な時期に。もうクラブはやめないと、受験にはならないですよ。お母さん。」
    と塾の先生に言われたお母さん。私に相談のメールが来ました。
    「子どもはサッカー中心の生活をしてきて、サッカーがちゃんとやれる中学に行きたいということで、中学受験も始まったんです。今のチームのキャプテンをやっているし、合宿に行かないわけにはいかないですが、塾の先生との関係もあって、どうしたものかと。」
    塾の先生に言われてしまうと、ちょっと困ってしまいますね。ただ、やはり家庭の方針というものを貫いていいのではないかと思うのです。親も子もその方向で進んでいるわけだし、むしろサッカーがエンジンになっているとすれば、合宿に行くこと自体は問題ではありません。
    ただ、勉強時間は減るわけだから、その分を効率よく取り戻していく必要があります。本来は、得意な科目の授業は休んで、フォローしなければいけない科目の勉強を家でやるとか、そういう工夫が必要なんですが、塾を休むと、またそういう先生は怒るんだろうなあ。
    私はまったく怒りませんね。だって、子どもひとりひとりに戦略があってしかるべきで、要は合格するかが問題なんですから。
    ご家庭がしっかり考えてあげれば、それでいいと思います。塾はたくさんあるし。

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第61回 量をこなすよりも

    夏休みは、何としても力をつけたい、だからたくさんの問題をやらせたい、と思われる方は多いと思います。
    勉強は確かにしないと力はつかない。ただし、たくさんの問題をやるにしても、どうやるかは考えておかなければいけません。
    例えば、わからない。わからない問題は、解法を読んで納得をしないといけない。ところが自分で発見がないと、本当の理解にはつながらない。苦労して、わかる、から力がつくのであって、たくさんの問題の解法をただ教えられたところで、力はつかないのです。なぜなら使えないから。
    入試で合格するには、当たり前ですが入試問題が解けなければいけない。つまり、できない問題が自分で解けるようになっているのか、ここを吟味しないと本当はいけないのですが、日本の学習法というのは、どうも根性論があって、それこそ千本ノックのように、たくさんやればできるようになるぐらいに考えている、危険な発想だといつも思います。
    子どもは特にそうですが、解けるとうれしい。そのうれしさが勉強のモチベーションになる。じゃあ、これも解けるかもしれない。ただし、それが目の前にたくさんあったら、誰も気がなえてしまいます。
    だから、わかることを確認しながら、少しずつ問題を出していくのがいいのです。もちろんできる問題をやることはない。はなからできるという問題は手をつけなくてもいいのです。
    問題はこれまでできなかった問題。これができるようになるかどうかが、鍵です。だから夏休み前に問題を整理しておく必要があったわけですね。
    お子さんが、夏休み何から何までやるようだと当然時間が足りません。できなかった問題を、確実にできるようにしていく工夫。これが夏に最も力をいれるべきポイントといえるでしょう。

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第60回 講習の復習はしっかりと

    いろいろやらなければいけない夏休みではありますが、夏期講習に行く以上、この復習はしっかりとやる必要があります。
    特に算数と理科。せっかく勉強してきても、それが本当に理解できていないと、時間のムダになるからです。大事なのはできなかった問題の処理。本来でいえば、もう一度解きなおす必要があるでしょう。もちろんすべての問題に手をつけられないという時間的な制約はあるでしょうが、それでもできない問題を整理しておく必要はあるわけです。
    私はドジノートというのを、お勧めしています。
    これはA4版のノート(できればルーズリーフ)の表に、問題、裏に解答や解説を書き込んで、できなかった問題を分類します。プリントの問題など、どんどん切ってしまう。できた問題は、いいのです。大事なのはできない問題。そして、それを別のノートにやり直す。
    できれば、はずす。できなければ、もう一度。という繰り返しですね。これをやることによって、できない問題を明確にして、勉強の優先順位を決めていくのです。できない問題がファイルからどんどん減れば、それは力がついていく証拠になります。
    解法を読むというのはだめです。ノートの見返しもあまり意味がない。やはり解きなおす。ここが算数や理科の計算問題の勉強の大事なポイントになるでしょう。

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