閑話休題」カテゴリーアーカイブ

ゴールデンウィークの宿題

ゴールデンウィークが近づいてきますが、最近は多くの塾が休みにするようになりました。

クリスマス、正月とずっと講習が続き、最後、入試を経て、春休みかと思ったら春期講習で。そう、塾の先生も休みなくきたので、ここで一休みしたい。だから、まあ休みになるのはいいのですが、どうもこの時期に大量の宿題を出すところが増えた。

また、交代で休んで、その代わり、特別講習を組む塾もあります。「GW特訓!」とか。

しかしながら、ご家庭では

ほっといてもらいたい

という気持ちもありますね。

塾の先生からすれば、「休みにして勉強しないと困るから」というので、いろいろ理由をつけて大量の宿題を出します。実際にやることのない生徒ならば、それも一理あるかもしれない。GW特訓も同じです。

しかし、新学期になっていろいろ進んできて、

ここはじっくり親子で復習に取り組んでみたい

と思っているご家庭もあると思うのです。

で、どうするか?

電話しましょう。塾に。相談してください。 面談の機会があれば、面談をお願いしてもいいかもしれない。

今年のゴールデンウィークは祝日が比較的並ぶので、うまく利用するとしっかり復習できるでしょう。

土台、自分で勉強しない、から塾の先生は宿題を出す。しかし、自分で勉強する子にとっては、結構しんどい面があるのです。

できないところは、人それぞれですから。

==============================================================
田中貴.com通信を発刊しています。登録は以下のページからお願いします。
無料です。
田中貴.com通信ページ
==============================================================
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

食堂
==============================================================
中学受験 算数オンライン塾

4月21日の問題
==============================================================


「映像教材、これでわかる比と速さ」(田中貴)

6年算数重要問題精選ノート(田中貴)

「映像教材、これでわかる比と図形」(田中貴)

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(塾・指導・勉強法)へ
にほんブログ村

小手先の勉強?

ある中学の数学の先生と話をしたときのことです。

「新入生を見ていると、すぐ答えを求めたがるんですね。なぜそうなるか、ということを考えるよりは、どうやれば答えがでるか、ばかりを知りたがる。」
「はあ」
「まあ、塾ではやはり成績をとるために、解き方を教えるからそうなんでしょうが、実際の勉強というのは、そうではないでしょう。答えがわからないというか、正解がどれかわからない問題もあるわけで。」
こちらはちょっとむっとしたところで、しかし気を取り直し
「それで、先生はどうやられるんですか。」
というと、先生はにこっと笑って
「答えの出ない問題を出して、涼しい顔をしてすわってる。」
「それで?」
「そうすると、そのうち答えがない、ということを言う子が出てきます。」
「はあ」
「で、そいつに言う。『どうしてそうか、説明してみろ』」
「・・・・」
「答えがない、ということを説明するなんて、今まで多分やったことはないでしょう。入試問題なんかにしたら、校長に怒られちゃうが、しかし授業ではかまわない。そんな横道ばかり、最初はやるんです。そのうち、本当に考えるようになる子が出てくる。まあ、6年ありますからね。最初は点数とることばかり考えてるから、本当に考えてないところがある。だって答えが必ずあると確信して解いてますもんね。でも学問は違うでしょう。世の中の問題なんてむしろそちらの方が多いかもしれない。でもそれを解いていかないといけないわけだから。」

受験勉強は小手先の勉強といわれがちですが、しかし私はやり方だと思っています。

(1)まず基
漢字を覚え、文章を読み、計算をする。その力が十分でなければ先に進めません。

(2)興味を持つ
歴史を学ぶ、生物を学ぶ。これはどうなっているのだろうか?と疑問に思い、それを解決する。

(3)解き上げる喜びを経験する
算数の問題でも、じっくり考え、それを解き上げていく。

決して量を追わない。心に余裕を持って、勉強の楽しさを実感する、ということが子どもの勉強に対する気持ちをより積極的にすることになるでしょう。

まもなく中学に入る今年の子どもたちを先生はどう迎えるのか、また聞いてみたいなと思っています。

==============================================================
田中貴.com通信を発刊しています。登録は以下のページからお願いします。
無料です。
田中貴.com通信ページ
==============================================================
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
歴史マンガを活用する
==============================================================


理科重要問題ノート
理科重要問題ノートサンプル


「映像教材、これでわかる比と速さ」(田中貴)

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(塾・指導・勉強法)へ
にほんブログ村

学生アルバイト講師はだめ?

塾の先生は、専任の先生のほかに多くの大学生、大学院生が参加しています。

今年もまもなく4年生が卒業を迎え、多くの塾の先生が交代する時期になりました。

塾の仕事を始めて2年から3年、経験が積まれてくる時期ではありますが、塾に就職しなければ、ここで新年度に向けて新しい先生の募集が始まります。

とはいっても、大学生の新年度の授業は4月から。実際に時間割が明確になるのは4月の中旬以降になりますから、これまでの間、塾は明らかに人手不足になります。

しかし一方でまだ新年度なので、6年生が卒業したばかりだから塾生も少ない時期。だからうまくバランスがとれている時期ではあるのです。

ということで塾にとっては大事な戦力の大学生なのですが、最近、ちょっと流れが変わってきました。

大学生があまり塾でアルバイトをしなくなった。

塾のアルバイトは5時以降だし学生にとって都合が良いとは思うのですが、やはり長期休みはかなり時間をとられるし、拘束時間も長い。

そして何より今は就職が厳しい。大学の授業をサボって、アルバイトを続けられるような時代ではありません。

大学の成績もあげないといけないし、実際に就職活動も長くなっている。だから今、日本の学生は海外に留学もできないような状況になりつつあります。

だからアルバイトをあまりしない、というかできないというのが本音かもしれません。

塾の戦力は、これから不足していくでしょう。

じゃ、正社員を増やせばいい? もちろん、その通りなんですが、私は大学生のアルバイトは子どもたちにとって、ある意味プラスが多かったと思います。

こういう仕事を選ぶ大学生は、多くは自分が中学受験をしているし、知的レベルも高い。私立中学を受ける子どもを教えよう、と思えるんだからそれなりに学力があります。これからグローバルに活躍するだろう人材が子どもたちを教えてくれているのです。

若手の正社員に比べれば大学生のアルバイトの方がよほど子どもたちの指導はうまかったりします。

塾講師がアルバイト、という点で批判が多いかもしれませんが、専任より「まし」ということも実際はあるのです。

==============================================================
田中貴.com通信を発刊しています。登録は以下のページからお願いします。
無料です。
田中貴.com通信ページ
==============================================================
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
わからない、と言われたときに
==============================================================


「映像教材、これでわかる数の問題」(田中貴)

「映像教材、これでわかる力のつりあい」(田中貴)

「映像教材、これでわかる場合の数」(田中貴)


「中学受験、合格して失敗する子、不合格でも成功する子」


田中貴の中学受験教材一覧

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(塾・指導・勉強法)へ
にほんブログ村