なおなおパパママ講座」カテゴリーアーカイブ

第135回 基本問題と応用問題

■ 応用問題ができない、という場合、先生と相談すると、「基本ができていませんからねえ。」という話が出る場合があるでしょう。それは、その通りかもしれないし、そうでないかもしれない。これは確かめればわかることです。基本問題をやってもらえれば、それがわかる。

■ 基本問題ができなければ、それは基本をやり直した方が良いでしょう。しかし、基本問題はできる、という場合も結構多いのです。これは、応用問題の対処の仕方が充分でない。

■ 基本問題は概ね、ひとつかふたつの論理でできています。したがって、その論理を理解できれば、解ける。しかし、応用問題はそれが3つ、4つと続いていくのです。その論理を得るための情報もやや複雑なところから得なければならない。例えばグラフから読み取るとか、補助線を引いてみてわかる、みたいなところがたくさんある。だから、基本ができても応用はできない、ということになるわけです。

■ この場合、基本問題をやり直すのは意味がない。もう基本はできているわけだから、むしろ応用問題をやらないといけない。では、どうやればいいか。

■ まずは解いてみて、できなければ詳しく解説を読むことです。そしてもう一度自分で解きなおしてみる。正確な解法を再現するわけです。そのとき、定石みたいに覚えない。覚える必要はありません。なるほど、このグラフからそういうことがわかるのか、とか、そういう経験を積めばいいのです。そして、また次の問題に行く。

■ それでもまた、歯が立たない、ということであれば、また同じように解説を読み直し、そして自分で再現する。再現することで、何がわかればいいのか、ということを理解することが大事です。その経験が積み重なっていくことによって、応用問題はやがて解けるようになります。

■ もともと構造が違うものだから、同じ勉強の仕方ではマスターできません。基本問題ができるとわかったら、あとは数少なくてもかまわないから、じっくり応用問題に取り組んでください。

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第134回 子どもの勉強の管理とは

■ 子どもが、どのような勉強を、どう進めているか、を管理することは中学受験ではある意味大事なことです。高校受験や大学受験であれば、それはもう本人がやるしかありませんが、小学生のうちは計画を立てて実行し、その成果を見る、みたいなことを本人が完璧にこなすことは難しい。したがって、やはりお父さん、お母さんの手伝いが必要なのです。

■ しかし、あまりに細かな計画を立て、その進捗状況を注意して、というような管理はお互いにストレスがたまることになります。子どももそろそろ自分でいろいろなことをやりたい年頃ではあるし、反抗期も始まるころなので、良い距離感を持っていないといけない。

■ 計画を立てる時から、子どもと一緒に考えることが必要です。例えば塾ではどんな宿題が出ているのか、どの学校を狙うのか、今の現状はどうなのか、ということを勘案しつつ、本人がやる気をもって勉強するように仕向けていかなければならない。「これをやりなさい」と渡して、「やってないの?!」と怒ったところで、それはやはりうまくいくわけがないでしょう。

■ 子どもの勉強の管理で最も重要なことは「知る」ことです。子どもが今どんなところに困っていて、その解決のために何をしているのか、を明確に知っている。知っていれば、あとは本人にある程度任せてその進捗状況を後から教えてもらえればいい。

■ それだけでも、子どもたちの勉強はよほど効率的になります。実際に塾では「やりなさい」的なことが多く、みんながやっているから自分もやらなきゃ、みたいなことになりやすいわけですが、それが本人にとって効率的であるかというとそうではない部分も当然あるわけです。だから、そこの取捨選択をしっかり見極めた上で、やるべきことを絞り、なるべくならシンプルにして本人がやりやすいようにしてしまう。例えば、この問題集を全部やる、といっても無理ならだと思うのなら、奇数番号だけやる、というような手も当然考えられるわけです。

■ 勉強に充てられる時間は有限ですから、それをいかに効率化するか、やはりいっしょに考えてあげることがこれから重要になってくるので、力を貸してあげてください。

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第133回 記述問題は面倒だ

■ 最近国語の読解問題で記述で答えを書く問題が増えました。文を答えると言っても、「あてはまる部分を書きぬきなさい」はあてはまりません。「文中のことばを使って答えなさい」「自分のことばで答えなさい」という形式。つまり、作文で答える問題といいます。

■ これは絶対に面倒です。アと答えればいいものを二十字とはいえ作文を書くということは、作業として手間がかかる。まず考えないといけないし、表現が正しいかも確認しなきゃいけないし、二十字越えたら、また書き直さないといけないし。

■ だからやらないのです。子どもたちの答案を見ても、最初のうちはまず空いている。「どうしたの?」と問われて「面倒!」と答えるわけにはいかないから、「わからなかった」というだけの話。でも選択肢の問題は答えられているわけだから、まあ、時間がかかるから後にしよう、でそのまま空欄になってしまうことが多いのです。

■ よく記述問題の適性、というような模擬試験がありますが、そんな適性はすぐ変わる。例えばすべての問題が記述であっても、そこにどうしても入りたいと思えば、練習するし、割と書けるようにはなるのです。ただ面倒だからやらない、というのは何とか克服した方が良い。

■ 私は良く国語の問題で「空白を残さない」ように指導します。「書かない」でテストを出したら、書くまで終わらせない。「え?やるの?」「そう、終わったら帰っていいよ」

■ で、最後まで書けない子なんていません。帰らないといけない、と思ったら絶対に書く。「できるじゃない?」「え、まあ」

■ だからわからなくてできないんじゃなくて、「面倒だからやらない」ということがその理由であることを知っておいた方が良いでしょう。もちろん、中には本当に書けない、という子もいますが、それも練習をすれば書けるようになる。結局は実際にやっていくうちにできるのですから、記述は適正ではなく「やる気」で決まるのだと思って間違いないでしょう。

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