算数でこの時期、意外に大事なのがやさしい問題の練習です。
どうしても、難しい問題を解きこなそうとする傾向がありますが、やさしい問題をきちんと解きこなす練習も必要なのです。
この時期、私の授業ではときどき、やさしい問題を20題ほど出して短い時間で解かせていました。一問一問はそれほど難しい問題ではないのですが、案外満点は取れないのです。
だいたいこれまで勉強してきた「見たことがある」問題なのですが、どうしても記憶があるので、問題自体をよく読んでいない。
その結果としてミスをするのです。答え合わせをすれば、すぐ何を間違えたのかはわかるのですが、しかし、それを一発で解くことが必要なのです。
入試で間違い直しはありません。答案を提出したところで、もはやすることはなくなるので、提出する前に最善の努力をすることが必要なのです。
やさしい問題をばかにしていはいけません。
ていねいに解く練習として、やさしい問題を短時間でやる練習もしてみてください。
「満点とらなきゃ、だめよ」
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