6年生もこの時期になると、塾で勉強している子どもたちが圧倒的に多いでしょう。
この3連休も睡眠時間以外で考えると、家で過ごすよりも塾で過ごしている時間の方が長い子どもたちが多いのではないかと思うのです。子どもたちも大変だが、指導する先生も大変だろうと思います。しかし・・・
その結果として、実は子どもがどういう勉強の仕方をしているか、わかっていないお父さん、お母さんが増えていると思うのです。
最近の子どもたちは早くに塾通いを始めます。そして、組み分けテストでランキングされる。毎月テストがあって、順位が発表され、席も成績で決まります。そのランキングで上位に入ってくると、その成功体験からいろいろな勉強の仕方を学んでくるし、親や先生たちも褒めてくれるのでモチベーションは高いでしょう。
しかし、そうでなかったら。
成功体験が充分でなく、具体的にどうすれば成績が上がるのかもわからず、ただ課題といわれるテキストや問題集をやって、でも相変わらずランキングは上がらず、そして2年が経過してしまったら。
その子は自信を持って「こうやればできるようになる」という方法は持てないままになっているのではないでしょうか。
その結果として、子どもたちがやる気を失ったり、早くも入試に落ちることを予想して「勉強しなかったから落ちた」ということを証明し始める場合すらあるのです。
子どもが勉強をするようになるのは、「入りたい学校があり」かつ「その学校に入れそうだ」と思うときが一番です。この時は、勉強したいという気持ちが強くなるでしょう。でもここで、「その学校に入れそうだ」と、どうして思えるのか?
子どもたちだって『雰囲気だけ』でそう思うわけではない。やはり成績を見たり、先生やお父さん、お母さんの言葉からそれを感じる。つまり成功体験があって、具体的にこれをやれば「合格するかもしれない」と絞り込めるから、勉強するのです。
ただ与えられる課題、どうせできないだろう問題集、を前にして「がんばれ」といわれたところで、それで2年もたって子どもががんばるわけがないのです。
まずは小さくてもいいから、成功体験を積ませることです。前にもお話した通り、小さな目標をクリアすること。
この蓄積が成功体験を生み、やがては子どもたちのやる気につながっています。
今、子どもたちがどんな勉強をしているか、ご存知ですか?
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