2つの方法

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中学受験は、まず知っておくべきこと、習っておくべきことの履修があって、そこから入試レベルの問題を演習して得点力をつけていく、という2つの段階があります。

で、長いこと中学受験が行われ、新しい問題を出す学校とそれを対策する塾の「イタチごっこ」の結果、まあ確かに範囲は10年前に比べればある程度広がった、ことは間違いないでしょう。

しかし、一方で範囲が増えたから早く始めても、子どもたちの成長がまだ受験勉強に追いついていないという問題があるのです。

だから、早く始めるのであれば、結果を追い求めてはいけない。というのは、まだ子どもたちの成長が追いついていないので、十分に理解できていないかもしれないし、まだ受験勉強そのものに馴染んでいないという場合がある。まだ遊びたい盛りだろうし、語彙や計算力まだまだなところがあるので、それが追いついてから初めて結果が出るようになるから、それまでの間親も子もあまり疲れないようにしないといけないわけです。

ただ、塾は組み分けテストをやって煽ってくるから、成績が出ないと親もがっかりするし、子どももなんとなく気分が晴れない。それが積み重なって撤退という結論が出てしまう場合も最近話を聞くことが増えました。

一方、もうひとつの方法は、子どもの成長に伴って受験勉強を始めるというやり方。

フリーダムはこちらをとったので2年間で完成することになりました。ただ、10年前のカリキュラムと比較すればそれなりに増やさなければいけないところもあるので、カリキュラムの履修は基礎中心、問題演習は志望校対策中心で切り分け、さらにITを使ってワンストップで勉強できるように仕組みを作ったわけです。ただ、それでも自分で勉強しないと当然進まない。が、そこそこ学齢は進んでいるし、目標も絞りやすい段階になっているから、いったん本人に火が付けば、かなり短期間でできるようになってしまいます。

一方で、「本当に間に合うか」と親は心配するから早くから塾に入れてしまう。結局、子どもたちの負担が大きいままになっているので、なかなかやり切れないというところはある。

今までやってうまくいかなければ、再スタートを切ったほうが良いというので、「5年生、スローダウンのすすめ」というお話をフリーダムはしていますが、いずれにしても子どもたちの自信をまず培うこと、やる気を出してもらうことが大事。

子どもは同じところにはいないので、確実に毎日成長している。そこを多少長い目で見ていれば、やはり帳尻は合ってくるものなので、慌てないでいきましょう。


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