反抗期?

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6年生ともなると、まあ、子どもがいろいろ言い返す。「うるせえなあ」はその典型的な一言かもしれません。

反抗期には2つあります。ひとつが小学校4年生くらいから始まる第一次反抗期。もうひとつが中学2年生でピークを迎える第二次反抗期ですが、中学受験生は第一次反抗期から第二次反抗期に入っていく段階です。

第一次反抗期は、子どもたちが成長するにつれて「自分で考えて、自分のしたいように行動したい」と思う気持ちからスタートするものです。これは子どもの成長においては非常に大事なステップで、これがこないのはかえって問題でしょう。ただ、実際には「うるせえなあ」などということばを子どもが口にするので、お父さん、お母さんとすれば「頭に血が上る」場合が少なくないでしょう。

しかも、行動としては口ばっかり。「自分でやるからほっといてよ」といいながら、何もやっていないことなんてざら。というのではないでしょうか。

子どもからすればそういう気分だから、そういう言葉を口にするのであって、そこに実績が伴いません。だから第一次反抗期はまだ楽なのです。第二次反抗期は、その反抗的な態度が実際の行動につながるからやっかいなのですが、第一次反抗期の場合は、口ばっかりですから、むしろ具体的な指示が必要になります。

第一次反抗期の段階ではまず、子どもとの距離感を上手にとることが大事です。本人が「自分でやっている、自分なりに進んでいる」という感覚が持てるように親が距離をはかるのです。

実際にやっている内容はお父さん、お母さんが決めてかまいません。ただ、子どもたちはこの内容がどういう目的で、何を強化するためにやるものなのか、具体的に知っていることが大事です。あるいは何をするか決める過程で本人が参加していることも不可欠でしょう。

そういう過程で「やらされている」のではない、「自分がやるんだ」という意識を持たせていくことが大事です。

ただし「いや、あのときは何も言われないのが良かった」と思って、何もやらないのは、こと中学受験を成功させようと思ったらNGです。
実際に勉強する内容を自分で決めるのは12歳の子どもたちにはかなり難しい。

具体的にどの力を伸ばすために、あるいは志望校のこの種の問題に対応するために、具体的に何をやるか、をいっしょに考えてください。また、その内容を本人が納得してやれるように具体的な目的を示すことも大事です。これをやるのが当たり前だ、では動くことはなく、ただ反抗が続くだけ。

本人もできるようにはなりたいと思っているので、やる気を引き出すようにしていきましょう。


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