2014年城北埼玉の問題です。
あるこさの塩酸と水を表1のような割合で混ぜ合わせていろいろなこさの塩酸A~Fを10cm3ずつつくりました。
表1
こさのちがう塩酸A~Fに、亜鉛600mg(ミリグラム)をそれぞれ加えました。そのとき発生した気体の体積と残った亜鉛の重さをはかったところ、表2のような結果が得られました。
表2
問1 発生する気体の説明として適当なものを次のア~オから選び、記号で答えなさい。
ア 黄緑色の気体で、刺激臭がする。
イ 石灰水にとかすと白くにごる。
ウ 線香の火を近づけると、線香がはげしく燃える。
エ マッチの火を近づけると、大きな音をたてて燃える。
オ 空気中にもっとも多く存在する気体である。
問2 塩酸Dの反応が終了後、さらに気体を発生させるためには、塩酸と亜鉛のどちらを加えるとよいですか。
問3 亜鉛600mgとちょうど反応する塩酸10cm3は、もとの塩酸と水を何cm3ずつ混ぜたものですか。
問4 亜鉛1500mgと塩酸A10cm3を混ぜて気体を発生させました。
(1)この反応で水溶液中に余るのは亜鉛と塩酸のどちらですか。
(2)発生させた気体の体積は何cm3ですか。
問5 塩酸A 10cm3にいろいろな重さの亜鉛を入れたときに、発生した気体の体積の変化を表すグラフを次のア~オから選び、記号で答えなさい。ただし、グラフの横軸は亜鉛の重さ、縦軸は発生した気体の体積とします。
【解説と解答】
問1 発生する気体は水素ですから、エになります。
(答え)エ
問2 Eは塩酸が2cm3で、亜鉛400mgが溶けました。Fは塩酸が1cm3で亜鉛が200mg溶けました。
ということは亜鉛600mgを溶かすのに必要な塩酸は3cm3になるので、Dの場合はまだ塩酸が1cm3残っています。
したがって亜鉛を入れた方が良いことになります。
(答え)亜鉛
問3 亜鉛600mgを溶かす塩酸は3cm3ですから、塩酸が3cm3、水が7cm3です。
(答え)塩酸3cm3、水7cm3
問4 亜鉛1500mgだと必要な塩酸は1500÷200=7.5cm3ですから、塩酸が2.5cm3あまります。
亜鉛が600mgで水素が210cm3ですから、210×2.5=525cm3が気体の体積です。
(答え)(1)塩酸 (2)525cm3
問5 塩酸10㎝3は亜鉛2000mgまで溶かすことができ、その後気体は発生しません。
したがってグラフはアになります。
(答え)ア
「映像教材、これでわかる水溶液」(田中貴)
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