■ カリキュラムを履修していく段階では、あまり学校別傾向というのは考えません。まずはとにかく通過算なり、ニュートン算なりができるようにならないといけないからですが、カリキュラムが早く終わったときに迷いが生じます。
■ というのはやはり学校によって出題傾向は全く違う。中学入試はすべて学校が独自に問題を作る「独自入試」ですから、それぞれに特徴があり、それは偏差値とはあまり関係がない。難しい学校は算数の記述式が多い、とされていますが、しかし、記述を出さない学校ももちろんあるわけで、難問を少なく並べる学校もあれば、標準的な問題を数多く並べる場合もあります。だから、どこを狙うか、ということで対策は変わってくるわけですが、しかし、これだけカリキュラムが早く進行してしまうと、本当に大丈夫か心配になってくる。
■ それで、また復習と称して似たような問題を繰り返すことになるのだと、何のために早くやったのか、わからない。それならばゆっくりやっても同じことなのです。
■ まだ志望校が決まらない、という場合もあるでしょうが、やはりここまで来たら志望校をある程度想定していった方が効率が良いのです。カリキュラムが前倒しされて一番のメリットは何かといえば過去問に早くあたれることです。一応すべてのカリキュラムは終わっているわけだから、習っていない、ということは少ないわけで、じゃあ、過去問も一応やろうと思えばできる。
■ もちろんこの段階で歯が立たないでしょう。しかし、その学校の出題傾向は肌で感じることができる。「ああ、こういう問題が出るんだ。」とか「これはおもしろそうだ。」とか興味が湧いてくればしめたものです。
■ したがってまたすべて復習に、と戻らない方が良いでしょう。もちろんカリキュラムでは復習のオンパレードかもしれないが、そんなことはお構いなしに少しずつ過去問をあたっておくと良いと思います。「どうもこの学校の問題は相性が悪い。」「この学校の問題は解きやすい」というような違いが出てくると、志望校を絞り込んでいく上でも役に立ちます。
■ せっかく早く進んだのだから、そのメリットを活かしていきましょう。
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