受験校か、付属校か

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中学入試は、すべて独自入試です。独自入試というのは、それぞれの学校が入試問題を作るということ。

そうなると、学校別傾向というのが非常に色濃くなるので、やはりその対策をするのが効果的です。すでに受験カリキュラムは終わり始めているので、だったら学校別の対策を少しずつ進めていった方が良いのです。ここで夏休みまで、また復習に時間を割くということになると、何のために前倒しをしたのか、あまり意味がなくなってしまいます。一応カリキュラムが終わったのだから、入試問題を解けるレベルには来ている。(もちろん合格点を取るというところまではまだ行かないでしょうが、それは当たり前の話。)だから、志望校の過去問を少しずつ始めないといけないのです。

ところが、まだ決まっていない、という場合があるでしょう。それだと、実はせっかく早くやった効果が得られない。成績はこれから伸ばせばいいので、早めに第一志望を決めてしまうことが効率を上げるひとつのポイントになります。

ではどうやって選んでいけば良いでしょうか。

まず最初に受験校を選ぶか、付属校を選ぶかという選択があります。

受験校は大学受験をする学校、付属校はそのまま系列の大学に進学する学校のことですが、これはそれぞれにメリット、デメリットがあります。

大学受験は確かに大変ですが、自分の志望する大学を自由に受けられるという点はメリットです。一方付属校にした場合、自分の行きたい学部が系列の大学にない場合がありますから、大学受験をした方が選択肢は増えます。

付属こうのメリットは、中高6年間、受験勉強にとらわれずに自分のやりたいことができます。クラブ活動にしても、勉強にしても自分でやってみたいことを幅広く挑戦することができます。

これをまず最初に考えた方が良いでしょう。将来の道筋を自分で決める段階になってから決めた方が良いと思われるのであれば、まずは受験校を選ぶ方が無難かと思います。

一方早稲田や慶應にある特定の大学に入れたい、と考えるのではあれば付属校を選択して良いかと思います。これは、お子さんの性格やご家庭の考え方によりますので、しっかりと話し合われてみるといいと思います。

得てして大学付属に入ると遊んでしまう、と考えられる方が多いのですが、そういうわけにはいきません。むしろ大学付属は大学に推薦させるために進級を厳しく管理するところがあります。例えば慶應の場合、中1から留年があり得る。そして同じ学年は2年間しかいられません。その場合は退学しなければならないので、それなりにプレッシャーはかかるようにできています。進級に関して言えば概ね受験校の方がゆるいでしょう。

だから、決して遊んでしまうというわけにはいかないのです。どちらが我が家にとってはいいか、どちらが我が子にとっていいか、をまずはじっくりと考えてみてください。

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