わからないことをごまかさない子

最後に伸びる子どもたちに共通する要素はいくつかありますが、その中で大事だなと思うのが「わからないことをごまかさない」態度です。

たくさんの問題をやり続けていると、ちょっと間違えても、「まあ、ミスだから」と流してしまう。ところが本当にわかっているか、というとそうでもない。

ところが伸びる子はここで見逃さない。というか、勉強することによって「わからない」ということが気持ち悪くなっている。

なぜ、そうなるのか。どうして、そういう答えになるのか。

疑問に思ってくると、ついほっておけなくなる。

そんな時間はない、と思われるかもしれませんが、そういうことをいい加減にしておいて勉強しても逆にザルで水をすくうようなものだから、決してできるようにはならない。

そしてまた、それが一問わかることで、いろいろ他に応用できるようになるから、やはり一問を大事にした方が良いのです。

わからないことをごまかさないと、ひとつの理解をいろいろな方向に展開できるようになるので、そういう気持ちで勉強してほしいと思います。


今日の一問(算数オンライン塾から)

11月8日の問題(比と割合の問題)

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ピークは入試日に

3年生の3学期から受験準備を始めると、すでに3年間の勉強ということになり、しかも一応のカリキュラムが5年生で終わると、1年近く復習を続けることになるので、そろそろそれも飽きてくる、というところがあります。

今すでに合格圏に入っている場合は、ここから2〜3ヶ月それをキープする、というのはなかなか大変です。

ある程度できるようになっているから、それなりにやっているものの、なかなか緊張感は生まれにくい。

一方で成績が落ちると、追いかけられる感覚が強くなるので、焦りが生まれる。

だから、今のところはまだ、追いかける気持ちでいた方が精神的には楽です。

ピークは来年の試験に合わせて迎えられるのが良い。今はまだ足りない、というところで一生懸命合格ラインに向かって努力を続けている、というので良いのです。

まだ、全然足りない、というレベルであっても、理解は相乗的に進むので、残りの時間でかなりのところまで伸ばすことはできる。

まだまだ、これからです。


今日の一問(算数オンライン塾から)

11月7日の問題(容積に関する問題)

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受験はあくまで自己目標完結で良い

私立にはやりたいが、あまりハードなことはさせたくない。しかし、先輩ママたちの話を聞いていると、そこまでやらせないといけないのか?と不安になり、中学受験に踏み出せない、というご家庭もあるでしょう。

今の環境で言えば、確かに中学受験をして、私立一貫校に進むのは情勢が許せばやはりやらせたいことのひとつです。

また当然のことながら、誰もがトップ校を狙っているわけではない。むしろ、ウチはこの学校が良い、というのは当然あるはずで、そこに向けて準備を進めれば良いのです。

塾に入ればやはり競争させられて、子どもの負担がどんどん大きくなる。その結果として子どもが自己肯定感を持てなくなるのは非常に残念です。

受験はあくまで自己目標完結で良いのです。

だから、この学校に行きたい、行かせたいというのが決まれば、別に塾の過度な競争に振り回される必要はありません。

受験勉強はすり抜けて良いのです。

我が家の受験スタイルを作って、子どもたちの負担を減らす工夫をしてください。


今日の一問(算数オンライン塾から)

11月6日の問題(規則性の問題)

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