ロークラスから脱せないなら

同じ校舎に2年ぐらいいると、あまり位置が変わらなくなる、という場合があります。

下位クラスのことをロークラスと言ったりしますが、ここでももちろん受験をしていくことはできるし、それなりに志望校を決めていけば、対応できるでしょう。

ただもう少し上位の学校に食い込みたい、という考えが親も子もあるのであれば、やはり同じことを繰り返していてもあまり展望は開けない。

やはりここでやり方を変えていかないといけないのです。

勉強の仕方を変えるといっても同じ塾ではなかなか変わらない。だから転塾をした方が良い場合もあります。

大手3塾全部回ってきた、という強者ものいますが、まあ、そこまででないにしろ、やはりやり方が子どもに合う、合わないはあるので、新6年生や新5年生のみなさんはもう一度やり方を見直してみるのも良いでしょう。

今日の一問(算数オンライン塾から)

12月11日の問題(速さ)

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自分でできる子まで

いろいろ自分で考え、行動できるという子はいます。

しかし、そういう子まで、「子どもだから」ということで、何でもみんなと同じにする必要はないのではないか?と思うことはよくあります。

本来、自分で勉強しないといけないことなので、いくら塾に行こうと、個別に先生に教えてもらおうと、本人がやらなかったら何にもならない。

逆に自分でできる、と言う子は、さっさとやって、ホントはもっと違う時間の使い方ができるはずなのです。

子どもの力に合わせてやり方はやはり変えていく必要がある。

これは成績が良い、悪いではなく、自分で考えて自分で行動できるか?ということにかかっています。

自分が合格したい、と思っているから、頑張れるところは多いので、あとはやり方をもう少し工夫する必要があるのではないでしょうか?

どんどん子どもたちの時間が奪われて、いろいろな力を伸ばす可能性が減ってしまっているように思われます。

今日の一問(算数オンライン塾から)

12月10日の問題(立体図形に関する問題)

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入試は摸擬試験ほど忙しくはない

模擬試験ははっきり差をつけなければいけないし、1つの試験でたくさんの子どもたちの成績を判定するわけですから、いろいろな要素を入れます。

したがってある意味ものすごく忙しくなる。算数の最後の問題までたどり着かなかった、とか、国語の文章を読んでいる途中で試験が終わってしまった、とかそんな話を聞きますが、これは元々ほとんどの子どもたちが最後までできるようにはできていない。

そこまでいけるのは一部の子どもたちになるように、最初から設計されている、と言ってもいいでしょう。

ところが、入試問題の場合はそうでもない。

元々模擬試験のような巨大な入試は存在しません。で、子どもたちの力は拮抗しているから、単純に差が出るということにはなかなかならない。

つまり拮抗している分、難しくしようと、やさしくしようと、量を多くしようと、少なくしようとこの部分では差が出にくいところはあるのです。

だから、内容を吟味する方向に向かいます。例えば国語で記述問題を出して、表現力を見てみたり、実験結果から考察力を試したり、みたいなことを考える。

となると、やはりある程度しっかり書いてもらわないと差がわからないから、忙しくはしないものなのです。

なので、慌てずていねいに問題文を読み、またていねいに書いていく必要がある。

ミスは差をつけられる要因になるので、落ち着いて解いていってほしいと思います。

今日の一問(算数オンライン塾から)

12月9日の問題(比と割合)

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