偏差値を上げること自体に無駄がある

志望校はあるのだけれど、まだ合格偏差値までほど遠い、というケースもあるでしょう。

あるいは成績が上がってから、志望校を決めようと考える場合もあるかもしれません。ただ上を望むよりも、今の成績をまず上げよう、とするわけですが、実はその努力が割と途方もない。

塾は今のところ、いろいろな学校のことを考えてカリキュラムや演習問題を作っています。で、クラスに合わせてやる問題は違うでしょうが、いずれにしても到達点は「全部できるようにする」ということなのです。だから途方もない。

本当は行きたい学校の入試問題ができれば良いのだけれど、いろいろな学校に通る力をつけることになっている。楽にできることであれば、それはそれで構わないのですが、みんながそういうわけにはいかない。

だから、まず志望校の合格に向けて何をすればいいかということを考えてみるべきなのです。

ところがここで大きな勘違いが存在してしまう。つまり志望校の合格偏差値を目指してしまう。

偏差値を上げるためにはいろいろなことができなければいけないのです。で、その結果として合格偏差値が存在している。しかし、志望校に合格するのにはそこまでは要らなくて、入試問題ができればいいのです。

つまり偏差値というのは、「全部できること」を前提として作られていることになるから、偏差値を上げること自体に無駄がある、ということなのです。

なので、やはり志望校を決めて、その入試問題ができるようにしていく方が道が早い。どうも、みんな遠回りをさせられているように感じられるのですが。

式を書く習慣をつける

算数はなるべく式を書くようにします。

式を書く理由は、後からその式を追っていってミスがないかどうかを確認する狙いがあります。

答え合わせをして「違う」となると、すぐに消しゴムで消してしまう子がいますが、それはもったいない。

どこで間違えたのかを式で確認してみると、自分が勘違いしたところや、ミスが出た場所が見つかる。

見つかれば、そこだけ直せばいいわけだし、それまでかけた時間を無駄にすることもなくなります。

急いで解くために多少の暗算は当然あるだろうし、式を飛ばすところもあるでしょうが、それでも中心となる式はしっかり書いておいた方が後後便利です。

特に模擬試験になってくると、自分の書いた式を確認して答えを書くという作業が必要になります。これがないとミスだらけになってしまう。

なので今からしっかり習慣にしてください。

組み分けの結果は固定化しやすい

各塾で、組み分け試験が行われて、クラスや席が決まっていきますが、だんだん固定化される傾向が出てきます。

これはある意味仕方がない部分があり、例えば上位クラスでは、基礎はある程度飛ばして応用問題をやるが、ロークラスでは基礎をがんばらなければいけないから、応用問題まで手が出ない。

結果として、差が追いつかない、というのはあるのです。

ただ、これもカリキュラムが進行していく中で、終わりに近づいていけば変わってくる。当然、先に進まなくなれば、いろいろやり方は出てくるわけです。

しかし、その前に気持ちが削がれてしまう子が多い。

「どうせ、できないから」「まあ。こんなもんでしょ」みたいな感じになってくると、あまり良い状態とは言えない。

やはり、目標に向かってがんばる姿勢を持ってもらいたいので、志望校に目標を持っていくことが大事でしょう。

ただし、志望校と組み分けをリンクしてしまうと、それも難しくなるので、別立てで考えて行くことが必要です。