過去問の勉強は難しい

塾は統一した教材を使うので、塾として過去問を扱うことはほぼない、という状況になってきました。

あるとすれば、個人でやったものを提出するか、添削するか、ということぐらいになりますが、添削もかなり時間がかかるということなので、まあ、ここが家庭に任されることが多くなっています。

だから過去問の勉強が進まない、というのはその通りで、自分でやれる子は良いが、なかなか進まないと、とっつきにくくなる。

しかし、ここが本末転倒なところで、これをやらないとできるようにならないところはあるのです。

また、過去問をギリギリまでとっておいて、直前の練習に使う指導をする塾もあるのですが、じゃあ、直前の時期にできなかったらどうするの?という疑問が残る。

やはり早くから手をつけていかないといけないのです。

ということで、過去問の勉強は以前よりもハードルが上がった感じがしますが、やはりここをがんばらないといけない部分はあるので、5年生のみなさんはそろそろやり方を考えておきましょう。

特に秋以降、併願校が決まって来ると一気にやる過去問が増えるので、第一志望屋第二志望の学校の過去問は早くスタートしないと間に合わないところがあります。


親が自信を持つ

入試を迎えるにあたって、子どもたちを支えるものは自信です。
「僕は合格する」
「私はうかる」
そう思っている子は、試験が楽しみになる。

「僕は落ちるかもしれない」
「どうせだめだ」
と思う子は、試験が怖くなります。

だから、残りの期間でやるべきは「自信づくり」なのです。

模擬試験は、併願校を決めたら、言葉は悪いがもう用はない。
最後に、「準備は仕上がった、あとは試験を受けるだけ!」
と、そういう気持ちにもっていくことが大事です。
だから、やりきることが大事。

例えば、不安なテーマがあるのなら、「これを仕上げて終わりにしよう」にする。
過去問がこのまま行くと間に合わないなら、「5年分を仕上げて終わりにしよう」にする。
「あれもやってない、これもやってない」と親が思うと不安になる。不安になれば顔に出ます。

前にもお話したとおり、子どもたちはお母さんの顔を良く見ています。お母さんが不安な顔をすれば、子どもの自信をなくすのです。

だから、残りの時間をかけて、しっかり「自信づくり」をしてください。思い起こせば、ずいぶん、お子さんはがんばってきたではありませんか。

試験前日「これで、準備は整った。あとは受けるだけね。」

とお母さんも自信をもって送り出せるように、ご自分を仕上げてください。


国語の出題者の論理

国語の問題は、著者が作るのではないので、あくまで本文を根拠として答えはアである、という論理がなければいけない。

選択肢が5つあったとして、アが答えであるならば、残りの答えは何らかの形で間違っている、ということが明確にわからなければいけない。

その考え方のひとつに「書いてない」というのがあります。

本文の論理から考えると、何となく合っているかもしれない、と思えるが、実はそんなことはどこにも書いてない。

ということが出題者の論理なのです。

書いていない以上、これは正解にはならない。

というようなことに気がつくようになると、まず、読解の答えは間違えなくなります。

その意味では出題者のつもりで考えてみると良い。

良く問題を作ると勉強になる、という話をしますが、そういう論理を考えた上で選択肢を作ったり、抜き出しの問題を考えたりすると、「こういう考え方で問題が作られるのか」ということがわかってくる。

まあ、本番でそこまで考えられる余裕があるかわかりませんが、出題者の論理を意識してみると意外に簡単に問題が解けるかもしれません。