できたはずなのに・・・

できる子はどんな塾に行っても合格する、というのはまあ、その通りのようにも思うのですが・・・。

しかし、本来できる子ができなくなるケースが最近散見されるように思うのです。

基本的にはやらされすぎ。

もっと本人の能力を引き出す方法はあったはずなのに、「あれもやれ」「これもやれ」ということでやることが一杯になり、本人の意欲がわかない。

意欲が沸かなければ、当然頭に入っていかないところはあるので、勉強しているようでしていない。

自信がないから、テストでうまくできない、というようなことが起こるのです。

本当ならもっとできるはずなのに・・・、という印象をお子さんに持っておられるお父さん、お母さんも少なくないのではないかと思います。

それはやはりやり方を考える必要がある。

本来、知らないことを知ることは楽しいことだし、問題を解くこともおもしろいはずなのに、なぜ苦しくなっているのか・・・。

いっしょに考えてあげてください。

子どもたちだけ解決できる問題ではありません。


今日の一問(算数オンライン塾から)

10月4日の問題(速さに関する問題)

1週間無料公開されています。


ていねいさを前面に

10月に入って、残り時間が気になる6年生も多いかもしれません。

しかし、あせる必要はない。これから試験までの間に、やれることをていねいにやる。

大事なのはていねいにやること。

例えば過去問をやる。わからない問題がある。解説を読んで、しっかり理解する。ということをていねいにやる。

暗記のテキストをやる。焦っていい加減に字を書いたりしない。ていねいに、トメ、ハネに注意して字を書き、答え合わせをしっかりやる。間違えて覚えていないか、確認するのも大事。

今、やっている問題は、もうこの先やらないかもしれない。

でも、その問題が入試に出るかもしれない。だったら、今、ていねいに勉強して理解すればいいのです。

で、そうなるとたくさんの問題ができない、と考えるかもしれない。しかし、ていねいに勉強しないでたくさんの問題をやっても力はつきません。

だからやれることをやろうと思えば良いのです。

最後、僅差の勝負を制すことができるのは「ていねいに問題を解く子」なので、それを今から実行しましょう。


今日の一問(算数オンライン塾から)

10月3日の問題(速さに関する問題)

1週間無料公開されています。


過去問の経過を記録する

ただ過去問をやる、点数を記録する、というだけでなく、ミスの原因や気になったところ、まだ覚えていないなあと思えるところ、そういうことをしっかりメモしておきましょう。

ただし、記録を残しておしまい、ももちろんダメです。

ちゃんと見直す。で、手を打っているか、子どもと相談しましょう。

ただやらせる、もダメ。

やることはたくさんあるので、子どもたちは「さらに増える」としか思えない。だから、何かを削って、これをやろう、という感じで進めるしかありません。

何でもやれるわけではないから、ちゃんと計画を立てないといけない。

やらなければいけないことだらけになってしまってもいけないので、しっかり、優先順位をつけていきましょう。


今日の一問(算数オンライン塾から)

10月2日の問題(規則性に関する問題)

1週間無料公開されています。