2017年筑波大付属駒場の問題です。
ビーカーA、B、Cに、水50グラムを入れて温度をはかったところすべて20℃だった。ビーカーAには水酸化カルシウム、ビーカーBにはホウ酸、ビーカーCには食塩を、それぞれ5.0グラムずつ入れてよくかき混ぜた。下の表を参考にして、以下の各問いに答えなさい。
1.ビーカーAは、白くにごってしまったがしばらく放置すると上ずみがとうめいな水よう液になった。この上ずみが水酸化カルシウム水よう液であり、生物のはいた息に含まれている気体などを調べるために使われるが、実験などで使うときには別の名前で呼ばれている。この名前を答えなさい。
2.ビーカーBは、ホウ酸のつぶがとけ残ってしまった。とけ残ったホウ酸のつぶをすべてとかすた釧こ、20℃の水を少しずつ加えていった。ホウ酸のつぶが見えなくなるまでに加えた水は何グラムですか。実験中に水の温度は変わらなかったものとする。
3.ホウ酸をとかすために、水の量をかえずに温度を上げてとかすとしたら何度でホウ酸のつぶが見えなくなりますか。
ア 20℃から30℃の間 イ 30℃から40℃の間 ウ 40℃から50℃の間 エ 50℃から60℃の間
4.ビーカーCは、食塩がすべてとけた。さらに食塩を1.0グラムずつ加えていったとき、何グラムの食塩を加えたときにとけ残りのつぶが見えるようになりますか。
【解説と解答】
1 二酸化炭素をまぜると白くにごるのですから、石灰水です。
(答え)石灰水
2 20°cで100gの水にホウ酸は5g溶けます。水は50gしかないので、残り50g加えればよいことになります。
(答え) 50
3 50gなので、表の値はすべて半分として考えます。そうすると5gを超えるのは40℃~50℃のところなのでウになります。
(答え)ウ
4 20℃ 100gの水に対して35.8g溶けます。50gの水では17.9gですから、18gになると食塩の粒が見えることになります。
18-5=13g
(答え)13
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