食塩水に関する問題

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2014年本郷中学の問題です。


いろいろな液体をプラスチック製のカップに入れ、冷凍庫で冷却する実験を行いました。
[実験]プラスチック製のカップを4つ用意しA~Dとしました。A~Cには、水を30mL入れ、Dにはしょうゆを30mL入れました。また、Aには2gの食塩を、Bには4gの食塩を溶かしました。A~Dの液体の温度がすべて同じになるまでしばらく待ち、それを冷凍庫に入れ1時間ごとに液体の様子を調べました。この中でDのしょうゆだけは24時間後も状態変化を確認することはできませんでしたが、A~Cは状態変化が確認できました。

(1)水を冷凍庫で冷却したときにおこる状態変化を何といいますか。
(2)
1】 この実験で液体の体積を正確に量り取るのに使用する実験器具を何といいますか。名前を答えなさい。
2】 室温の水を冷却して状態変化させたときと、室温の水を加熱して状態変化させたときのそれぞれの体積はどのように変化しますか。組み合わせとして最も適するものを次のア~エから1つ選び、記号で答えなさい。

(3)10%の食塩水を100gつくるときの方法として、最も適するものを次のア~エから1つ選び、記号で答えなさい。
  ア.食塩10gを100mLの水に溶かす。
  イ.食塩10gに水を加えていき、全体で100mLにする。
  ウ.食塩10gを90gの水に溶かす。
  エ.食塩10gを100gの水に溶かす。
(4)冷凍庫で冷やす前の食塩水AとBについて次の①、②に答えなさい。ただし、室温での液体の水は1mLあたりの重さが1gであるとします。
 1】 Aの食塩水の濃度は何%ですか。答えは、小数第2位を四捨五入して小数第1位まで答えなさい。
 2】 Aの食塩水10gと、Bの食塩水5gを混ぜてできる食塩水の濃度は何%ですか。答えは、小数第2位を四捨五入して小数第1位まで答えなさい。
(5)この実験で液体の状態変化が確認できた順番にA~Cを並べなさい。


【解説と解答】
(1)液体が固体になるので、ぎょう固です。
(答え)ぎょう固

(2)
1】体積を量るのはメスシリンダーです。
(答え)メスシリンダー
2】水は氷になるときも、水蒸気になるときも体積が増加します。
(答え)エ

(3)濃度は重さです。したがって90gの水に10gの食塩を入れれば10%になります。
(答え)ウ

(4)室温で1cm3の水が1gなので、水が30g、食塩が2gですから、2÷32×100=6.25≒6.3%
(答え)6.3%

(5)Aは食塩:水=2:30=1:15 Bは食塩:水=4:30=2:15
A10には10÷16×1の食塩があり、Bには5÷17×2の食塩があります。
全体の重さは15gなので、食塩は0.625+0.59=1.215gですから、1.215÷15×100=8.1%
(答え)8.1%

(6)食塩が入ることでぎょう固温度は低くなります。これは食塩水が濃いほど下がるので、水、A、Bの順になります。
(答え)C→A→B


「映像教材、これでわかる水溶液」(田中貴)

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