第151回 将来の多様性

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■ 今、受験勉強をしている限りにおいては、志望校に合格するということが大きな目標になっているわけですが、ともするとそれは「絶対踏み外せないステップ」と思いがちになってきます。自分のことならまだしも、子どものことですから、「大丈夫かしら」という不安が親はどうしても先に立ちます。したがって、もしかして踏み外すと大変なことになってしまうのではないか、というプレッシャーが出てくる。

■ 後から考えてみると、大したことではない、と考えられえるようになってくるのですが、試験前というのはそう気楽に考えられるものではなくなってきます。だから、そうなる前にやはりお父さん、お母さんは心構えを作っておいた方が良い。

■ 入試の結果というのはいろいろあります。例えば第一志望に合格する場合があり、第一志望はだめで第二志望に入る場合があり、また、第三志望に入る場合もあるかもしれない。で、それはほんのちょっとした差で起こることなのです。もしかするとある問題を読み違えたから、残念になる場合もあるし、寝る前にちょっと見ておいた地図がばっちり出た、なんてこともあり得る。

■ でも、問題は入った後なのです。どの学校に入っても、そこから勉強もし、部活もし、友達や先輩・後輩ともいろんな経験をした上で、成長していく。その場所がことばは悪いがたまたまそこに決まった、ということに過ぎない。そこからいろいろな可能性が生まれるわけだから、「絶対踏み外せないステップ」であろうはずがない。

■ どこへ行こうと、来年の春には新中学1年生となるわけだから、それを応援する気持ちで今も応援すればいいのです。決して自分を追い込まないように、注意してください。

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