戦わせる塾での戦い方

塾にもいろいろ塾風があるというお話をしました。

で、戦わせる塾でどうやって勝てばよいのか?ということなのですが、戦わせる塾というのは今に始まった話ではなく、面倒見は基本的に良くないのです。

だって戦わせて、勝ち残り組をさらに学校別で戦わせて力をつける。基本的に戦わせることが塾の役割になっているからです。

だからそこで勝ち残るためには、子どもがまずちゃんと自分で勉強できるようになっていないといけない。ここで「勉強しなさい」と言われていろいろバトルをやっているようでは勝てない。元から自分でどんどんやるような子でないとあの量はこなせないでしょう。

うまくいかなければ個別指導を頼む、家庭教師を頼む、ということなのでしょうが、親がしっかりフォローをしていくという方法も当然あります。ただ、それなりに今子どもがやっている勉強の内容をつかんでいないと、うまくいかない。子どもが何に困り、何がわかっていないのか、フォローする側がしっかりつかんでいないと無駄なことがさらに増えてしまうからです。

家庭がそこにパワーをかけるということであれば、勝ち残れるチャンスは当然あります。戦わせる塾はある意味そこに期待しているともいえるわけです。

ただ、誰もができるかと言えばそうではない。

で、そういう場合にもうひとつ、手をかけてくれる塾があるわけで、そういう塾の先生はよほど戦わせる塾よりも面倒見が良いのです。戦わせる塾はシステムができているので、そのシステムに乗って行ける子どもたちには便利でしょう。しかし、そうでなければむしろ先生が手をかけてくれる方が親としてはありがたい。

うまくいかないな、と思ったら、それはシステムに乗れなかっただけのことなので、その子の精神的な成長とシステムが合わないだけの話。

子どもたちの精神的な成長は少しずつしかし確実に進歩していくので、それを見守って力を伸ばすシステムに変えれば、それはそれでうまくいくはずですが、まあ、なかなかそう思いきれないのでみんな困る、という話かもしれません。


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親がやる限り、子どもは自分でやろうとしない


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第523回 時間管理の主権は、子ども、親、どっち?

■ ある先生は、「受験生なんだから子どもがしっかり自分の時間を管理していかないといけない。だから時間管理の主権は子どもに持たせなければいけないのです。」と言われます。ところが親の立場からすると「そんなことしてたら、ウチの子はずっとゲームしてばかりになる。そんなことでは宿題すら間に合わない」ので時間管理の主権は親が持つべきだと考えます。

■ これ、どちらも正しいのです。確かに受験生の意識として自分で自分の時間を管理できるようにならないといけない。ただこれは精神年齢の高い子でないとなかなかできない。今の子どもたちは大人がいろいろ手を出しているので、まだまだ幼い。幼い子は、自分のやりたいことに優先順位が来るから勉強まで手が回りません。

■ しかし、親がすべて管理しようとすると、成長途上の子はいろいろと反発が始まる。それを力で押さえつけようとすればいろいろバトルが展開する。子どもだから親の言うことは聞くべきだ、はダメです。今の時代は明確にハラスメントになる。

■ ではどうするのか?

■ 親が基調を考えつつ、最終的に子どもが自分で決めるように仕向ける、ということです。ここで当然またいろいろあるでしょう。ただし、ここで親がとらなければいけない態度は一つ。「あなたが決めたのだから、結果苦労してもあなたが自分でがんばりなさい。」です。例えば勉強する時間になった。本人と話し合って、ここは勉強することになっている時間です。「勉強する時間になっているよ」とは言う。しかし、それ以上やらなくても、それは仕方がない。そこでいろいろバトルが始まれば親子関係が崩壊します。

■ 親子関係は崩壊させてはいけません。これは絶対、親も子も守らないといけないこと。家族として生活しているのだから、そこはもちろん優先しないといけない。土台、中学受験はみんながやらなければいけないことではないのです。

■ で、最終的に子どもはその子、その子の成長度合いによっていろいろ変わってきますから、それを見ていることが大事。ただ、精神的に大人にしていくために、いろいろ自分でやらせるようにしていくことを忘れないでください。

■ 朝、自分で起きない子に時間管理をさせるのは難しい。だから親がやる、ではなく、まず自分で起きるようにすることが必要なのです。


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塾風

塾にも過保護な塾と戦わせる塾があります。

過保護な塾は、勉強しない子を塾に呼んで勉強させる。家で勉強しなければ空いている教室に入れてフォローする。手取り足取りという感じでしょうか。

一方戦わせる塾もある。

用意するのは試験の場。教材はみんなに与え、もちろん講師が教えるが、宿題をやろうが、やるまいがまったく講師は無関心。

カリキュラムを淡々と進めていくだけ。そして組み分けテストをして、数字通りにクラスを並べる。当然、やらない子は下のクラスに集まるでしょうが、そういう子たちは塾を支えてくれればいいのであって、あとは実績をあげる上位の子に力を入れればいい、というやり方をする塾。

結論としては、戦わせる塾が実績を上げるように見えます。

しかし、戦わせる塾で下のクラスにいるのも、そこから脱する芽がない。

実績のある塾にいても、うまくいかないパターンはたくさんあるので、そこを工夫する必要があるのです。


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