第553回 この時期、字がきれいになる子は受かりやすい

■ この時期、だんだん書いている字がきれいになってくる子がいます。

■ それだけていねいに解こう、ていねいに書こうという意識がついてきている証拠。だいたいこういう子は合格しやすい。本当は必ず合格する、とすら言いたいぐらいです。

■ 入試というのは僅差の勝負ですから、みんなができない問題ができるから合格するのではないのです。みんなができる問題を間違えないから合格する。

■ その意味ではいかにミスを減らせるか、という課題に真剣に向き合っていくことが大事。

■ 問題文の条件に引く下線もただ、引くだけではだめ。問題を答えるとき確認して、初めて効果が上がるのです。


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逆転はなぜ起こる

僅差の勝負ですから、逆転はいろいろな形で起こります。

例えばやさしい第1回の試験に落ちて、難しい第2回の試験に合格したとか。

あるいは1日目の学校で落ちて、2日目の難しい学校で合格したとか。

こういう逆転はもともと僅差の勝負なので、その日の出来で大きく左右されるからです。一発勝負ですから、複数回試験をして常に合格するのは合格者のおよそ3分の1。

3分の2は入れ替わる可能性が高い、と言っても良いかもしれません。

だから気持ちが切れないことが大事。そのためにまず1校合格を取る、というのは大事な戦略なのです。

1つ行くところができれば、家族も本人もプレッシャーから解放され、後は上げるだけ、みたいな気持ちで次の試験に臨める。

なかなか難しいところではあるのですが、例えば東京・神奈川の受験生は2月1日で合格を取って2月2日以降で挑戦していく、というスタイルの方が本当はやりやすい。

しかし2月1日に軒並み第一志望校が並ぶので、まあ、なかなか難しいところになるわけです。

なので、2月2日夜までに1校を取る、ということをひとつの戦略としてスケジュールを考えていくと良いでしょう。

下げるべきは下げ、上げるべきは上げる、メリハリをはっきりつけておくとうまくいきます。


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自分で勉強する力はすでに持っている

子どもは自分で勉強すれば、それなりにちゃんとできるようになります。

問題はその力をどうやって引き出すか、だけなのです。

もちろん、そこに塾の先生やあるいはシステムが貢献することはあるでしょうが、しかし、いったん引き出されたら後は本人の勝負であって、合格ラインまで頑張りきれるかどうかにかかっている。

その意味ではまだまだ多くの子どもたちに合格の可能性がたくさん残されていると思っています。今の成績がどうであろうと、全然できないと思っていようと、その流れがどこかで変われば、合格に向けて突き進めるようになる。

問題はそれをどうやって引き出すか、ということであり、それは「勉強しなさい」と言うことではありません。

もうだれもが自分で勉強する力を持ち合わせているので、あとはそれをしっかり引き出してあげることが大事です。

本人が結果を恐れず、最後の最後までしっかり頑張り切れるように応援するには、どうすればいいのか。

ここが最後の知恵の絞りどころです。


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